goo blog サービス終了のお知らせ 

「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

鴨緑江を挟んで競い合う中国の高層ビル街と北朝鮮の新築高層住宅<2025・04・15

2025-04-15 13:50:57 | 中国と東アジア

※このブログ(gooblog)は、Hatena・ブログに移転します。
10月までは、継続予定ですがその後はHatena・ブログをご覧ください。
全部、転載の方のブログ
『「北の山・じろう」日記(旧goo blog) 』
https://point-site-play.hatenadiary.jp/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

北朝鮮、中国景観に対抗心 国境・鴨緑江沿いの老朽家屋を高層住宅に一新
2025/4/14 21:40
https://www.sankei.com/article/20250414-Z4AB4CLZQVLZBORU2JVFWLGNUI/

(記事から引用)
 北朝鮮が、昨年7月に大規模な洪水が発生した北西部新義州周辺の景観づくりで中国への対抗心を示している。鴨緑江を挟んで対岸にある中国遼寧省丹東の高層ビル街と競うように、一時浸水した川沿いの老朽家屋を短期間で高層住宅に一新。14日も大勢の労働者たちが作業を続けていた。

 北朝鮮の朴泰成首相は2月上旬、この地域で同国最大規模の温室農場の着工式を開いた際に「鴨緑江の対岸(中国側)に社会主義の真の姿を示す」と宣言。国境沿いの開発を巡り中国と張り合う姿勢を見せた。
(引用終わり)


 

洪水の前は、オンボロ家屋が並んでいたようです。洪水で被災したので北朝鮮も中国に威厳を示すために高層住宅を建設したようです。
どっちの国でも昔は、この付近は辺鄙な田舎だったと思うんですが。
中国側では、高層ビル街になっていて、北朝鮮側では新築の高層住宅街になりました。
中国の不動産バブルは、ここまで及んでいたんですね。中国側は、どの程度入居しているのか不明です。

北朝鮮側は、近隣の住民が入居しているようで夜、明かりが沢山点灯しています。

北朝鮮と中国の関係は、微妙なものがあります。
北朝鮮は歴史的に中国の傀儡政権が作られたり、時代によっては中国に支配されていた時期もあります。
だから中国に対する警戒心が非常に強く、中国と表面的には友好関係がありますが、実際には仲がいいとは言えません。

だから北朝鮮にとっては、ウクライナ紛争のおかげで得られたロシアとの広範囲な提携関係は、願っても無い事だろうと思います。砲弾やミサイル、武器を大量にロシアに売却して得た資金や技術支援は、北朝鮮を大いに助けたと思います。ウクライナ紛争が長引けば、北朝鮮が儲かる構図があります。

それなのに日本政府は、せっせとウクライナを支援しています。
ロシアとの関係は、悪化しています。
国益など全然、考えていないんでしょうね。

ともあれ、こんな所に立派な高層ビル街があり、高層住宅が立ち並んでいるのには、驚きました。
(記事に写真が複数あります)


中国経済は「不動産バブル崩壊」から「デフレ・マインド」へ(真壁昭夫)<2025・01・16

2025-01-16 19:25:50 | 中国と東アジア

Newsweek
内幕を知ってゾッとする...中国で「60円朝食」が流行する深刻なワケ
2025年1月16日(木)09時34分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/01/532175_1.php

Newsweekの記事は怪しいのもありますが、DIAMOND Onlineからの転載記事で、筆者も名の通った経済学者(真壁昭夫)です。
日本もかつて巨大バブルが崩壊して長期低迷に陥り、今もそこから抜け出したとは言えません。
残念ながら少子高齢化の影響が加わって、そこに有効な政策を出すことが出来ません。
ゼロ金利と資金を大量に市場に出すことで胡麻化そうとしましたが、本来の原因(少子高齢化)への有効な対策がありませんので経済は低迷したままです。

中国は経済規模が大きいだけにバブルの規模も巨大です。
『習近平国家主席の下、政府は金融緩和や景気刺激策を加速させているものの、住宅在庫の処理には「140兆円を上回る資金が必要」と指摘されており、暗いトンネルの出口は見えない。』
経験的に考えると、これは入り口であろうと思います。

以下は省略します。記事を読んでください。
筆者の結論
『このままでは、景気の低迷は長引き、支出を抑え低価格のモノやサービスを買い求める「デフレ・マインド」が社会に浸透するだろう。中国経済は、わが国が経験した長期低迷の暗闇に、足を踏み入れつつあるように見える。』

これは、余り日本にとって喜ばしいことではありません。
https://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country.html
2021年のデータですが、日本の輸出入の最大の相手国は、中国です。
輸出に至っては上から順に・・・
中国>アメリカ>台湾。韓国>香港
この上位5か国で58・2%を占めています。
全部、東アジアです。これらの国々が風邪を引くと❓
日本は、急性肺炎でしょうね❓

結局のところ、日本は中国とアメリカに頼りきりです。
もう少しアジア市場に出ていけないかと思いますが、韓国や中国に競り負けています。
ほんと!ダメな日本です!
中国とアメリカに逆らうと、飛んでもないことになるんだから❓

ベトナムがロシアから原発を導入して、貿易額も拡大しています。
ベトナムは、日本の原発を導入したがっていたんですよ。
日本が原発事故後、躊躇したのでロシアからの導入を決めた経緯があります。
何というのか、賢くないように思えませんか❓
そうかと思うと、USスチールの買収で日米政治問題化したり・・・


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


韓国の「戒厳令」布告問題の裏側にあるのは❓(北朝鮮の左派工作)<2025・01・14

2025-01-14 20:08:52 | 中国と東アジア

どうも、今一つ納得のいかない韓国の「戒厳令」布告問題。
日本のマスコミは「民主主義が勝利して良かった」と、大体こんな論調が多かったように思います。

産経新聞 2025/1/13 20:37
『「困った時の友が真の友」岩屋外相のソウル訪問を韓国側評価 日韓外相会談で協力関係確認』
https://www.sankei.com/article/20250113-AKA4LIVCNRIVPHYHN2NBYXBLW4/
時事通信 2025年01月14日07時06分
『日韓連携に不透明感 政治混乱、トランプ政権控え』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025011300300&g=pol

日本政府は、大統領派を支持したのと同じです。マスコミの論調を見ると、「なんか、おかしくね❓」と思いませんか❓
隣の韓国の事すらロクに知らない日本のマスコミの「音痴」ぶりが見えてきます。

そもそも尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が戒厳令の布告を決意したのには、相当の理由があったと思います。「戒厳令しか手段がない」と考えたのでしょうね。
その理由は、2024年4月の韓国議会選挙にあります。
『国会議員選挙は野党が勝利、尹政権は苦しい政権運営続く(韓国)』
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/04/b3b5a646c3048334.html
300議席中、与党「国民の力」は108議席の獲得に終わり、野党勢力が圧倒的多数を占めるに至りました。以後、韓国国会は空転が続き、野党勢力は与党派閣僚などへの「弾劾決議」攻勢をかけています。
ほとんど、国会野党勢力と大統領府の政治闘争になっていました。
これだけなら、よくある捻じれ国会でまあ、それほど問題があるとは言えないでしょう。
ところが❓

時事通信
『北朝鮮、反日感情を扇動 韓国内秘密組織に指令文』
2025年01月12日19時02分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025011200296&g=int

記事を読むと分かりますが、北朝鮮は相当労働組合を始めとする左派勢力に浸透しています。当然、その影響は一部の野党議員にも及んでいることは、容易に想像できます。今は、連絡手段がメールなどの電子媒体になり、余程確かな証拠がない限り、国会議員に対する強制調査には踏み切れないと思います。「怪しい!」と疑われている野党議員は、結構いるのではないか・と思います。

韓国で左派勢力が一定の支持を得ているのは、軍政から民政に移行する過程で左派が果たした役割が大きいからであろうと思います。
【光州事件】1980年5月
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

韓国の人々にとっては思い出したくない悲惨な過去です。このような事件を経て韓国の民政移行が達成されました。
この時の舞台が、全羅南道です。今も左派勢力の牙城です。
一方、軍政を行ってきた保守派の地盤は慶尚道大邱広域市です。朝鮮戦争当時、臨時首都になった保守派の牙城と言えます。当然、知日派・親日派の多い土地柄です。
産経新聞 2016/5/29 11:15
『日本の蔑称・倭館がなぜ地名に残っているのか? その歴史を紐解くと驚きの事実が…』
https://www.sankei.com/article/20160529-UONSMOKDQNK2DGOBDGDEDVRYOA/

だから韓国左派は、極端な反日政策に走るケースが多いです。それで支持率を増やします。
一方、保守派の代表的な政策は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がその好例だと思います。
親日・親アメリカを外交の基本として、北朝鮮と対抗しようという考え方です。
つまり、今の韓国政府を支えると言うことは、保守派を支える意味があります。

このまま大統領選に突入して左派系の大統領が誕生すれば、韓国は大統領、議会とも左派が占めることになります。当然北朝鮮の影響の大きい政権になります。
反日・反米、親北朝鮮色の濃い政権になると思います。
例えば、米軍基地の追い出し運動でも始めたらどうなります❓

韓国の激しい反日運動の陰には、北朝鮮がいます。それを実行するのは韓国の左派勢力です。
東アジアの安全保障にも好ましくありません。
普通に考えるなら、アメリカ・韓国・日本は3か国安全保障条約を結んでも、全然おかしくありません。むしろ、そうするべきでしょう。それを妨害してきたのが、北朝鮮の影響を受けている韓国の左派グループまたはその一部です。
韓国の左派グループが、がちがちの政権を樹立するのは、日本の安全保障にとっては最悪に近いことです。

【日本のマスコミは「民主主義が勝利して良かった」】
などと単純に喜ぶべき場合ではありません。反対に左派が、がちがちの政権を作る方を心配するべきです。
そうなれば、更に北朝鮮の影響が強まるでしょう。左派政権が長く続けば、北朝鮮と一体化する恐れまであります。特に保守派の韓国人には、想像もしたくない世界だと思います。

その際どい政治状況に韓国は、置かれていると認識するべきでしょう。
当然、日本政府はそれを認識していると思います。

共産主義には、日本で一番厳しい産経新聞。2025/1/12 13:00
『「韓国の成熟した民主主義」トンデモ幻想を振りまいてきた日本のメディア 室谷克実』
https://www.sankei.com/article/20250112-NJNODUQLXNEMDO3SEZPOUT45VI/?outputType=theme_weekly-fuji

なるほど、産経新聞が必要な場合があることが分かりました。
この記事の主張の通りだと思います。

※更に言うなら❓
北朝鮮は、軍事境界線に沿って塹壕を掘り地雷を埋めています。
これが単に防御だけを目的としたものであるとは限りません。
相手が戦争の準備をしているようなら、細心の注意が必要だと思います。
左派を利用して韓国の政治空白を作り出し・・・
何事かを意図しているのであれば❓

朝鮮半島からキナ臭い臭いが漂ってくるように感じます。
台湾より余程危ないと、個人的には思います。


現代のシルクロードは、「鉄の道」中国~キルギス~ウズベク路線着工<2024・12・31

2025-01-13 11:21:59 | 中国と東アジア

AFPBB 2024年12月28日
『中国~キルギス~ウズベクを結ぶ新路線、着工』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556188

建設区間は、中国新疆ウイグル地区カシュガル~キルギスのジャララバード~ウズベクのアンデイジャン
総延長523km、中国区間155km、キルギス305km、ウズベク63km

中国からヨーロッパ方面に行く鉄道は、現在はカザフスタン経由です。
ところが線路の幅が違います。カザフスタン側1520mm、中国側1435mm(標準軌)
これは相手国の軍事の運航を妨害するために隣国とのレール幅を変えるためです。
だから、一々乗り換えや積み替えが必要です。輸送効率は大幅に低下します。
カザフスタン側が、軌道幅の変更に応じなかったのだろうと思います。

新規に建設すれば、この問題は解決します。そのために中国がキルギスとウズベキスタンに働きかけて、今回のプロジェクトが始まったのであろうと思います。

現代版のシルクロードは、鉄の道と言うわけです。
地図を見るとウズベクのアンデイジャンは、キルギスのすぐ西隣です。ほんの途中駅にすぎません。
この先のルートは、これから関係する周辺国と話し合って決めるのだろうと思います。
その先にカスピ海があります。カスピ海の北回りのルートになるか南回りのルートになるかで、周辺諸国は大きな利益を得たり、得られなかったりします。

もし平和な時代であれば、北回りでウズベク~カザフスタン~ロシア南部~ウクライナ~ポーランド~ドイツ~フランスと鉄道は伸びると思います。戦争がなければ、このルートが優先されるでしょうね。しかし、今はリスクがあります。

南周りのルートは、ウズベク~トルクメニスタン~イラン~トルコ~バルカン半島

※ここにアフリカとの関係も影響します。
シナイ半島~エジプト経由~南アフリカ
シナイ半島は回避してイラン~イラク~サウジ~イエメン~アフリカのジプチ~南アフリカ
このルートは、イエメンがネックになります。
しかし中国は、このルートに備えてジプチに海軍基地を設けています。

アフリカまで考えるとカスピ海南回りルートを優先的に考えているのかもしれません。

中国の長期計画は、遠大でしょう❓
太平洋で中国封じ込めなど考えている某A国と某N国の構想の小さすぎが分かると思います。
東を封じたところで中国の経済圏と政治力は西に延びていきます。

だから❓
中国と軍事力で対決しようなどと考えるのは、バカの極み!
(世界地図を見て考えろ!)
これは難しいことでも何でもありません。そこら辺のニュースのキレッパシを読んで地図を見て考えれば誰にでも分かります。
おっとっと❓


韓国:務安空港での旅客機事故と「2009年ハドソン川の奇跡」<202412・30

2025-01-13 11:12:19 | 中国と東アジア

2024年12月29日、韓国の全羅南道の務安空港で旅客機のトラブルがあり胴体着陸を試みましたが、失敗して壁面に激突して機体は壊れ炎上しました。179人が死亡して2人だけ救出されるという痛ましい事故が起きました。
哀悼の意を表しお悔やみ申し上げます。

事故の経緯は今後の調査で明らかにされると思います。
今分かっているところではバードストライク(鳥の衝突)で右エンジンは炎が見えて爆発音が聞こえたと言うことですから片側エンジンは故障していたと思います。2回目の着陸に入ったところで車輪が作動しなかったようで瞬間的に胴体着陸を試みたようです。
機体はコントロールを失い滑走路を外れて、壁に激突し機体が破壊され炎上して、火の回りが早く乗客は脱出できなかったようです。千切れた機体尾部に残っていた客室乗務員2名だけが救出されたようでした。機体が高速で地上滑走中ですから出来ることは何もありませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウイキペデイア【USエアウエイズ1549便不時着水事故】

https://ja.wikipedia.org/wiki/US%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA1549%E4%BE%BF%E4%B8%8D%E6%99%82%E7%9D%80%E6%B0%B4%E4%BA%8B%E6%95%85
私が直ぐ思い出したのが、2009年1月15日米NYで起きたハドソン川旅客機不時着(水)事故です。
この時は、更に条件が悪くバードストライクで両エンジンが故障し、惰性で飛んでいる間に着陸しなければなりませんでした。
この時も最初は、空港に戻ることを選択しました。しかし状況を判断した結果、空港に戻るのは無理だとし、ハドソン川への不時着を即断しました。トラブル発生から着水まで約3分です。ウイキペデイアの略図を見ると分かりますが、エンジンが停止ている機体は、このコースを飛ばないと地面に激突していたと思います。
機長は、57歳の元米空軍大尉のチェズレイ・サレンバーガー氏です。

旅客機は時速270kmで水面に接水し、無事不時着水に成功しました。
水の上だから助かったのではありません。この速度では衝撃は地面も水面も同じです。
操作を間違えれば「墜落」になります。墜落になれば助かる可能性は、ほぼありません。
墜落と不時着の違いは、機体のコントロールが出来ていたかどうかです。コントロールを失えば撃墜。コントロールを保って接地(接水)すれば不時着です。
ハドソン川のケースは、コントロールを失わず接水していますので、不時着です。
その後、水面の摩擦で停止して乗客乗務員は、無事機外に脱出することに成功して被害者はありませんでした。
これは機長のお手柄です。元米空軍の熟練パイロットだから瞬間的に正しい方法を選択し、難しい不時着を成功させたと言えます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は、務安空港の周囲は、海だらけです。
そして片側とは言えエンジンが作動していました。すぐ近くの海に飛行して不時着(水)が出来る時間的な余裕は十分ありました。ハドソン川のケースとほぼ同じと言えます。
海であれば少々どっちにずれようと周囲に障害物はありません。
飛行機が停止するまで海面を惰性で滑走すると思います。(ハドソン川では、そうなっています)

今回のケースでは、2回目の着陸の時、車輪が出ていないようなので異常を示すランプが点灯していたと思います。着陸を諦めて、もう一度上空に戻るべきでした。高度を取って機体を安定させて、それから考えれば、あるいは海に着水することを思いついたかもしれません。ハドソン川のケースよりは、時間的な余裕はかなりあると思います。飛行機は飛んでいれば、とりあえず安全だと言うことを思い出すべきでした。片側エンジンが動いていれば、かなりの時間飛んでいられます。
そう考えて決断すれば、多くの乗客と乗務員は助かった可能性があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

機長が悪いと言っている分けではありません。
危機管理の問題を言っています。
バードストライクは、かなりの数が起きています。起きるのは、ほとんど離着陸時です。
離着陸の時、バードストライクでエンジン停止や機体の不具合(車輪が出ないなど)のケースを想定して、シュミレーションを行って準備しているかどうかの話です。これは航空会社が行うべきことだと思います。

そのような危機管理が、されていたのかどうか❓
また、日本の航空会社では、どうされているか❓
凄く、気になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
産経新聞 2024・12・30
『空港、鳥衝突の可能性大 韓国機事故、調査本格化』

記事によると韓国の空港のバードストライク(鳥との衝突)発生確率
金浦空港0・018%、済州空港0・013%、務安空港0・09%

そもそもバードストライクの発生確率が高い空港です。
鳥を追い払う係は4人で、主要空港と比較すると手薄。
空港は、渡り鳥が飛来する水辺に近い。

空港施設管理者の問題もあるようです。
しかし、航空会社やパイロットにバードストライクも当然ですが、離着陸時のアクシデント発生に対する危機管理対策が、より求められると思います。今回の事故では、空港ではなく海での不時着を選択できていた可能性が大きいからです。

※国土交通省のデータを見ると、羽田空港は日本国内では飛びぬけてバードストライクが多く発生しています。
やはり水辺にあるから渡り鳥の飛来が多いのでしょうね。対策は色々しているようですが限界があるようです。
だから確率は低くても、バードストライクは必ず起きると言うことです。
幸運にも羽田空港では、これまでは鳥がエンジンに飛び込んでエンジン停止になる事故は起きていないと言うことのようです。
「起きた時どうするか」の対応マニュアルは、準備しておくべきでしょうね。


中国の電源構成の変化<2024・12・13

2025-01-13 09:24:41 | 中国と東アジア

なぜ、こんなことを書くかと言うと、ここ数年時事日記を書くために外国メデイアの記事を毎日見ています。AFPBB(フランス通信社)には中国関係の記事が多いです。やはり目に留まるのは、自然エネルギー発電設備の完成に関する記事がやたら多いです。毎年、中国全土で大規模な自然エネルギーの発電所が沢山完成しています。それでも中国政府の目標には到達していないようです。これが出来るのは中国が共産主義の国だからです。資本主義の国なら、まず用地取得の段階で行き詰まるでしょうね。

自然エネルギー財団 2023年11月6日
『中国における電力部門の低炭素化の動向』
『遂に自然エネルギー発電が火力発電を超えた』

以下抜粋(詳しい内容は記事を見てください)
2012年          2022年
石炭火力758GW66%    1120GW44%
その他火力58GW5%     168GW7%
原子力13GW1%      56GW2%
水力249GW22%      414GW16%
風力61GW5%       365GW14%
太陽光3GW0・3%      393GW15%

約10年で劇的に変化しています。10年前は発電の主力だった石炭火力が66%⇒44%と劇的に低下しました。
代わりに自然エネルギーが、全体の47・3%にまで増えました。
当然、これは大気汚染の改善や自然環境保護に大きく貢献しています。
中国もかなり原発を増設していますが、それでも2%でしかありません。

このような自然エネルギー開発が出来るのは、中国が広大な国土を持ち未利用の砂漠や山間僻地が多いからです。日本が、これを真似しようとしても無理だと思います。

「出来ないから無理です」ではダメですね。中国と国土環境の違う日本で、「どの電源を増やせるか」と考えるなら普通に原子力に行き着きます。そして原子力発電の比率を引き上げれば、化石燃料の購入代金も減らせますし、安定した電源です。
このようなエネルギー-政策を考えるのが国の仕事です。しかし、政府に任せておいてばかりでは先には進まないと思います。
官民挙げて安全性の高い建設コストの安い新型の原発の開発に取り組むべきだと思います。新しい原発では100年燃料交換不要の原発まで考えられています。1970年代の旧式の原発でも60年程度の利用をしています。当初の耐用年数の2倍です。
仮に少々建設コストが高かろうと100年~150年の耐用年数の原発を開発すれば、十分トータルコストの安い電源として利用できると思います。そして、それは輸出できます。

中国と同じようには出来ない。
じゃあ、日本は何が出来るのか❓
ここを考えるべき時でしょうね。
ここを失敗したからドイツ経済は低迷期に入りました。
「ドイツの脱原発の大失敗」をよく学ぶべきだと思います。
「脱原発」=「亡国」
大体、この程度に認識しておけば、大きな間違いはありません。

それにしても国土が広いと言うことは、うらやましくもあります。

AFPBB  2024年12月23日
『貴州省の火力発電ユニット容量、44%以下に減少』

2024年12月21日
『世界最大の「砂漠・ゴビ・荒地」太陽光発電プロジェクトが送電開始』
タクラマカン砂漠

2024年12月20日
『太陽エネルギーで海水から水素製造』
山東省青島市

 

※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


北朝鮮の「地方発展20X10政策」について<2024.12.21

2025-01-13 01:57:34 | 中国と東アジア

読売新聞 2024・12・21
『金正恩氏、地方産業政策が不十分だったと「反省」・・・「人民たちに申し訳ないと思っていた」』

北朝鮮がミサイル開発と核爆弾開発に全力を上げていた理由は、イラク・リビア・シリアの運命を見れば分かります。イラクにもし核ミサイルがあれば、あれほど簡単にアメリカが戦争を仕掛けることは出来なかったでしょう。世界最強の軍事大国のアメリカの侵略を防ごうと思うならミサイルと核爆弾の開発、そして大陸間弾道弾開発は不可欠でした。それを自力で貧しい北朝鮮が成し遂げたのは、立派だと思います。北朝鮮より遥かに国力のあるイランですら出来ていないことです。少なくとも、これでアメリカが気楽に北朝鮮潰しをすることは、無理です。韓国と日本が核ミサイルで壊滅するのを覚悟しなければ、出来ません。

大型の兵器の開発は、一段落しました。
そこで今年は北朝鮮は、対外政策を大きく変更しました。長年の悲願の朝鮮半島統一を放棄しました。韓国は、北朝鮮の「第1の主敵」に指定されました。「アメリカが攻めてきたら韓国に核ミサイルを撃ち込むぞ!」という予告のようなものです。
これまでは、「ソウルを火の海にする」でした。韓国は北朝鮮を挑発するのは、止めるべきでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
軍事面は一段落したので、次は民生面の向上です。
これまでは、産業面では発展がありません。やはり資源や資金を軍事に集中してきたからです。
今年、地方経済の振興策として打ち出したのが、「地方発展20X10」政策です。
今後10年間、毎年地方に地場産業の工場を20か所建設しようという計画です。

記事の中では、「反省・・・」についても触れています。
軍事を優先して民生を後回しにしてきたことは、十分認識しているのだろうと思います。
原爆を作り大陸間弾道弾を作れる国が、本気で産業開発をすればそれなりの成果は上がるだろうと思います。
それは北朝鮮国民の生活レベルが向上することでもあり、朝鮮戦争の危機はその分少なくなるだろうと思います。

日本人や韓国人拉致事件については追及するべき問題ですが、北朝鮮が軍事的に対外膨張政策をとったことはありません。南北朝鮮統一を目的にしていた期間は、去年まで続きました。これは民族の統一であり対外膨張政策では、ありません。
その意味ではロシアよりは、遥かに軍事的脅威は少ないと思います。
北朝鮮よりは、中国とロシアの方が、よっぽど危ないです。
敵は少ない方がいいですから、北朝鮮敵視政策は止めた方がいいでしょう。
「敵でも味方でもない隣人」程度がいいように思います。

北朝鮮にしても仮に外国の手助けを求めるにしても、中国や韓国は拒否すると思います。アメリカなど米帝です。ロシアとともに戦う天敵です。
意外に国際環境が許せば、日本に支援を求めるかもしれません。これは、ロシアについても同じです。本音は日本企業に進出してほしいでしょう。ロシアも欧米は、こりごりだと思います。といって全部、中国も避けたいと考えているでしょう。

近隣諸国と敵味方の関係を作らず、出来ればよい関係に持っていくのは、日本にとっての最大の安全保障と言えます。
それだけでなく、近隣での紛争防止に貢献することも大切です。
軍備を増強したところで、日本が敵に回そうとしているのは世界第2と世界第3の軍事大国です。
武力でどうにかしようというのは、土台無理な話です。太平洋の向こうの軍事大国は、時々梯子外しをやります。
都合が悪くなると逃げ出します。それほど、当てになる相手ではありません。

ウクライナを見ていれば分かるでしょう❓
散々、便利遣いして代理戦争をやらせておいて勝てそうもないから停戦になりそうです。
ウクライナが得るものは、死傷者多数(推定50万人以上、総数不明)深刻な国土破壊と重要工業地帯と地下資源の喪失。戦後補償は勝てないから「ナシ!」。加えて返済不能の借金の山!

代理戦争をやれば、こうなります。
某●メリカ大親分は、冷たいですよ❓
親分が代替わりしたら不良債権の切り捨てに動きそうです。
おっとっと❓❓❓


韓国、「戒厳」騒動の続報⇒大統領・弾劾訴追案が国会で成立する見込み<2024・12・06

2025-01-12 01:02:12 | 中国と東アジア

時事通信
2024年12月4日
『勝算なき「非常戒厳」で政権窮地 打つ手なし、保守層離反もー弾劾訴追に現実味』 
2024年12月6日
『戒厳司令官も「知らなかった」 国防相ら少数で決定かー準備不足のまま暴走・韓国』 

戒厳司令官の朴陸軍参謀総長ー国会国防委員会
「(大統領)談話を見て戒厳が宣告されたことを知った、内容は知らない」
「戒厳令布告の内容を誰が作成したか分からない⇒自分は関与していない」
「国防省から発表をせかされたため、布告文を公表した」
4日に辞意表明

戒厳宣告に事前に反対
⇒韓首相、外相、国家情報院長、与党「国民の力」代表
(一応、閣議には図ったらしい)
金国防相が主導して少数が強引に発令したらしい

読売新聞
2024・12・06
『韓国の陸軍参謀総長「戒厳令は布告で知った・・・戒厳兵の国会侵入は国防相が主導と証言』

金国防省次官と陸軍参謀総長
事前の相談はなく、金国防相がほとんどを主導した
武器について
次官>実弾支給はなかったと聞いた
総長>知らなかった
(兵は、空砲弾と模擬弾しか所持していなかった)

⇒その後、金国防相は内乱罪で告発される。出国禁止

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記事を読んでみても何故、何のために戒厳令を発令したのか分かりません。
しかも国防相が献策して大統領が同意し、事実上一人で取り仕切ったようです。
国会に派遣された兵士250名以外に、どこの部隊が行動したのか、しなかったのかも分かりません。
【なんちゃって「戒厳」】【やるだけ、やってみる戒厳】
そもそも計画性もなく、上手く行ったら儲けもの的にやってみたようです。
死人が出ないように、派遣した兵士には実弾は持たせなかったようです。
これも誰が、そう命令したのか分かりません。

時事通信、今日の9:35速報
「韓国与党代表は、大統領の迅速な職務執行停止が必要だ」と表明した

誰が、どう考えようと尹大統領は正常な判断能力があるとは思えません。
一応、与党は国会に提出されている弾劾訴追案には党として反対を表明していました。
しかし「大統領の職務権限停止」には国会での弾劾訴追案の可決が必要です。
与党「国民の力」代表は、事実上弾劾訴追案に賛成すると言っているのと同じことになります。
時事通信の速報の続報では、賛成する意向を示したようです。
理由は、「尹大統領は危険すぎる」と言うことのようです。
やっと気が付いたようです。

もっと計画的に大規模にやれば、今回のような事実上の大統領のクーデターは簡単に成功することに気が付いたのでしょう。
と言うより、普通にやっていれば韓国は戒厳令下に置かれていたと思います。
(⇒国会は機能停止。大統領独裁成立)

ロイター 12月6日10:40
『韓国大統領の支持率、過去最低13%に低下=世論調査』
2024年12月6日11:01
『戒厳令再宣布の報道相次ぐ、韓国野党議員が警戒=ソウ合ニュース』

ソウ合ニュース(韓国)
2024・12・06 10:29
『韓国与党代表 尹大統領の弾劾決議案に事実上賛成=「職務停止必要」』
2024・12・05 16:41
『韓国国防相が戒厳軍の国会突入など指示 「大統領から委任」=司令官ら証言』
※この記事によると大統領から戒厳令実行の委任を受けた前金国防相が、国防部庁舎地下の統制室から戒厳令作戦の詳細な指示を出したと報道しています。

読売新聞 2024・12・05
『韓国大統領「弾劾」めぐり攻防激化、与党「必ず否決させる」・・・世論調査では7割超が弾劾「賛成」』
※この記事では、4日未明に国会で可決された戒厳令の解除決議には与党議員が18人賛成したとあります。


※さらに追記、その後のニュース
読売新聞
2024・12・06 17:52
『韓国で「再戒厳令」の憶測広がる・・・野党代表「今夜が非常に危険」、国防省は「要求があっても絶対受け入れない」』
(国防省は、大統領から戒厳例発令要求があっても、絶対受け入れないと表明しました)

2024・12・06 12:54
『韓国・与党代表「尹大統領の早急な職務停止が必要」・・・弾劾訴追案可決の公算大に・・・「戒厳(令発令)の夜に大統領が代表逮捕指示」の報道も』

なぜ与党「国民の力」代表が、訴追案反対からやむなしに態度が変わったかと言うと、どうやら大統領は、与野党問わず有力政治家全員を「反国家勢力」として逮捕して、収監施設に連行する計画であったことを確認したためです。
与党も野党も、まとめて逮捕監禁し国会を全面的に封鎖する計画だったようです。
与党代表の韓氏については、国家情報院の幹部に逮捕を指示したようですが拒否されたとのことです。

大統領を逮捕監禁しないと自分の身が危ないことが分かり、出来るだけ早く大統領権限の停止をすることにしたようです。

韓国のメデイアでは、再度戒厳令を発令するのではないか❓との憶測が乱れ飛んでいるようです。
そこで、国防省が「戒厳拒否」の声明を出したと言うことのようです。

記事には、最高検察庁が「特別捜査本部」を設置したとあります。
要は、出来るだけ早く大統領を逮捕・拘禁しようと言うことらしいです。

韓国の新聞の社説
中央日報
2024・12・04
『【社説】韓国大統領の突然の非常戒厳宣言、どういうことなのか』

https://japanese.joins.com/JArticle/327030

※やはり韓国人の目から見ても、意味が分からないようです。


良く分からない韓国の戒厳令騒動<2024・12・05

2025-01-12 00:48:40 | 中国と東アジア

流石に熱心に報道していますが、どうも今一つ分かりません。
そもそも、戒厳令を出すほど韓国国内が危機的な状況にあったのか❓

前提としてあるのは・・・・
尹大統領が、支持率20%前後の低支持率に苦しんでいた。
(ユン大統領で入力すると、変換候補に漢字がありました。ヨミが分からないので「イ」で変換しようとすると候補にありませんでした。)
2024年4月10日の総選挙で、大統領の政党の・・・
そもそも政権党が、良く分かりません。新党の「国民の力」が与党側の政党なのかな・と思います。
獲得議席101⇒90(ー11)
野党「ともに民主党」142⇒161(+19)
良く分かりませんが「国民の力」グループの議席数が、大統領派の議席数のようです。

と言うことは、全300議席のうち109議席しかなければ議会運営が出来ません。
報道によると野党グループが結集すると192議席あるようです。

野党「ともに民主党」は、総選挙勝利後色々な弾劾決議を画策していたようです。
当然、与党側の予算案や法案など議会を通過するはずもありません。

尹大統領はもう退任した岸田総理と、仲良しにしていましたが「落ち目」同士の慰め合いだったようです。
これも韓国国民が激怒した理由でしょうね。
過去、親日策を取って無事に任期を全うした大統領は、居ないと思います。
韓国の場合は、反日政策を取らないと支持が得られません。
反北朝鮮政策も、支持を落とします。
アメリカ・ベったりに見えるのも支持を落とします。
「親日」「親米」「反北朝鮮」
支持率を落とす政策を全部やったから、尹大統領は支持率が垂直落下したのだろうと思います。
それが4月の韓国の総選挙の結果です。
野党の「ともに民主党」が単独過半数を獲得しましたから、議会運営は「ともに民主党」の政策を大幅に取り入れるしかありません。

「それは、絶対嫌だ!」
議会は空転する
「どうする?どうする?」
こうして尹大統領は、心理的に追い込まれていったのだろうと思います。
半分、ノイローゼ状態でしょう。しかも重症の。

それを見た国防相が戒厳令の導入を進言したようです。
「国会を封鎖すれば、お悩み解決です!」

と言うような経緯をたどって戒厳令が出されたようです。
与党や大統領府高官にも、ほとんど根回しがなかったようです。
発作的にやってしまったのでしょう、多分❓

伊大統領の頭の中では、「国会で北朝鮮の手先共が跳梁跋扈している!」という妄想が駆け巡っていたのだろうと思います。

しかし、「ごめんなさい!」では済みません。
国会では、弾劾訴追案が提出されました。
「国民の力」の議員が、8人賛成に回れば、決議案が採択されます。
その次に憲法裁に送られ、弾劾裁判で裁判官9人のうち6人が賛成すれば、大統領の罷免が成立します。

一応、「国民の力」の党首は党として反対するようです。
しかし、反対しても次の総選挙では更に議席を減らしそうです。
「国民の力」も分裂しそうですね。

ある新聞は「尹政権が存続できるかの重大局面となる」などと気楽なことを書いています。
しかし、ここまで来たら野党は政府の法案や予算案は、全部否決するでしょう。
弾劾決議案が成立しようが否決されようが、尹大統領が辞任して大統領選をやり直さないと今後は、政治空白が続きます。
潔く辞任するべきでしょうね❓
悪粘りすると「反逆罪」で訴追される可能性すらあります。

※更に読んだ話を書くと・・・
国会に投入されたのは韓国軍の特殊部隊です。
凄いでしょう!
国会を制圧するために特殊部隊を投入したと言うのです。
隊員たちは北朝鮮との国境付近の任務だと聞かされていたようです。
着いてみたら命令は「国会の突入して、国会議員を制圧せよ!」
(多分、ガッビ~~~ン!!!何でよ!)
仕方ないから国会に突入したようです。
しかし、この模様はスマホの動画送信機能でリアル・タイムで中継されました。
国会の模様は韓国国民がリアル・タイムで知るところとなりました。
その時の様子

読売新聞
2024・12・4
『暗視装置に銃、議場の傍聴席まで迫る兵士・・・190人の国会議員が集まり解除要求決議案を可決』

一応、記事を読むと当時の迫真の状況が分かります。
こうして勇気ある議員と関係者の努力により、かろうじて韓国の民主主義は守られました。
もし、国会で「解除要求決議案」が可決されなければ、戒厳令はその後も継続したと思います。
そうなっていたら韓国国内が、どうなっていたかと思うと「ゾっと」します。

計画性のない発作的な戒厳令発令だったため、平日でもあり多くの国会議員がソウルにいたことも幸いしました。
確かに土日で選挙区に散らばっていたら、戒厳令発令後は交通も制限されると思いますし、多くの議員がソウルに集まるのは、大幅に遅れていたと思います。
もう少し計画性があれば、戒厳令は有効で大統領独裁が成立していたと思います。


戒厳令発令~解除、びっくりの韓国政界事情<2024・12・04

2025-01-11 17:16:30 | 中国と東アジア

時事通信
2024年12月4日
『韓国、一時「非常戒厳令」 民主化後初、国会決議受け解除ー野党反発、ユン大統領の退陣要求』
(漢字の変換が出来ません)

ここまで不穏な雰囲気があることを日本のマスコミは、全く報道していませんでした。相変わらず「素晴らしい!」情報収集能力です。
隣の国のことすら、ろくに知らないようです。
ご立派!!!

超低空支持率(20%程度)に喘いでいたのは知っていましたが、まさかの戒厳令発令でした。
韓国国会で多数派を握る野党「共に民主党」が多数の弾劾(決議)を試みるので、それを封じようとしたようです。
戒厳令発令の理由も凄いです。

『従北勢力を一挙に撲滅する』
ためだ、そうです。
反対勢力を軍事力を行使して「撲滅」するのは独裁国家の手法です。
「韓国も、軍事独裁国家に逆戻りか❓」と見えましたが・・
韓国国会が4日未明「戒厳令解除を求める決議案」を可決したため、法律上は戒厳令は無効になりました。

ユン大統領のお腰は「もろくも」砕けて、戒厳令解除が表明されました。

何をやっているのか意味不明です。
親方のバイデンさんに似ていなくもありません。
しかし、あっちは老人性●●ですから❓

戒厳を建議したのは、金国防相のようです。
ユン大統領の大統領府の側近は、一斉に辞意を表明したとのことです。
いち早く、沈む「泥船」から「ネズミ」のように逃げ出したのでしょう。

誰が考えても不味いですよね❓
戒厳令を発令しました⇒翌日、解除しました❓❓❓

大統領が辞任する以外に方法はないでしょう。
大統領選を前倒しするのか、副大統領が代行するのか知りませんが、どうするんでしょうね❓
野党は「内乱罪」を主張しているようです。

<現大統領の任期>
2022年5月10日から5年⇒2027年
(まだ、かなり任期が残っています)

<辞任した例>
2016年 朴大統領

<一応、罷免手続>
弾劾で罷免する場合
国会で議員が3分の2以上賛成
その後、憲法裁判所で裁判官9人のうち6人が賛成すれば罷免が成立


北朝鮮の攻撃ドローン大量生産に関する続報<ウクライナ紛争2024・11・16

2025-01-11 03:52:44 | 中国と東アジア

AFPBB
2024年11月15日
『金正恩氏、攻撃用無人機の「大量生産」指示』

時事通信

https://www.jiji.com/jc/article?k=20241115046692a&g=afp

記事にぼかしの入った写真があります。
これを見ると生産が命令されたドローンは、形がロシアのランセットと呼ばれるドローンに、よく似ています。
ロシアが使っているランセットの簡易型よりは、大型に見えます。
ロシアがランセットの簡易型ドローンを実用化したのが、今年の3月前後です。
本物のランセットの10分の1の価格で製造できます。
多少、機能は落ちるものの威力は本物と同じようです。
以来、これが大量生産されウクライナ紛争で大活躍してロシア有利の戦況を作り出すのに大きな貢献をしました。

写真を見ると目見当で1・5倍~2倍以内程度、サイズが大きいように見えます。
ロシアが北朝鮮に生産を依頼したのは、おそらく強化版でしょう。搭載できる爆薬の量が増えれば、当然威力が増します。
そして現在、航続距離は40kmと推測されています。
大型になれば、航続距離も伸びると思います。
むしろ爆薬の量よりも航続距離を延ばす方が主目的かもしれません。

仮に20km伸びれば航続距離60kmになります。
前線から60km以内の戦車や装甲車、大砲、ミサイルランチャー(ハイマースも)などが全部、攻撃可能になります。

ロシアが設計図を渡していれば、特に開発は必要ありません。すぐ、製造に取りかかれるでしょう。

CNN 2024・11・15
『金総書記、自爆攻撃ドローンの量産を指示 国営メデイア報道』

https://www.cnn.co.jp/world/35226197.html

この写真でもランセットに形状が似ています。
1枚目の写真を見てください。
金総書記は、タバコを吸っています。
肥満体でタバコでは、健康によろしくないと思います。
北朝鮮では、禁煙でないみたいですね。
なにより顔が笑っています。
これをロシアに送れば、色いろ見返りが来るでしょう。それを想像して、つい笑みがこぼれてしまうんでしょうね❓
ウクライナ紛争のおかげで韓国と北朝鮮の「超ウハウハ状態」は、留まるところを知りません。


韓国>1台のEV自動車出火から大火災の恐怖<2024/08/11

2024-08-12 16:23:06 | 中国と東アジア

韓国自動車業界が大ブレーキ 1台のEV出火から140台が被害、誰が保障するのか 室谷克実
2024/8/11 12:00
https://www.sankei.com/article/20240811-PX7EP4DGZZELJHBKOYCISLRHS4/?outputType=theme_weekly-fuji

高層アパート(マンション)の地下駐車場で1台のEV車が出火して火災が発生しました。
『 韓国メディアが防犯カメラの映像をもとに報じたところによると、駐車中のベンツから白煙が噴出したかと思うと、たちまち炎に包まれ、次々と他の車に延焼した。

 鎮火までに8時間以上。およそ40台が全焼、100台以上が高熱により電気系統の故障などの被害を受けた。』

とこのような大事件になりました。
更には❓

『 走行中の車両運搬車で、搭載していたEVが突然出火し、車両運搬車も燃えてしまう事故が起きた。これも、誰が補償するのか、定かになっていない。車両運搬業者がEVの託送を拒否する可能性まで取り沙汰されている。』

『 日本の一般社団法人「次世代自動車振興センター」のサイトによると、2022年時点で、日本のEV保有台数は約22万台という。日本でEV火災、まして駐車中の自然発火といった報道にはめったに接しない。』

『 一方、韓国のEV登録台数は今年3月末に60万台に達した。そして韓国では23年だけで73件のEV火災が発生した。韓国ならではの事情(K事情)があるのかどうか。』

出火した車種は、ベンツで搭載していたバッテリーは中国メーカーのようです。

EV車に限らず、電動自転車その他でバッテリーからの出火事故は、海外では時々聞きます。

原因は、バッテリーの製造過程での不良品、あるいは少しの傷が出火の原因になります。
日本であまり聞かないのは、基本的に日本のメーカーが日本製のバッテリーを使用しているからだと思います。

しかし大容量蓄電池式方式の製品が普及するほど事故の発生リスクは高くなります。
韓国のEV自動車の場合は、中国メーカーの製造したバッテリーが出火原因である可能性があります。

いま日本でも電動自転車や電動バイクが普及しつつあります。当然EV車もあります。

バッテリーの製造国には、注意した方が無難なようです。
安いからと言って外国製のバッテリーを搭載した製品には、バッテリーが原因の火災のリスクがあります。

中国では、中古のバッテリーをそのまま再利用するケースが多いようです。劣化したバッテリーから出火して火災になるケースも聞きました。

電動自転車は気を付けないと危ないと思います。
価格が安いのは、外国製のバッテリーを使っているかもしれません。電動自転車やキックボードが出火する例も外国のニュースでは、あります。

※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


韓国>1台のEV自動車出火から大火災の恐怖<2024/08/11

2024-08-11 17:06:00 | 中国と東アジア

韓国自動車業界が大ブレーキ 1台のEV出火から140台が被害、誰が保障するのか 室谷克実
2024/8/11 12:00
https://www.sankei.com/article/20240811-PX7EP4DGZZELJHBKOYCISLRHS4/?outputType=theme_weekly-fuji

高層アパート(マンション)の地下駐車場で1台のEV車が出火して火災が発生しました。
『 韓国メディアが防犯カメラの映像をもとに報じたところによると、駐車中のベンツから白煙が噴出したかと思うと、たちまち炎に包まれ、次々と他の車に延焼した。

 鎮火までに8時間以上。およそ40台が全焼、100台以上が高熱により電気系統の故障などの被害を受けた。』

とこのような大事件になりました。
更には❓

『 走行中の車両運搬車で、搭載していたEVが突然出火し、車両運搬車も燃えてしまう事故が起きた。これも、誰が補償するのか、定かになっていない。車両運搬業者がEVの託送を拒否する可能性まで取り沙汰されている。』

『 日本の一般社団法人「次世代自動車振興センター」のサイトによると、2022年時点で、日本のEV保有台数は約22万台という。日本でEV火災、まして駐車中の自然発火といった報道にはめったに接しない。』

『 一方、韓国のEV登録台数は今年3月末に60万台に達した。そして韓国では23年だけで73件のEV火災が発生した。韓国ならではの事情(K事情)があるのかどうか。』

出火した車種は、ベンツで搭載していたバッテリーは中国メーカーのようです。

EV車に限らず、電動自転車その他でバッテリーからの出火事故は、海外では時々聞きます。

原因は、バッテリーの製造過程での不良品、あるいは少しの傷が出火の原因になります。
日本であまり聞かないのは、基本的に日本のメーカーが日本製のバッテリーを使用しているからだと思います。

しかし大容量蓄電池式方式の製品が普及するほど事故の発生リスクは高くなります。
韓国のEV自動車の場合は、中国メーカーの製造したバッテリーが出火原因である可能性があります。

いま日本でも電動自転車や電動バイクが普及しつつあります。当然EV車もあります。

バッテリーの製造国には、注意した方が無難なようです。
安いからと言って外国製のバッテリーを搭載した製品には、バッテリーが原因の火災のリスクがあります。

中国では、中古のバッテリーをそのまま再利用するケースが多いようです。劣化したバッテリーから出火して火災になるケースも聞きました。

電動自転車は気を付けないと危ないと思います。
価格が安いのは、外国製のバッテリーを使っているかもしれません。電動自転車やキックボードが出火する例も外国のニュースでは、あります。

※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


(中国)日本人家族を暴漢から救い死亡した「胡友平」さん<2024.07.02

2024-07-02 20:31:57 | 中国と東アジア

日本人家族を助けた中国人女性が死亡 地元政府などが称賛
2024年6月29日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cg64q163qzvo
胡友平さんの義挙が示す中国の正義感と中日の絆
2024年7月1日 17:45 発信地:東京 [ 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3526948

暴漢から邦人守って死亡の中国人女性 胡友平さんに敬意と哀悼の表明広がる 与野党議員
2024/7/1 19:09
https://www.sankei.com/article/20240701-Z5BVXTBIFVBULGSZX4MNLFJ7KE/

6月24日、中国蘇州市高新区塔園路新地中心バス停で日本人母子が暴漢に襲撃される事件が起きました。その後、日本人学校のスクールバスに押し入ろうとしました。
これをバス案内係の中国人女性の「胡友平」さんが止めようとしました。
ここで僅かにできた時間を利用して周囲の人々が犯人を取り押さえて、被害者を防ぐことが出来ました。

しかし、その時犯人を阻止しようとした「胡友平」さんは犯人に刺されて帰らぬ人となりました。

お礼を申し上げるとともに、心よりお悔やみ申し上げます。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


「台湾有事は日本有事」本当なのか❓<2024.06.11

2024-06-12 20:14:25 | 中国と東アジア

「台湾有事=日本有事」は荒唐無稽
6/5(水) 7:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a62cb066fdb1b7303d0d9d5927b6584eb55faef8

「台湾有事は日本有事」には、物凄い誤魔化しがあります。
台湾有事が発生しても日本が、そこに参加する必要はありません。
アメリカが仮に参戦しても同じです。
日本の領域の外で起きることですから、基本的に自衛隊の活動範囲外のことであり、日本が関与する余地は、ありません。

その時放置するのは台湾に気の毒だと思うなら、そうならにように台湾に働きかけて有事を起こさないようにするべきです。

「台湾有事は日本有事」をはやし立てる勢力には、意図があります。
自衛隊の武装強化と活動範囲の拡大です。
これまで日本は、平和国家であり他国の軍事紛争には介入しませんでした。それが日本の平和を守ってきた一番大きな理由です。

四海を海と言う天然の障壁に囲まれた日本に軍事侵攻するには、大きな軍事力が必要です。そんなことが出来る国はアメリカだけです。

日本が他国の脅威にならなければ、他国が日本に侵略するのは現実的に困難ですしやろうとは、思わないでしょう。

そして最近、台湾周辺で中国海軍が2回大規模な軍事演習を実施しました。
それを見ると、笑えませんか❓
<URLに演習略図があります>
【解説】中国は台湾新総統が本当に嫌い……軍事演習から分かること
2024年5月24日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cyee9kjy1e1o

台湾周辺を完全に包囲されていました。
包囲されれば、台湾は日干しになります。
中国の言うことを聞くしかないでしょう。

そんな事態になれば、アメリカが介入する余地はほとんどありません。
介入すれば中国との全面戦争になります。
中国本土に近い海域での戦闘は、圧倒的に中国が有利です。
アメリカの空母打撃群が無敵の威力を持っていたのは、すでに「昔話」です。
ミサイル技術が発達しミサイルの数が膨大に増えた今、ミサイルの射程にいる戦闘艦は、ミサイルの標的でしかありません。

加えてアメリカ海軍の戦闘艦も古くなり果たして本格的な互角の敵を相手に戦闘に耐えうるかも疑問があります。
それらを考えるとアメリカは、見過ごさざるを得ないと思います。

アメリカの空母打撃群が無敵の威力を発揮できるのは、弱い国相手の時だけです。中国相手に中国本土に近い位置で戦えば、まず勝負にならないと思います。
しかも年々この差は小さくなり近い将来逆転すると思います。

台湾は、青臭い書生論が流行っていて台湾独立を言う民進党が総統選では勝利しました。

『台湾総統選、与党・民進党が勝利 中国は「主流民意を代表できない」と反発』
2024年1月13日
https://www.bbc.com/japanese/67967010

しかし❓
『台湾議会の権限強化法案、頼政権は再審議要求へ』
By ロイター編集
2024年5月29日午後 3:41 GMT+913日前更新
https://jp.reuters.com/world/taiwan/UGM53VXBOFOKJLW5KI4RLRHBVI-2024-05-29/
立法院(国会)では、野党が多数派で民進党の暴走に歯止めをかけています。

誰だって中国の軍事介入を招きたくは、ないと思います。

ウクライナでは、台湾の民進党のような過激民族主義者が乗っ取った政府がアメリカの意を受けてロシアとの緊張を高めて戦争を引き起こしました。
確かに国境線を先に超えたのはロシアですが、それを煽りまくって挑発したのはウクライナです。自分で招き寄せた戦争です。

民進党の独立志向を見ていると同じものを感じます。
中国との緊張関係を高めて行けば、やがて中国が軍事的な行動を起こすのは、分かり切っています。
分かり切ったことを敢えてやる民進党は、中国の軍事介入を呼び込むつもりなのかもしれません。

ロシアがウクライナに侵攻を決意した過程と酷似しています。
それを避けたければ台湾は穏健な対中国政策を取るべきです。

だから、台湾有事が仮に起きたとするなら日本は関与せず中立を守るべきです。
戦争をしたければ、中国と台湾だけですればいいことでしょう❓
アメリカだって上記の理由により最後は、見ないふりをすると思います。

「台湾有事は日本有事」は、その状況を作り出したい勢力のプロパガンダです。
それを真に受けると、本当に有事に巻き込まれます。

日本に出来ることは、そのような状況が生まれないように中国と台湾双方に働きかけることだけです。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540