台湾の女性
2016年早々の台湾総統選の候補は、与党国民党が洪秀柱、野党である民進党が蔡英文、共に女性党首が立候補している。どちらが勝っても女性が国のトップになることは間違いない。いかにもこの国らしい。今まで40数カ国を旅してその内過半は仕事で訪れたが、台湾ほど女性が社会で活躍している国は他に見たことがない。ごく限られた範囲ではあるが、欧米の会社でも台湾ほどに女性社長、役員の多いところはちょっと無いね。中国でも日本よりは女性の担当者、役職者はずっと多いが、とてもじゃないが台湾にはかなわない。中国では男性優位だ。中国共産党の幹部を見ても、女性はお飾りだという印象があるでしょう。
台湾では女性が責任をもってバリバリ働いているので、他の国よりも1.5倍元気な気がする。台湾の男が軟弱なわけではなく、女がでしゃばりだという印象は全くない。強いて言えばこの国は恐妻家が多いが、これは台湾に限らず中華圏では共通している。中国人の太々(タイタイ、大奥様)は強いのだ。
だいたい男は女の上司がきらいではない。女に叱られる方が、オッサンからよりずっとストレスが少ない。男の子は小さい時からお母さんに怒られている。母親がガミガミ言っても大丈夫。何があっても母は味方だ。親父から説教されたら気が重い。また女性に褒められおだてられた男は、時として実力以上の力を発揮する。もう一度褒められようとシャカリキに働く。ブタもおだてりゃ木に登る。本気になった男がいかにすごいかは、スポーツの世界を見ればよく分かる。もっとも女もすごいが。ただあくまでも、うまく叱り上手に褒めることが肝要。よく家庭に入った奥さんがやっちまうように、1から10まで過去の事を持ち出してグチグチ責めたら、逆効果もいいところだ。良い女性リーダーは賢く上手に叱り、うまくおだてる。男の操縦法を心得て慎重に振舞うから、部下が嬉々としてついて来る。但しそのすぐれた女性リーダーが自分の旦那さんや子供に対しては、その能力を発揮しないでダメ女房、イカン母親だったりするのは、世の中ではよくあることだが。
以前、羽田空港で窓拭きのチームを見ていたことがある。清掃といっても窓拭きは若い連中が中心で、4~5人がチームとしてテキパキとした仕事をする。ジジババの床清掃とは違う。短い時間で作業を済ませないと、次の飛行機の乗客がどっと出てくる。あるチームのリーダーは若い女性だった。リーダー以外は体格のよい若い男たちだ。このリーダーの女性はどうも中国人らしく、日本語のアクセントが少々おかしい。小柄な彼女は、一人赤いつなぎを着て、周りのグレーのつなぎを着た大男たちにポンポンと指示を出す。遠くから見ていて男たちが嬉々として働き、彼女を盛りたてているのが動きで分かる。こりゃ仕事が楽しいだろうな。実に気持ちのよい仕事をするチームだった。
近代、現代の日本の社会はちょっとひど過ぎるよね。江戸時代以前は女性の城主もいたし、平安時代は母系社会で、古代には邪馬台国の卑弥呼、沖縄の女性族長、女天皇もいたのにね。日本も普通の会社で、もっと女性に責任のある仕事を任せれば、今よりずっと元気な社会になるんじゃないかな。台湾を見ていてそう思う。
2016年早々の台湾総統選の候補は、与党国民党が洪秀柱、野党である民進党が蔡英文、共に女性党首が立候補している。どちらが勝っても女性が国のトップになることは間違いない。いかにもこの国らしい。今まで40数カ国を旅してその内過半は仕事で訪れたが、台湾ほど女性が社会で活躍している国は他に見たことがない。ごく限られた範囲ではあるが、欧米の会社でも台湾ほどに女性社長、役員の多いところはちょっと無いね。中国でも日本よりは女性の担当者、役職者はずっと多いが、とてもじゃないが台湾にはかなわない。中国では男性優位だ。中国共産党の幹部を見ても、女性はお飾りだという印象があるでしょう。
台湾では女性が責任をもってバリバリ働いているので、他の国よりも1.5倍元気な気がする。台湾の男が軟弱なわけではなく、女がでしゃばりだという印象は全くない。強いて言えばこの国は恐妻家が多いが、これは台湾に限らず中華圏では共通している。中国人の太々(タイタイ、大奥様)は強いのだ。
だいたい男は女の上司がきらいではない。女に叱られる方が、オッサンからよりずっとストレスが少ない。男の子は小さい時からお母さんに怒られている。母親がガミガミ言っても大丈夫。何があっても母は味方だ。親父から説教されたら気が重い。また女性に褒められおだてられた男は、時として実力以上の力を発揮する。もう一度褒められようとシャカリキに働く。ブタもおだてりゃ木に登る。本気になった男がいかにすごいかは、スポーツの世界を見ればよく分かる。もっとも女もすごいが。ただあくまでも、うまく叱り上手に褒めることが肝要。よく家庭に入った奥さんがやっちまうように、1から10まで過去の事を持ち出してグチグチ責めたら、逆効果もいいところだ。良い女性リーダーは賢く上手に叱り、うまくおだてる。男の操縦法を心得て慎重に振舞うから、部下が嬉々としてついて来る。但しそのすぐれた女性リーダーが自分の旦那さんや子供に対しては、その能力を発揮しないでダメ女房、イカン母親だったりするのは、世の中ではよくあることだが。
以前、羽田空港で窓拭きのチームを見ていたことがある。清掃といっても窓拭きは若い連中が中心で、4~5人がチームとしてテキパキとした仕事をする。ジジババの床清掃とは違う。短い時間で作業を済ませないと、次の飛行機の乗客がどっと出てくる。あるチームのリーダーは若い女性だった。リーダー以外は体格のよい若い男たちだ。このリーダーの女性はどうも中国人らしく、日本語のアクセントが少々おかしい。小柄な彼女は、一人赤いつなぎを着て、周りのグレーのつなぎを着た大男たちにポンポンと指示を出す。遠くから見ていて男たちが嬉々として働き、彼女を盛りたてているのが動きで分かる。こりゃ仕事が楽しいだろうな。実に気持ちのよい仕事をするチームだった。
近代、現代の日本の社会はちょっとひど過ぎるよね。江戸時代以前は女性の城主もいたし、平安時代は母系社会で、古代には邪馬台国の卑弥呼、沖縄の女性族長、女天皇もいたのにね。日本も普通の会社で、もっと女性に責任のある仕事を任せれば、今よりずっと元気な社会になるんじゃないかな。台湾を見ていてそう思う。
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