旅とエッセイ 胡蝶の夢

横浜在住。世界、50ヵ国以上は行った。最近は、日本の南の島々に興味がある。

キャッチボール 

2016年08月11日 12時19分19秒 | エッセイ
キャッチボール   

 子どもとキャッチボールがしたかった。野球をするのはむしろ嫌いな方なのに。ところが上の息子とはチャンスに恵まれず、下の娘とついにやった。娘が小学校五年生くらいの時だった。まずグローブを2つ買ったが、1ヶ千円とは安い。そんな値段で買えるんだ。近くの広いだけが取り柄の公園に行き、キャッチボールをやった。楽しかったー。彼女は力は弱いが、自分よりコントロールが良い。高くフライを上げても見事にキャッチする。ボールを怖がらないのね。その後数回やった。
 この子は中学で柔道、高校でサッカー(キーパー)共にキャプテン、大学ではラクロス(但し選手ではなくトレーナー)とスポーツの道に進むが、チビの時のキャッチボールに素質の良さは現れていた。と、娘自慢をしてもしょーがない。
 しかしあれだね、子供を持って家族の楽しさを知ったな、感謝。親は子供がハシャいで喜べばうれしい。子供に美味しい物を食べさせて、喜べばうれしい。自分がうまい物を食うよりも余計にうれしい。一緒に食べればなお楽しい。外出も旅行もチビ共が一緒だと、大変だが楽しさ倍増だ。子供は予測もつかない行動、言動をするから面白い。パターンに沿わないのね。
 チャッチボールの他にもう一つ、子供と一緒にしたかったことは、一緒にカンフー映画を見る事だった。この希望も何故か娘と果たした。『少林サッカー』『酔拳Ⅱ』楽しさ3倍増だった。今でも娘とTVでスポーツを見るのは楽しい。最近では滅多にないけどね。釣りやら化石探しやら、銭湯やら我が子達と遊ぶのは楽しいが、年頃になれば付き合ってくれなくなる。
 だから年寄りは孫を可愛がるんだろうな。楽しい夢よ、もう一度か。

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