つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

いつか陽のあたる場所で  乃南アサ著

2010-01-09 23:49:24 | 読書感想
久しぶりの読書感想です

20代後半の芭子(はこ)と40代の綾香
前科がある二人は、下町の谷中で新生活を
はじめる

芭子は事件を起こして懲役8年に服する
出所はしたものの、銀行に勤めている父親(家族)
からは縁を切られ、亡くなったおばあちゃんの家を
あてがわれる

治療院の受付と言う職を得て暮らし始める

刑務所に入っているとき、自分をかばってくれた
綾香とは、出所してからも付き合っている

出所後は連絡は取り合わないことに決まっているのだが

綾香はパン屋のお店を出す夢を持っている

パン屋で、年若い職人にイジメられ、馬鹿にされながらも
必死で頑張っている

芭子は自分が何になりたいのかわからない

前科があるために、恋も結婚もあきらめている

綾香は惚れっぽく、男に騙されやすいタイプで
実際に詐欺に合い、、開店資金をとられる


私が前科のある人と付き合えるかと言うと
?です
知らなかったら付き合える?

何かの機会にわかったらそのまま付き合える?
だけど、家族だったら縁を切ったりしない
芭子の母親は出来の良い弟だけを可愛がり
出所してからも会いにもこない

自分の育て方が間違っていたとか思わないの
だろうか