つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

そこのみにて光輝く

2014-04-20 23:04:49 | 映画・音楽・演劇鑑賞
函館出身の

佐藤泰志さんの小説の映画化です

いまから23年前 41歳の若さで命を絶った
不遇の作家
佐藤泰志

この方の小説が 暗くて 好きです
函館を舞台にしているのも 親近感が持てます

「海炭市叙景」 を見にいった シアターキノに
今回も行きました






物語は ネタバレになりますが

仕事で部下を死なせた 主人公は仕事を休み続け
パチンコとお酒に溺れている

ある日パチンコ屋で 保護観察中の拓児と知りあう

拓児の家に連れていかれ、拓児の姉 千夏と知りあう

心筋梗塞で寝たきりの父親と保護観察中で稼ぎの少ない弟を
抱えて 働く千夏

そんな千夏に魅かれる主人公達夫

お金の為に体を売っている千夏
そして、保護観察中の弟の身元引受人であり
弟の仕事先の造園業の社長とも関係がある

この二人に未来はあるのか?

ラストシーンは光に二人が照らされる所で終わるので
少しは希望が・・・

23年前の小説なのに古さを感じさせない
あの頃も 今も若者は閉塞感に包まれているのだろうか?


シアターキノ
見にいきたい映画が 次々上映されます

8月の家族たち メリル・ストリープが好きです

野のなななのか 芦別が舞台です

チョコレートドーナツ NHKのアサイチで青木さやかさんが薦めていました