麦の“おかげさまで”

プチ庭のこと、パッチワーク・キルトのことや
 日々の何気ないことを綴っています。

 

熊を追って

2006-06-27 | いのり
熊が22日(木)に車で出発してから
毎日順調な様子の連絡があり、
私も少しホッとしていた。
あとは休みながら、ゆっくりと、と
帰路の無事を祈ることだった。

ところが25日(日)の朝のの声がなんだか弱々しい。
「薬がなくなる」という。
いつも3種類の服用のうち、一番かかせない薬が
足りないと言うのだ。
えっ、そんなー、
大事な薬持つのを確かめもしないなんてー。
信じられなーい。
やっぱり、冬眠から目覚めたばかりでまだ寝ぼけてたのね(笑)

「しかたがない。届けてあげるよ」なんて恩ぎせがましく・・・。
熊を追って今度は私の一人旅。
「kinu叔母さんの所へ移動し、待ってて」と言い渡し
新幹線に飛び乗ったら
<久々の新幹線、お弁当は何かおう>とか
<kinuおばさんには何年ぶりかな>なんて
すっかり子どもの遠足気分、
家での忙しい予定などすっかり吹っ飛んでしまっていた。
4時間半後叔母宅到着。
「遠いとこ、よく来た、よく来た」と叔母は
幼子を迎えるようにやさしい笑顔でむかえてくれた。

この叔母は85歳で1人暮らし
私共夫婦は帰郷する度、立ち寄っては泊めてもらう。
田舎のおばぁちゃんながら、考え方は若々しく
今時のニュースだって対等に話し合える。
とても85歳にはみえず、
我々もボヤボヤしてられないなあ と思わせてくれる。

なんたって明るくて地域の人達ともうまく交わって
生活を楽しんでいるところが素敵なのだ。
夫の叔父の奥さんだから血のつながりは無いけど
熊も私も大好きなkinu叔母さん。人生の指針的存在のひと。
今回は思いがけず会えてうれしかった~
いつまでもお元気でね。

     
     叔母の畑
     鳥に食べられるから とネットをはって
     中にはトマトが元気に育っていた

     

この夜はここで一泊
熊は薬が届き安心したのか大いびきだよ。
翌日見えなくなるまで手を振る叔母に別れを告げ
最寄り駅まで二人で。
熊は車で一般道の4号線を南下して帰路につく。
事故には気をつけてね。
家には何日かかるかわからないので同乗せず
私は新幹線で帰宅。昨日のことだった。

先ほどあり、昨夜は福島にて泊まり
今日中に自宅へ生還の予定のこと。