ドットコムでも一度チラリと書き込んだことがあったが、ウチの次女まりは、かの有名な「はじめてのおつかい」に出たことがある。
もう15年も前の話だ。あれは娘が4才になったばかりの春、突然お話を頂いた。確か、あの番組は一般公募はしていないのだろう。長女と同じピアノ教室に通うお母様から、
知り合いにスタッフがいるということで申し込み書を頂いたことから始まった。
私達夫婦も大好きな番組だ。夫婦は喜んで申し込み書類を書いた。
書類は何故か一次通過したらしい。しばらくして、番組のプロデューサーとスタッフの二人が家庭訪問に来られた。まず、親に「どんなおつかいをさせたいか?」という質問があり、いきなり主人の口から飛び出したのが「僕の親父の出身であるOO島へフェリーでおつかいさせたい」だった。私は内心「え?!そんな・・・船から間違って落ちたらどうするの?」そんな不安がよぎった。スタッフは「私達は自分の身を呈してお子さんを守ります。ですが、不慮の出来事が起こった場合の責任は取れません」と言った。主人は「分かりました」とあっさり同意したのだった。
何故か、2次審査も通過し、約10名近い子供達を撮影し、その中から番組には2名だけ起用させてもらうということだった。
そして迎えた撮影日。まりは何も知らない。そして本当に生まれてはじめてのおつかい
を大人達の勝手な意向でしなければならない日を迎えた。
まず、店で焼いたお好み焼きを出前し、その後フェリーに乗り釣りに出かけたお父さんにお弁当を届けるという設定だ。
朝早くから、カメラさん、照明さん、その他子供を見守るスタッフ等、10数名が店に集結した。何も知らないまりは、二階の居間で一人子供番組を良い子で見ていた。
さぁ、全ての準備が整い私はまりを「ねえ、店手伝って」と声をかけた。
当時、何でも自分でやりたがったまりは嬉しそうにそそくさと店に出てきた。お客のふりをして待機しているのは皆スタッフだ。何にも知らず、小さな手で皆におしぼりを配る娘。健気~。そこからは私と娘とのやり取り次第。勝負がかかっている!「行かない!」と駄々をこねたら、そこで終了。「まり、お父さんね、島に釣りに行ってるの。母さん忙しいからお弁当届けてくれないかなぁ?」何度か墓参りに行った島であったが、まさか一人でなんて予想もしてなかっただろう。一瞬、娘の顔が曇った。すかさず奥の手登場。「じゃあ、お姉ちゃんに頼もうかな」娘は当時、何でもお姉ちゃんのようにしたかった、丁度そんな時期だったのだ。「まりが行く!」内心安堵しながらも、やはり不安は募る。私は信号を渡る時の注意点などを何度も言い聞かせ、娘のリュックに二人分のお弁当と、右手には出前のお好み焼きを持たせた。
「行ってきまーす!」娘が店を出た途端、それまで客のふりしていたスタッフが一斉に店を飛び出した。その後のことは、私もテレビの放映でしか見ていない。娘は出前先で600円のお好み焼きを「ひゃっぴゃく円」と言って800円頂いたり、島でもとんちんかんな事を繰り返し、面白さを充分に発揮したらしい。
そして、帰りの船の中で初めて緊張の糸が切れたのか、突然「お父さんがいない。まり寂しいよ~」と泣き出した。それは、テレビを見ている人の涙を誘ったらしい。
運良くテレビで放映が決まった娘のおつかい。「あれから12年・・・」にも高校生になったばかりの時、撮影して放映して頂いた。
娘が初めてテレビに映った自分の姿を見た時、すごく複雑な顔をし、それから数年、彼女の中でそれは封印されてしまった。自分が泣いている姿を皆に見せることとなったのが娘には耐えがたいものとなったらしい。封印が溶けたのは、小学校の高学年だったかな。今では、娘にとっても笑える記憶だ。面白がって、ビデオを友達にも貸したりしている。
私達には、決してみることのできない子供のはじめてのおつかいの姿を、記録として残せてもらえたこと。何にも替え難い素敵な思い出となった。今でも、それは貴重な財産だ。
もう15年も前の話だ。あれは娘が4才になったばかりの春、突然お話を頂いた。確か、あの番組は一般公募はしていないのだろう。長女と同じピアノ教室に通うお母様から、
知り合いにスタッフがいるということで申し込み書を頂いたことから始まった。
私達夫婦も大好きな番組だ。夫婦は喜んで申し込み書類を書いた。
書類は何故か一次通過したらしい。しばらくして、番組のプロデューサーとスタッフの二人が家庭訪問に来られた。まず、親に「どんなおつかいをさせたいか?」という質問があり、いきなり主人の口から飛び出したのが「僕の親父の出身であるOO島へフェリーでおつかいさせたい」だった。私は内心「え?!そんな・・・船から間違って落ちたらどうするの?」そんな不安がよぎった。スタッフは「私達は自分の身を呈してお子さんを守ります。ですが、不慮の出来事が起こった場合の責任は取れません」と言った。主人は「分かりました」とあっさり同意したのだった。
何故か、2次審査も通過し、約10名近い子供達を撮影し、その中から番組には2名だけ起用させてもらうということだった。
そして迎えた撮影日。まりは何も知らない。そして本当に生まれてはじめてのおつかい
を大人達の勝手な意向でしなければならない日を迎えた。
まず、店で焼いたお好み焼きを出前し、その後フェリーに乗り釣りに出かけたお父さんにお弁当を届けるという設定だ。
朝早くから、カメラさん、照明さん、その他子供を見守るスタッフ等、10数名が店に集結した。何も知らないまりは、二階の居間で一人子供番組を良い子で見ていた。
さぁ、全ての準備が整い私はまりを「ねえ、店手伝って」と声をかけた。
当時、何でも自分でやりたがったまりは嬉しそうにそそくさと店に出てきた。お客のふりをして待機しているのは皆スタッフだ。何にも知らず、小さな手で皆におしぼりを配る娘。健気~。そこからは私と娘とのやり取り次第。勝負がかかっている!「行かない!」と駄々をこねたら、そこで終了。「まり、お父さんね、島に釣りに行ってるの。母さん忙しいからお弁当届けてくれないかなぁ?」何度か墓参りに行った島であったが、まさか一人でなんて予想もしてなかっただろう。一瞬、娘の顔が曇った。すかさず奥の手登場。「じゃあ、お姉ちゃんに頼もうかな」娘は当時、何でもお姉ちゃんのようにしたかった、丁度そんな時期だったのだ。「まりが行く!」内心安堵しながらも、やはり不安は募る。私は信号を渡る時の注意点などを何度も言い聞かせ、娘のリュックに二人分のお弁当と、右手には出前のお好み焼きを持たせた。
「行ってきまーす!」娘が店を出た途端、それまで客のふりしていたスタッフが一斉に店を飛び出した。その後のことは、私もテレビの放映でしか見ていない。娘は出前先で600円のお好み焼きを「ひゃっぴゃく円」と言って800円頂いたり、島でもとんちんかんな事を繰り返し、面白さを充分に発揮したらしい。
そして、帰りの船の中で初めて緊張の糸が切れたのか、突然「お父さんがいない。まり寂しいよ~」と泣き出した。それは、テレビを見ている人の涙を誘ったらしい。
運良くテレビで放映が決まった娘のおつかい。「あれから12年・・・」にも高校生になったばかりの時、撮影して放映して頂いた。
娘が初めてテレビに映った自分の姿を見た時、すごく複雑な顔をし、それから数年、彼女の中でそれは封印されてしまった。自分が泣いている姿を皆に見せることとなったのが娘には耐えがたいものとなったらしい。封印が溶けたのは、小学校の高学年だったかな。今では、娘にとっても笑える記憶だ。面白がって、ビデオを友達にも貸したりしている。
私達には、決してみることのできない子供のはじめてのおつかいの姿を、記録として残せてもらえたこと。何にも替え難い素敵な思い出となった。今でも、それは貴重な財産だ。
その詳細なんですね~♪今回のお話は。。
番組の裏側。。
なんだか、ドキュメント番組のようです。。
船でおつかいなんてあったんですね。。
私も、見たのかなぁ~?
ちょっと記憶にはありませんが・・・。
4歳で、ひとりでおつかい・・・
親として、とても勇気の要ることですよね。
いくら、スタッフの方が見守ってくれてるとはいえ・・・。
今では、娘さんのいい思い出・・って、娘さんは覚えていないのかな??
でも、ほんと・・いい財産ですね。
こんな素敵な財産は・・なかなか、みなさん持ってませんね♪
みゅうさん、私これ見たことありますよ、絶対!
時期的にも欠かさず見てた時だったし、フェリー・お好み焼き・お弁当・・・ってのが記憶にあります!
鮮明には思い出せないけど、それがみゅうさんのお嬢さんだったなんて~
前に書き込み読んだ時にも、えっって思ったけど、今回は裏側のお話が聞けて「そうかそうか~」です。
みゅうさんはもっと簡単なおつかいを想像してたんですね? しかも「不慮の事故には責任は・・」って、不安ですよね
でも、まさに成長する瞬間の記録ですね。家庭ではなかなか録れないものですよ。まさに財産ですね。
この番組大好きで、ほとんど欠かさず観て泣いてるから
お好み焼きとお弁当・・・私、絶対観てます
知らない間に、テレビの中のみゅう姉と出会ってたんですね~
すごいな~~~
いくらスタッフさんがついていてくれるからって、子供が初めて一人で外に出る・・・なんて心配症の私には想像も出来ない事なんですが
娘さんが帰って来るまで待ってたみゅう母さんは、落ち着かなかったでしょうね
いつも思うんですが、みゅう姉の焼いたお好み焼きが食べたいです
広島焼きですよね!!!食べた事無いんです
福岡はお好み焼き屋さん少ないですし、あってもほとんどが関西風ですもん
あ、昨日情報メールありがとうございました
朝、BBS覗いてきましたよ~
すがすがしい朝になりました
はしゃいで海に転落しないか・・・とか。
でも、スタッフがぐるりと彼女の周りを囲んでるんですね。本人はな~んにも気付いていないけど。
娘はしばらくはおつかいの話をしたがらなかったし、ビデオを見ようとしなかったから、私達も触れずにいました。
でも、幼稚園でも町でも大騒ぎ。歩いていても高校生に「きゃ~、あの子よ~」って言われたり。
随分経って聞いたら「覚えているよ。ただテレビに撮られていることは分からなかった。妙に人が周りにいるなぁ、って思っていたけど」って言っていました。笑
そして、若かりし日の私も主人も映っています。笑
娘が帰ってくるまでは、本当に落ちつかなかったよ。
長女と違って、次女は片時も私から離れない子だったし、
あれは、まさにある意味勝負だったね。笑
でも泣きながら帰ってきた時は、思い切り抱いてあげて
一杯褒めてあげました。
いい思い出。今となってはね。
本当に勇気のいる出来事だったよ~。
私も心配性で(今も治ってないけど)あらゆることを
想像し、泣きながらも無事帰った時は、もう数日会って
なかったような気がするくらい、なが~い時間だった。
そんな娘を今は上海まで行かせちゃっているんだから、
親も成長していくんだね。
お好み焼き、いつでも作ってあげるよ~!
こちらに遊びに来れるといいのにね。
私が福岡行ける日がきたら、お土産で持参します♪
この番組観るたびに、子どもたち頑張れっ!って思うんですけど、お母さん達もハラハラ・ドキドキなんですね~><
素敵なお話、ありがとうございました♪
私が親になったら・・・きっとできないだろうなぁ^^;
再放送というか、傑作集で7年後くらいにまた放送されたことがあるの。
あれから12年は主人と二人で先祖の墓参りに行き、お墓の前で娘が「まりはここに入るん?」って聞いたの。そしたら主人が「まりが嫁に行ったらその人の墓に入るし、養子をもらったらここに入ることになる」って答えたの。そしたら娘が「ここがいい」って答えたのね。
その後、二人で12年前と同じ場所でお弁当をひろげ、一緒に食べる映像が、昔の映像と交互に流れ、時間の流れをしみじみ感じるように構成されていたの。
それを見た、関根勤さんや長嶋ジュニアも涙ぐんで、私も思わす涙ぐんだよ。
その娘も今上海の大学一回生。9月入学だから本来は大学2年生。トトちゃんより一つ下になります。
一度は本人の中で恥ずかしくて封印されたものだったけど
今は自慢で、見てない友達にビデオ貸したりしてるよ。
親にとっては財産です。
でも案ずるより、産むがやすしといいますから、無事に済んでなによりでした^^
みゅう姉にとっても、まりちゃんにとっても素敵な思い出ですね☆
もうすぐ結婚があるかもしれない方がまりちゃんですか?
もしそうなら、披露宴でのビデオ上映で盛り上がりそうですね
今、まりは上海の大学に行っています。
フェリーに乗せるだけでハラハラだった娘なのに、今は異国に行かせているんだから、親も成長しました♪
もうすぐ、結婚っていうか、主人に挨拶に来たのは長女の彼です。
ところが、長女は彼のプロポーズにも応えていない様子。
何でかって?まだ遊びたいから・・・だそうです。
時代も変わったね。女の子のほうが圧倒的に主導権を持っているなんて!
ふうちゃんちの息子さんも、将来強い女の子の尻に敷かれちゃうのかしら。
負けないでね!!!