昨日から、主人は店の常連10人近くと沖縄に行っている。仕入れを兼ねて大好きなダイビングもその目的のひとつだ。毎年沖縄の梅雨明けを待って、沖縄に行き、沢山の食材を仕入れ、7月の1ヶ月間だけ沖縄フェアをやっている。今年で10年目。
一人留守番の私は、いつも通り1階のお好み焼き屋をアルバイトと二人で閉店までやると、疲れた体に渇を入れて、2階の店を開けた。
何故なら、待ってくれるお客がいるからだ。主人が沖縄で私一人留守番と知っていて、何人かの常連達が「みゅうさん、一人でしょ?行くからね~!」と言ってくれた。皆、もううちの娘達と年齢が近い子ばかり。それでも、うちの店を愛して集まってきてくれる。
「開店は10時になっちゃうよ~」それでも行くよ~!と言ってくれる。幸せなことだ。
1階の店は義母が作りあげた店だ。私は2代目として、いまだに正直愛着を感じる事ができない。でも、生活のためだ!頑張っている。
私と主人の2階の店。これは何て例えたらいいだろう・・・。スナックでもない。バーでもない。ある常連が面白い表現をした。「授業が終った後のクラブの部室みたい」だと。
そうかもしれないと私も思う。新しい客が来る。古くからの客は気持ちよく彼らを迎え入れる。仲間にしてしまう。そんな店だから、なんと結婚したカップルはすでに30組近くになる。この秋も常連だった女の子の結婚式に招待をされている。
何を隠そう、主人と私が第1号だ。私は、かつてこの店の客だったのだ。そして、独身だったマスターは客に手を出したというわけだ!笑
普通のOLだった私の人生は、そこから大きく変わった。
嫌なことも、苦しいことも一杯あった。やむなく客を追い返したことも数知れず。お尻を触られた時は激怒して土下座騒ぎにもなった。うちはそんな店ではない。
そして、昨夜10時を過ぎた頃から、次々と女の子から男の子からやって来て、10人座れるカウンターはすぐに一杯になった。テーブル席も3つある。でも、誰もがカウンターに座りたい連中だ。皆、楽しそうに会話が弾んでいる。私はそれを幸せな気持ちで見守る。
そこへ、古くからの常連がやって来た。かつては自分達がデンと居座っていた場所を、今は新しい常連が占めている。彼はカウンターの片隅に座り「新しい客で盛り上がっているね」と微笑んだ。自分達が青春時代の1ページとして刻まれた店が、また新しい客によって繁栄していることを心から喜んでくれている様子だった。
私は、ふとコブクロの掲示板みたい・・・・と思った。新しい人がどんどん増える。それを温かい目で見守る古い客。そこは、かつて彼等と私達が築いてきたものと何ら変わりはない。確かにジェネレーションギャップはある。でも、うちの店を愛してくれる気持ちは皆同じ。
何時の間にか新旧入り乱れて会話が弾み出した。
この店をやってきて良かったと思う。辛かった記憶なんて吹っ飛ぶ瞬間だ。
さんざん盛りあがり、時計を見ると1時が過ぎていた。
それぞれが、私の体を気遣い席を立ち始めた。
店が終わり、お風呂に入り、また1杯やりつつコブクロのDVDを見ながら幸せな気分に浸っていると、時計は3時をまわっていた。そろそろ寝なくちゃ。明日も仕事だ。頑張るぞ!と自分につぶやき、私は心地よさに包まれながら床についた。
一人留守番の私は、いつも通り1階のお好み焼き屋をアルバイトと二人で閉店までやると、疲れた体に渇を入れて、2階の店を開けた。
何故なら、待ってくれるお客がいるからだ。主人が沖縄で私一人留守番と知っていて、何人かの常連達が「みゅうさん、一人でしょ?行くからね~!」と言ってくれた。皆、もううちの娘達と年齢が近い子ばかり。それでも、うちの店を愛して集まってきてくれる。
「開店は10時になっちゃうよ~」それでも行くよ~!と言ってくれる。幸せなことだ。
1階の店は義母が作りあげた店だ。私は2代目として、いまだに正直愛着を感じる事ができない。でも、生活のためだ!頑張っている。
私と主人の2階の店。これは何て例えたらいいだろう・・・。スナックでもない。バーでもない。ある常連が面白い表現をした。「授業が終った後のクラブの部室みたい」だと。
そうかもしれないと私も思う。新しい客が来る。古くからの客は気持ちよく彼らを迎え入れる。仲間にしてしまう。そんな店だから、なんと結婚したカップルはすでに30組近くになる。この秋も常連だった女の子の結婚式に招待をされている。
何を隠そう、主人と私が第1号だ。私は、かつてこの店の客だったのだ。そして、独身だったマスターは客に手を出したというわけだ!笑
普通のOLだった私の人生は、そこから大きく変わった。
嫌なことも、苦しいことも一杯あった。やむなく客を追い返したことも数知れず。お尻を触られた時は激怒して土下座騒ぎにもなった。うちはそんな店ではない。
そして、昨夜10時を過ぎた頃から、次々と女の子から男の子からやって来て、10人座れるカウンターはすぐに一杯になった。テーブル席も3つある。でも、誰もがカウンターに座りたい連中だ。皆、楽しそうに会話が弾んでいる。私はそれを幸せな気持ちで見守る。
そこへ、古くからの常連がやって来た。かつては自分達がデンと居座っていた場所を、今は新しい常連が占めている。彼はカウンターの片隅に座り「新しい客で盛り上がっているね」と微笑んだ。自分達が青春時代の1ページとして刻まれた店が、また新しい客によって繁栄していることを心から喜んでくれている様子だった。
私は、ふとコブクロの掲示板みたい・・・・と思った。新しい人がどんどん増える。それを温かい目で見守る古い客。そこは、かつて彼等と私達が築いてきたものと何ら変わりはない。確かにジェネレーションギャップはある。でも、うちの店を愛してくれる気持ちは皆同じ。
何時の間にか新旧入り乱れて会話が弾み出した。
この店をやってきて良かったと思う。辛かった記憶なんて吹っ飛ぶ瞬間だ。
さんざん盛りあがり、時計を見ると1時が過ぎていた。
それぞれが、私の体を気遣い席を立ち始めた。
店が終わり、お風呂に入り、また1杯やりつつコブクロのDVDを見ながら幸せな気分に浸っていると、時計は3時をまわっていた。そろそろ寝なくちゃ。明日も仕事だ。頑張るぞ!と自分につぶやき、私は心地よさに包まれながら床についた。