続けて長野市安茂里（４月３０日）で

安茂里とは長野市の新興住宅地。なだらかな丘陵地に静かな住宅街が広がっています。ともすれば人々のつながりが希薄になりかねない住宅街の真ん中にある公民館で被災地支援コンサートが行われました。主催はこの町にあるコカリナサークル「アプリコット」。コカリナ協会公認講師の田中貴代さんの指導のもと、２０名近いご婦人達が活動しています。そのご婦人達のご主人達が会場設営や駐車場の係りを引き受けてくださったり、地域ぐるみでコンサートを創り上げてくださいました。会場は超満員。アプリコットも途中で「上を向いて歩こう」「飯縄山」（長野市にある山、黒坂黒太郎作曲）を演奏。そしてそのコカリナに合わせて、被災地の浜辺がもう一度美しい日本の浜辺に復活することを祈りながら「浜辺の歌」を会場と大合唱しました。
　長野市には県民文化会館を始め、沢山の立派なホールがあるのですが、そういったところを使うのでなく、人々が普段住んでいる近くにあり、災害が起きたときに避難所となるような会場でコンサートを創り出す。そのことに大きな意味があるような気がします。それはとても大変なことなのですが、その姿は今必死で地域で協力し合って、町や村の復興に奮闘する東北の人々と重なります。今、続々と支援コンサートが決定しています。