被災地支援コンサートVol.６１ 埼玉県川口市鳩ヶ谷 ４月８日

　鳩ヶ谷はこれまで、人口６万の市だったのですが、昨年２０１１年の１１月、川口市に編入合併。鳩ヶ谷市はなくなってしまいました。でもお母さん達は元気です。ここもよくコンサートをやっています。コカリナのサークルが三つもあり熱心に活動しています。そのサークルの皆さんの主催で被災地支援コンサートがもたれました。場所は市民センター多目的ホール。ここも満席のお客さん。当日券もないほど、沢山の皆さんが来てくださいました。そして圧巻だったのは、コンサートの中で出演してくれた「はとがやコカリナの仲間たち」という、三つのコカリナサークル合同の合奏団。コカリナだけでなく、手話あり、独唱あり、合唱あり。そして演奏曲は自分たちのオリジナル曲「きずな～子育ての町～」という曲。子育て真っ最中の若いお母さんから、ちょっと前子育てをしたお母さん、そして孫育てのお母さんまで、約３０人が舞台にずらりと並びピッタリ息のあった演奏を披露してくれました。コンサートを終え、ホールの外に出るとそのお母さん達の笑顔のような満開の桜が見送ってくれました。 そのあと皆さんと居酒屋で泣いたり笑ったり。元気をいただきました。
（新しい素敵な写真が主催者さんから送られてきましたので差し替えました）

被災地支援コンサートVol.６０ 茨城県水戸市 ４月７日

　茨城県水戸市。梅の庭園「偕楽園」や水戸黄門で名高い水戸市。季節は梅が満開、桜もほころび始めた４月。水戸市にある常盤大学という大学の同窓会館で被災地支援コンサートが行われました。小さなホールにギッシリ入ってくださった皆さん。天井が高く、とても響きの良いホールで気持ちよく演奏することができました。主催は水戸コカリナの会「ぐるんぱ」。コンサートの中で「ぐるんぱ」の皆さんも「さくらさくら」を演奏してくれました。そしてコンサートが始まる前には朗読家の見澤淑恵さんが「コカリナの海」の一節を朗読してくれました。「コカリナの海」は１４年前児童図書として書かれ、読書感想文コンクールの課題図書にも選ばれた本です。コカリナを初めて聴く皆さんは、この物語によってイメージをふくらますことができ、そこからコンサートにスッと入って行くことができたようです。水戸も東日本大震災では大きな被害があったとのこと。被災地であるにもかかわらず「それでも東北の被害に比べたら」と、このコンサートに取り組んで下さいました。終了後、「いつか偕楽園の梅の木でコカリナを作ろう」と夢を語り合いました。