4月にレスリー・チャンの映画をレッドさんと遵命さんと見た後、お茶しながらお喋りしたときに話をしていた映画を、私は未見だと言ったら、遵命さんがかしてくださいました。それがこの「鴻門宴伝奇」です。謝謝(*^_^*)
これは「項羽と劉邦」の物語のなかの鴻門の会(中国では鴻門宴と言う方が一般的なんだそう)のエピソードを中心にした物語です。
映画は史実と違う部分も多々あるそうですが、中華の人々は物語をすでによく知っているのでむしろ物語のアレンジを楽しんでるようだ、と中国在住の方のブログに書かれてました。
この物語を良く知る人に怒られるかもしれませんが、私の中で項羽と劉邦が日本の義経と頼朝と重なってしまっています。
義経が源平戦で華々しい軍功をあげながら頼朝に滅ぼされるように、四面楚歌の後、覇王と呼ばれる位強かった項羽が散っていく様子の悲壮で同情的な表現を見ると、中国人も判官びいきなんだなぁなんて感じてしまいます。
義経には静御前という美しい愛妾がいるように項羽も虞姫がいるもんね。二人の女性も愛する人を想いながら短い人生をまっとうしたし。
映画は日本語字幕がなかったので、中国語の字幕でわかる漢字を拾い読みして見ました。
だからきちんとはわかってないと思います(@_@;)
そんな見方でここに感想を書いていいのかと言われそうですが、いざ見始めると引き込まれました。日本でも知られている話で大体のあらすじがわかるから入り込みやすかったのだと思います。そしてダニエル・リー(李仁港)監督のドラマチックな演出も冴えていたのでしょう。いつの間にか興奮して、興奮しすぎた時は一度停止にして、部屋の中でエイ!ヤ!とでたらめな拳をついて気が済んでから続きを見ました(^_^)v
劉邦を演じているのはレオン・ライ
ここのブログでも何度か話題になってる人です。今回この方の劉邦の姿を楽しみにしてました。
話を伺ったところでは乱世を制した劉邦にしては端正で汚れていないくせのない造形だと・・・、たしかに。おっとりした品の良さをかんじました。
そしてなんだか懐かしい感覚になりました。なんとなく日本の往年の時代劇に登場する将軍様のようだなと思ったのです。
レオン・ライご本人は発言が辛口ということもあり、ちょっと近寄りがたい感じをうけるのですが、映画の中のこの人は暖かい雰囲気をもっています。
項羽を演じているのはウィリアム・フォン
今人気上昇中の若手俳優だそうです。
こんなロン毛の項羽も珍しいなと思うけど、似会っている。
鋭い表情で野心と残忍さと、せつない表情で虞姫への愛情と優しさを表現。
虞姫はクリスタル・リウ
ちょっと自分が想像している虞姫のイメージと違う気がしました。
やせすぎてるし、幼い感じがするし・・・。
それにこんなに襟を開けているのをみると姫というイメージと違ってしまうのですが・・・。
琵琶を弾きながら楚の歌を歌う虞姫を秦の兵士がいじめているところを項羽と劉邦が救ってあげ、そのとき項羽と虞姫は恋に落ちる。このときは項羽と劉邦も友好関係だったのですね。
やがて両者が台頭してきて覇権を争うようになります。
話が進んでくると両者の家来の存在感がひきたってきます。
項羽側の軍師は范増(アンソニー・ウォン・・・余談ですがこの人個人的に石原裕次郎と似てるなと思ってます)。
それから名前がわからなかったけど怖い顔の武将がいて気になりました。
劉邦側の軍師は張良(チャン・ハンユー・・・ポスター左はじ)。
忠誠心篤く熱血漢な武将樊噲(ジョーダン・チャン・・・ポスター右から2番目)も存在感がありました。
鴻門で両者相対するとき、項羽側は圧倒的に優勢で、劉邦はぐっとこらえる。
范増と張良が囲碁で決死の思いで対戦している時に、項羽の部下は剣舞を披露すると言って劉邦の命をねらう。
部下達の助けでようやく命からがら逃げた劉邦。
このことから企みのある会に呼ばれる事を鴻門の会というようになったとか。
項羽はいいます
「今天老天把我們安排在一起、就註定祇能活一個」かつて俺達は共存しえたが、今や生き残るのはどちらかだ(意訳)
張良はこの後項羽側に寝返ったので范増は去ることに。去る時に項羽に密書を渡す。
張良はそのあとまた劉邦軍にもどります。
そのあと、劉邦軍が圧倒的に優勢になり項羽軍を取り囲んで劉邦軍の兵士たちが横笛で楚の曲を奏でます。
四面楚歌でなくて四面楚曲ですね。項羽軍の兵士は故郷の楚を想い涙し、戦意を失う。
劉邦はいいます
「你説上天按排我們両人只能活一個、是対的、不過活的是我、不是你」かつておまえは生残るのはどちらかだと言った。その通り。ただし生き残るのは私だ、おまえではない(意訳です)
虞姫は愛する項羽と運命を共にします。
そのとき范増の密書が発見されます。これが劉邦軍に波紋を起こします。
見て感じたのですが、項羽は短い人生を悔いなく生きたのじゃないかな。愛する人とも純愛をつらぬいたし。劉邦の奥さんなんて歴史に残る怖い女ですからね。映画でも最後の方で老いた劉邦は悲しげでした。
この映画を見て、これは「項羽と劉邦」をぜひ読まなくては、と思いました。
両主人公だけでなく部下達も魅力的なんです。
日本の戦国ものが好きな方も楽しめます!服装も武器も似てる。そして画面いっぱいに荒涼とした大地が写しだされると日本の大地は緑が多いのだなぁとも思いました。
そうそう「往手」という言葉の意味がわかりました。
「待て」ですね
これは「項羽と劉邦」の物語のなかの鴻門の会(中国では鴻門宴と言う方が一般的なんだそう)のエピソードを中心にした物語です。
映画は史実と違う部分も多々あるそうですが、中華の人々は物語をすでによく知っているのでむしろ物語のアレンジを楽しんでるようだ、と中国在住の方のブログに書かれてました。
この物語を良く知る人に怒られるかもしれませんが、私の中で項羽と劉邦が日本の義経と頼朝と重なってしまっています。
義経が源平戦で華々しい軍功をあげながら頼朝に滅ぼされるように、四面楚歌の後、覇王と呼ばれる位強かった項羽が散っていく様子の悲壮で同情的な表現を見ると、中国人も判官びいきなんだなぁなんて感じてしまいます。
義経には静御前という美しい愛妾がいるように項羽も虞姫がいるもんね。二人の女性も愛する人を想いながら短い人生をまっとうしたし。
映画は日本語字幕がなかったので、中国語の字幕でわかる漢字を拾い読みして見ました。
だからきちんとはわかってないと思います(@_@;)
そんな見方でここに感想を書いていいのかと言われそうですが、いざ見始めると引き込まれました。日本でも知られている話で大体のあらすじがわかるから入り込みやすかったのだと思います。そしてダニエル・リー(李仁港)監督のドラマチックな演出も冴えていたのでしょう。いつの間にか興奮して、興奮しすぎた時は一度停止にして、部屋の中でエイ!ヤ!とでたらめな拳をついて気が済んでから続きを見ました(^_^)v
劉邦を演じているのはレオン・ライ
ここのブログでも何度か話題になってる人です。今回この方の劉邦の姿を楽しみにしてました。
話を伺ったところでは乱世を制した劉邦にしては端正で汚れていないくせのない造形だと・・・、たしかに。おっとりした品の良さをかんじました。
そしてなんだか懐かしい感覚になりました。なんとなく日本の往年の時代劇に登場する将軍様のようだなと思ったのです。
レオン・ライご本人は発言が辛口ということもあり、ちょっと近寄りがたい感じをうけるのですが、映画の中のこの人は暖かい雰囲気をもっています。
項羽を演じているのはウィリアム・フォン
今人気上昇中の若手俳優だそうです。
こんなロン毛の項羽も珍しいなと思うけど、似会っている。
鋭い表情で野心と残忍さと、せつない表情で虞姫への愛情と優しさを表現。
虞姫はクリスタル・リウ
ちょっと自分が想像している虞姫のイメージと違う気がしました。
やせすぎてるし、幼い感じがするし・・・。
それにこんなに襟を開けているのをみると姫というイメージと違ってしまうのですが・・・。
琵琶を弾きながら楚の歌を歌う虞姫を秦の兵士がいじめているところを項羽と劉邦が救ってあげ、そのとき項羽と虞姫は恋に落ちる。このときは項羽と劉邦も友好関係だったのですね。
やがて両者が台頭してきて覇権を争うようになります。
話が進んでくると両者の家来の存在感がひきたってきます。
項羽側の軍師は范増(アンソニー・ウォン・・・余談ですがこの人個人的に石原裕次郎と似てるなと思ってます)。
それから名前がわからなかったけど怖い顔の武将がいて気になりました。
劉邦側の軍師は張良(チャン・ハンユー・・・ポスター左はじ)。
忠誠心篤く熱血漢な武将樊噲(ジョーダン・チャン・・・ポスター右から2番目)も存在感がありました。
鴻門で両者相対するとき、項羽側は圧倒的に優勢で、劉邦はぐっとこらえる。
范増と張良が囲碁で決死の思いで対戦している時に、項羽の部下は剣舞を披露すると言って劉邦の命をねらう。
部下達の助けでようやく命からがら逃げた劉邦。
このことから企みのある会に呼ばれる事を鴻門の会というようになったとか。
項羽はいいます
「今天老天把我們安排在一起、就註定祇能活一個」かつて俺達は共存しえたが、今や生き残るのはどちらかだ(意訳)
張良はこの後項羽側に寝返ったので范増は去ることに。去る時に項羽に密書を渡す。
張良はそのあとまた劉邦軍にもどります。
そのあと、劉邦軍が圧倒的に優勢になり項羽軍を取り囲んで劉邦軍の兵士たちが横笛で楚の曲を奏でます。
四面楚歌でなくて四面楚曲ですね。項羽軍の兵士は故郷の楚を想い涙し、戦意を失う。
劉邦はいいます
「你説上天按排我們両人只能活一個、是対的、不過活的是我、不是你」かつておまえは生残るのはどちらかだと言った。その通り。ただし生き残るのは私だ、おまえではない(意訳です)
虞姫は愛する項羽と運命を共にします。
そのとき范増の密書が発見されます。これが劉邦軍に波紋を起こします。
見て感じたのですが、項羽は短い人生を悔いなく生きたのじゃないかな。愛する人とも純愛をつらぬいたし。劉邦の奥さんなんて歴史に残る怖い女ですからね。映画でも最後の方で老いた劉邦は悲しげでした。
この映画を見て、これは「項羽と劉邦」をぜひ読まなくては、と思いました。
両主人公だけでなく部下達も魅力的なんです。
日本の戦国ものが好きな方も楽しめます!服装も武器も似てる。そして画面いっぱいに荒涼とした大地が写しだされると日本の大地は緑が多いのだなぁとも思いました。
そうそう「往手」という言葉の意味がわかりました。
「待て」ですね
「刃物の如き君なりき」 それが黎明。
その刃物の君が「汚い劉邦」を演るというので、入浴前の劉公子並み
の造形を予想していたら、あれま…色っぽい(爆) 「汚い」のは
中身で、見かけじゃなかったのね でも最後の方の
年老いた劉邦はキチャナイ劉公子の造形にそっくりだった…なんて言えない。
この映画のメイキングでインタビューをうける黎明(レオン・ライ)氏はやはり近寄りがたいスターのオーラを感じました。それに香港の俳優さんは中国本土の俳優さんと同じ年齢でもぐっと若々しい。
だけどこの映画ではとても落ち着いた雰囲気でした。
乱世を制した劉邦は本当はもっとくせの強い人物だったのかもしれませんが、まわりで曲者ぞろいのキャラクターがせめぎあっているなか、品の良い劉邦@黎明氏が対応することで曲者の登場人物の特徴が際立ってくれて、その上劉邦が最後に君臨する器だと感じさせていたと思いました。
いろいろ裏切りもしたけど、乱世を制するには仕方がなかったのかな。年老いた劉邦は悲しそうだったですね。
黎明氏は端正な顔立ちですが、「孫文の義士団」で没落した貴公子を演じた時はなんか危ない色気がありましたね。特にちょっと疲れたような眼差しが色っぽくて私もドキッとしました。
この人は眼が色っぽい♪
この映画、私も是非銀幕の大画面で観たいです!戦闘シーンも迫力あるし、ドラマチックだし。映画内のセットや小道具一つ一つがまたよく凝っていて出演されている俳優さんも豪華!。
せめて映画の雰囲気を感じてもらえたらと予告編を貼りつけました(^^ゞ。
お友達からメール到着。2014年1月15日《項羽と劉邦/White Vengeance [DVD] 》
(原題 鴻門宴)発売!!本当は飛び上がってきゃーきゃー言いたかったのに
「腰痛いッ!!きゃー」とナサケナイ喜び方に・・・
上品に、平たい麺を食する劉邦が見られるのネ
これは買いたい!
中国語字幕ではやはりわからないセリフも多く、日本語できちんとわかりたいです。
ああ、でもどこかで大画面で上映してくれないかな、と願ってます。せっかくの迫力のある舞台、細部のこだわり。出演陣もときめく人ばかり☆
上品な劉邦さまと熱血で忠実な樊噲(お気に入りです)にまた会える\(^o^)/
そして腰の具合はいかがですか?
痛みが続く時は整形外科に診てもらってくださいね!
絶賛『楚漢』祭り、毎週開催してるので@WOWOW、なので、思わず食いつきました(笑)
ってか!日本語版が出るんですね!
ひゃふー!\(^o^)/
っつか、小春さんがハンカイか~、
ステキだったんですね~^^
ハンユウさんの張良サマも、どんなだろ~?
そして、オニマルの韓信たん!(≧▽≦)
え?范増じぃじが秋生さんとな!?
そして、局地的に盛り上がってるウィリアム君も、ちゃんと見てみたい!
もう、観たい、観たい、観たい、観たすぐるー!(爆)
でも……きっと、忘れる、ギャフン!
それでも、情報、ありがとうございました~(^^)v
大丈夫(*^^)v
DVDを入手したあかつきにはまたこちらにアップしますんで思い出します
私は逆にP子さんの「楚漢」話をこちらの配役で頭に浮かべて読んでました。
小春のハンカイがカワイイんです。なんかワンコ(紀州犬あたり)みたいに忠実で気性が激しくて
范増じいじはそう、秋生さんです。この人を初めてみたのが「インファ」だったのでどうしても見るたびに「太陽にほえろ」のテーマ曲が聞こえてきます♪
韓信はオニマルと言われている人なんですか。やっとあだ名と人が合致した←知らないことが多い中途半端な迷なもんで(^^;)
そしてウィリアムさん・・・私はなんとなく張震さんと重なるのですが、局地的に盛り上がってるのですか。カッコいいですもんね!
それから黎明さんがやっぱり素敵なんですよ(#^.^#)
上品な劉邦さんも味わい深いです♪
今年中は無理なので来年早々にも観に行く予定・・・いや行きます。
新年早々から殺し合い観に行くのかよ?!殺伐としているな。と言われそうですが
過去にも新年早々から死体を喜んで観に行った者ですので、無問題。
>新年早々から死体鑑賞=某科学博物館で「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」
鑑賞。たしか1月3日
私もみたいです!
・・・でも受験生を抱えての年末年始はやっぱり厳しいかな・・・
DVDは予約しましたよ!1月15日発売ですね。密林からそのころ到着する予定です
2月にDVD発売をする「項羽と劉邦 鴻門の会」(原題「王的盛宴」)もぬかりなく予約しました。
同じ歴史上の人物をそれぞれの映画の監督と俳優さんがどう魅せてくれるか今から楽しみです♪
殺し合い・・・いわゆる戦国時代の話ですもんね。ダイナミックに時代が変化する壮大さの裏にはたくさんの戦いと血が流れてしまうもんね。私は”指切り”のシーンが怖かったです、いたそうで
新年曹操・・・じゃなくて早々のミイラ鑑賞ナイスです
私もよく朝から魚のミイラを食べてます←それは干物
気持ち悪くなるでしょっ!お口が過ぎる!
反省…。
エジプトのファラオは永遠の命を求めていたのかな?
項羽と劉邦は肉体は残ってないけど物語のなかで生き続け、映画やドラマで何度も生き返っている(多少事実とは違うだろうけど)
そう思うと不思議ですねぇ