昨日は、京都に出かけていて
用事が済んだので、ランチでも食べようかと、ある商業施設へ。
お手洗いに行くと、男性用と女性用の入口の中間に
ベンチが一つ置いてありました。
学生らしき若い男性が一人、ポツンと座っています。
何気なく見たら。。。
彼はちょうど、お弁当箱をパカッと開けたところでした。
外は暖かくて天気もいいし、
商業施設内にだって、持ち込みを大目に見てもらえるフードコートもあるし
何もトイレ入口の小さなベンチで食べなくても。。。
彼が恥ずかしそうにしていたので、私は見ていないフリをしましたが
お弁当箱の中のご飯には、『のりたま』がきれいに振りかけてありました。
トイレをすませ、ちょっと化粧直しもしましたが
ほんの5分弱で女子トイレから出ると。。。
彼は、私の姿を見るとお弁当の蓋をサッと閉めました。
その瞬間、プラスチック製のお弁当箱はカラになっているのが見えました。
そして彼は、クルリと私に背を向けて
リュックから銀色の水筒を取り出し、
熱いお茶らしき飲み物をコップに注いで、飲み始めました。
食べるスピードの速さと、手慣れている様子に驚きました。
もしかしたら、いつもここで食べているのかもしれません。
服装から見て、専門学校生か予備校生のようですが。
帰りの電車の中で、なぜか彼を思い出しました。
毎朝、愛情をこめてお弁当を作ってくれている誰かは、
彼がトイレの前のベンチで、3分で昼食を済ませていることを
知っているのでしょうか?
事情も何も分からないくせに、
なぜか勝手に切なくなりました。
用事が済んだので、ランチでも食べようかと、ある商業施設へ。
お手洗いに行くと、男性用と女性用の入口の中間に
ベンチが一つ置いてありました。
学生らしき若い男性が一人、ポツンと座っています。
何気なく見たら。。。
彼はちょうど、お弁当箱をパカッと開けたところでした。
外は暖かくて天気もいいし、
商業施設内にだって、持ち込みを大目に見てもらえるフードコートもあるし
何もトイレ入口の小さなベンチで食べなくても。。。
彼が恥ずかしそうにしていたので、私は見ていないフリをしましたが
お弁当箱の中のご飯には、『のりたま』がきれいに振りかけてありました。
トイレをすませ、ちょっと化粧直しもしましたが
ほんの5分弱で女子トイレから出ると。。。
彼は、私の姿を見るとお弁当の蓋をサッと閉めました。
その瞬間、プラスチック製のお弁当箱はカラになっているのが見えました。
そして彼は、クルリと私に背を向けて
リュックから銀色の水筒を取り出し、
熱いお茶らしき飲み物をコップに注いで、飲み始めました。
食べるスピードの速さと、手慣れている様子に驚きました。
もしかしたら、いつもここで食べているのかもしれません。
服装から見て、専門学校生か予備校生のようですが。
帰りの電車の中で、なぜか彼を思い出しました。
毎朝、愛情をこめてお弁当を作ってくれている誰かは、
彼がトイレの前のベンチで、3分で昼食を済ませていることを
知っているのでしょうか?
事情も何も分からないくせに、
なぜか勝手に切なくなりました。