藤田けい☆幸せブログ

読んだ人が、ホッとした気持ち、
明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

あれから21年。。。

2016年01月17日 | 日記
あの日から、もうそんなにたったのですね。

高槻市にある木造住宅2階で寝ていた私は、
なぜかその夜、まったく眠れず
ようやく浅い睡眠状態になってすぐ
遠くで聞こえる地鳴りのような変な音で、目が覚めました。

数秒後、地震がはじまると
枕もとに置いていた鳥カゴの中で
小桜インコが狂ったようにバタバタ暴れるので
地震の揺れより、翼が折れないか、そちらの方が心配で
 「よしよし、大丈夫!大丈夫だから!」と
カゴを抱きしめていました。

それから始まった日々は、21年たっても
まるで昨日の事のように覚えています。

寒がりだった私が、どんな嵐や雪の日でも、
平気で外出できるようになったのは
多分あの頃。。。

寒風の中、何時間もバスを待ち続け
今日は来ないと分かれば、吹雪の中を何時間もかけて
がれきの道をひたすら歩いた取材のおかげです。

あの頃の底知れない寒さと、心がつぶれるような
不安と悲しみと比べたら
今、どんな厳しい寒波が来てもへっちゃらなのです。

マンションが倒壊し、避難所で生活していた友人は
人生観というか、すべての価値観が正反対に変わってしまい、
現在、彼女の思い描いていた未来と真逆の生活を
たくましく、かつ幸せに送っています。

色んな人の生き方と人生を大きく変えた災害でした。
もし、また遭遇することがあったら(ない事を祈りますが)
あの頃のような若さと体力こそありませんが
自分の出来る事を、精いっぱいやろうと思います。