続々強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

終戦の日の想い出

2023-08-15 17:25:52 | 美しい空

昭和20年8月15日、忘れられない日です。

抜けるような青空の日、暑くてもさっぱりしたお天気でした。

天皇陛下の大事な放送があるというので、近所のお宅に集まりました。

我が家のラジオは良く聞こえないので、近所のお宅に同じような

人達が集まりました。

みんな畏まって聞きました。ラジオの音がはっきりしませんでしたが

大変なことが起きるような気がしました。私7歳でした。

お言葉が終わって大人達は泣いていました。お母さんに抱っこされていた

赤ちゃんもお母さんが泣いているので一緒に泣いていました。

家に帰り、もう空襲がなくなるらしいと分かりました。

母は父にこれ以上空襲が続いたら、気が狂ったかも知れないと言いました。

父はうなずいたきり何も言いませんでした。

それからが別の戦いが始まりました。

食量難です。両親は大変だったと思います。でもなんとか85歳まで

生きてこられたのは両親のお陰だと感謝しています。

盆棚に果物、そうめんを供えてご先祖様、両親、舅姑、夫

ニューギニアサンサポールで果てた兄、

中学生で、教練の最中高熱を出して、それが原因で病死した

夫の兄、を思いあらためて冥福を祈っています。

あ~いまはみんな我が家に来てくださっているのでした。

賑やかで有り難いお盆です。

 

 

コメント (8)
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