私の好きなエッセイスト茨木のり子さん
同じ匂いがして安心できます
背中を押されたり共感したり目を覚まされたり
刺激を受けます
詩集の中に「行方不明の時間」というのがあります
ベルが鳴っても出ない電話が鳴っても出ない
今は居ないんです
無性に訳も分からず何かに抵抗したくなる
そんな自分はおかしいと思っていたが
「人間には行方不明の時間が必要です
なぜかはわからないけど
そんなふうに囁くものがあるのです」
・・・誰にでもあるんだこんな時
自由気ままな生活で疲れもしないのにたびたび訪れるこの気持ち
こんな時はひたすら眠るか少しの元気があれば本を読みふけり材料があれば編み物をする
老婦がゆり椅子で編み物をする姿は行き着く場所なのかもしれない
茨木のり子さん
1926-2006
49歳で夫を亡くし
晩年一人暮らしでくも膜下出血で亡くなった
後日親類に発見される
この時代に強く生きた女性としてとても惹かれた
●倚りかからず
●自分の感受性くらい
●一人は賑やか(一人でいると淋しいやつが二人寄ったらなお淋しいおおぜい寄ったならだだだっと堕落だな)
私の行方不明はいつまで続くのか?
長さはその時々による
自然のままに身を任せよう
=今日の名言=