猫の目

◎5匹の猫を見送り30年の猫の居る生活に幕が下りましたが
まさかの展開で又猫の居る暮らし復活!

PLAN75を観て

2023年02月26日 | 日記

primeビデオでPLAN75を観た

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ネタバレになるがもうビデオ配信しているから感想を述べる

78歳のミチはひとり暮らし

頑張り屋で現役で働いて暮らしている

仕事を解雇され住む場所も失いそうになった彼女は「PLAN75」の申請を検討し始める

仕事も住む場所も年齢を理由に得ることができない

簡単に「年齢がねー」と口にする人は「死になさい」と言っているのと同じだ

残された道は生活保護だが高齢者は「人様に迷惑をかけるくらいなら死んだ方がまし」と考える

昔から日本人は国家の為に死ぬことを誇りに思う民族だから

冒頭の言葉がすべてを物語る

 

 

安楽死を認める制度なのだ

(スイスやイタリアなどで認められているとは別物)

死を選べる

私はPLAN75を選択するだろう

生前整理ができて後始末もしてくれる

 

「老害」というラベルは人間扱いをしていない

増えすぎた老人が国の財政を圧迫しそのしわ寄せ全てを若者が受けている

 

みんな年寄になるのにね

怖いと思ったのは抱える問題を”対象”が消えてさえくれればこの苦痛から解放されると思う事です

最近の犯罪の根底も此処にあるように思う

腹が立ったから殺す

お金がないから強盗する・・などなど

 

そして介護

昔は家族が面倒を見たものです

こんなに長生きの時代ではなかったから老老介護もありません

しかし嫁の苦労は尋常ではない

長寿のせいで介護期間も長くなり自分の人生は介護の為か?と自問自答するでしょう

 

老いて自分の事が自分でできる人は少ない

世話をかけて生きて行く苦しみ

これが老いの苦しみかもしれない

 

ミチは一度は決心したがその後は描かれていない

それは見る人の判断で天命を生きるか安楽死を選ぶか・・

 

見ていて苦しい映画ですが高齢化社会の問題を浮き彫りにする映画です

 

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