あわら病院ブログ

国立病院機構あわら病院のブログです。
重症心身障がい、神経・血液・免疫等の難病、老年を専門として頑張っています。

9月になりました。

2018-09-01 14:16:25 | <きたがたレポート>

早いもので、平成30年つまり平成最後の年が、もう2/3(三分の2)も終了してしまいました。

8月も天気の変化が著しく、おとといの夜は坂井市・あわら市の上空でも広い範囲で雷雲が見られました。屋内で寝ているのに体に響く雷鳴の振動にも驚きましたが、一瞬とはいえ、昼のように窓の外が明るくなる稲光の強さは印象的で、何度も輝く雷光は怖いながらもとても綺麗でした。雷鳴だけでなく、断続的ではありましたが叩きつけるように降る雨音もすごくて、自宅周辺に避難警報が出てないかちょくちょく気になりました。(そのころ当直医は落雷して停電した場合のシミュレーションを頭の中で繰り返していたとか…翌日、そう申していました。)

事実、昨夜の北陸は豪雨に見舞われ、お隣の石川県では河川の氾濫が見られた様子。この辺りもかなり降り、今日、車で竹田川に架かる橋を渡りましたが、かなり水位が上昇していました。

平成が終わり次の時代に向け、いろいろ変わることもありそうですが、年々、気象の変化による災害が増えている気がします。(そうはいっても過去には伊勢湾台風などもありましたが…しかし、自分が子供のころには少なくともこれほど真夏日・猛暑日が続くことはなかったです。)

非常時にすぐに対応できるよう、常に備えをしておきたいものです。

…とりあえず家の整理整頓をして、非常時持ち出し袋を用意するところから?…

 

でもこの雨の中、木の葉の裏に隠れていたのか、今朝は蝶がひらひら飛んでいるのを数頭(蝶々の単位は確か頭だったはず…でも匹の方が一般的だし現実的?)見かけました。8月の終わりには蜻蛉の群れも何度か見ましたし、季節は確実に秋に向かっているようです。

 

皆さま、この夏の疲れが出るころですので、くれぐれもご自愛ください。

 

(医局O)#春夏秋冬


穏やかな波を感じて ・・・ ~スヌーズレン~

2018-09-01 13:44:05 | <すまいるダイアリー>
3階、4階に入院されている重心病棟の患者さんは、療育指導室のスタッフや看護師とともに、病棟や6階での活動、病院敷地内の散歩、院外での活動などを日々、楽しんでいらっしゃいます。
病院外に出かけていろいろな体験をする「院外フラット活動」や「バスハイク」などアクティブでイベント的な活動もありますが、一人ひとりが静かに穏やかに自分の時間をリラックスして楽しむ「スヌーズレン」という活動もあります。
スヌーズレンとは、休みの日にほっと一息つくような…そんな癒しの感覚を楽しむ感じ、でしょうか。
6階にはスヌーズレン室があり、心地よい光や音の環境、ベッドの柔らかく揺れる感触などを楽しめるようになっています。その中で患者さんに自分のペースでゆったりと過ごしていただく、そしてその様子を観察することでスタッフもその体験を一緒に感じられる…それらがスヌーズレンの意義だと思います。
 
下の写真はスヌーズレン室の一コマです。
患者さんは呼吸器と一緒に車椅子で6階スヌーズレン室までお出かけしました。
今回の活動は、夏なので「海遊び」っぽい感覚と環境を演出してみました。
 
 
 
 
 
水の感触。。
下からのベッドの穏やかな波のような揺れと、上からの柔らかく体を撫でていくスカーフの波。
水中散歩のようなバブルユニットの泡の音や光。
落ち着いた表情を見せてくれた患者さん。

リラックス効果か、病棟に戻ったら痰もよく出て、呼吸の状態も良い感じでした。
 
 
(療育指導室 A/ O)#ともしび