食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『中国の偽装、日本の偽装、根は同じ』

2014年07月28日 12時52分00秒 | 日記

ここのところニュースの目玉がクルクルと変わり世の中がざわついていることを示している。一時前、二時前、三

時前・・・『偽装』と同義語は食にまつわるもので埋められており、どれが何時ごろのものだったのかさえも分から

なくなった。しかし、日本人という人種は馬鹿なのか物事に大らかなのか分からない。私は今でも許せないのが雪

印の牛肉偽装事件で、身を挺して正義を訴えた西宮冷蔵を救う企業は現れず、長いものに巻かれる企業が遂には『正

しいことをした西宮冷蔵』を潰してしまった。これに心を痛めるどころか、遠に忘れ果てているだろう。

一時的な制裁を受けた雪印は自分勝手に禊(みそぎ)を受けたとして、何一つ悪びれることなく金儲けに精を出して

いる。中国で生産された餃子に農薬が混入された事件で日本の消費者は何がしかの事を学んだと思っていたら、何

一つ学ぶことなく一時的に中国からの食料品輸入は減ったが以後は増え続けていると言う。

私たちに中国の生産現場の実態など知ることは出来ないから本当に危ない食品が流通しているのか、マスコミの過

剰報道なのかは真偽の判断はつきかねるが、大方の人が思っているように安全とは言えないのではないか。

そうだと知りながら加工品を使う事により料理の簡素化が図り安さも求められるから需要は存在する。また、外食

産業に於けるこうした食品の扱いはフリーハンドが与えられているから消費者たる私たちは何を食べさせられてい

るのか分からない。何故、こうした状態にしてしまったのか。

中国は政治的にも国内治安に於いても不安定、不確実な所が多く、そうした国に生きるための根幹になる食料を依

存するなどナンセンスを通り越している。言っておくが私はネトウヨでも反中国を声高にする人種ではなく、ただ

の田舎爺だ。それでも、これ位の事は分かるし心配は出来る。

仮に急に法律が変わって日本への食料品規制なんてことにならないとも限らない。事実、尖閣問題の初期にレアア

ースの輸出規制をしたことを忘れてはならない。1度あったことは何度でも起こる。

こんな危ない事をしていて国内では農業は衰退の一途を辿り、耕作放棄地の増加に拍車がかかりっ放しだ。生産工

場は人件費の安い海外にトンズラし企業の『社会的責任』『社会貢献』などは死語になっている。

懲りない事は福島の原発事故と同様のようだ。ひょっとして日本人の祖先は鶏か? 鶏は右を見て左を見る間に前

の事を忘れてしまうと言われている(本当か嘘かは鶏に聞いてみなければ分からない)

と、ここまでは中国産の食糧ばかりに頼るべきではないと私の持論。

上海何とか食品の偽装は何かヤラセの臭いがしないではないが、程度こそ違えど、日本でもゾロゾロあるではない

か。マスコミは何の意図があるのか知らないが中国の悪口ばかり言っているように聞こえるが、この前までは日本

の大半のホテルがメニュー偽装、詐欺行為をしていたし、『勿体ない精神』を発揮しすぎて失敗した吉兆さんもあっ

た。何も中国だけが突出しているのではない。悲しいかな、性悪説での暮らし方の方が身の安全は保たれるかもし

れない。

『君子危うきに近寄らず』この諺は春秋公羊伝、解説を平たくするとどうも用語解説の書らしい。

中国から教えられた諺だ。守るもよし、無視するもよし。

因みに私は可能な限り国産品を選択する健康・小心者。


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