大政・小政の気ままな日誌

キャンピングカー(小政号)の出番が減って覚書のブログになっています。ボケ防止の為に毎日継続することを目標にしています。

宮大工棟梁・西岡常一

2012年07月17日 | 人生観
昨日のホゾ加工を調べていたら、「西岡常一」さんにぶつかった。

西岡語録

塔組は木組、木組は木の癖組、木の癖組は人組
人組は人の心組、人の心組は棟梁の工人への思いやり
工人の非を責めず己の不徳を思え。

ご存知のとうり西岡さんは宮大工、生涯を芸術的寺社建築に捧げた人・・・

その道の名人に共通する人格は超一流です。

西岡常一が遺した言葉

「その木槌の音がおかしい」

職人が木槌で叩いて木組みを無理に、はめ込もうとした時、西岡が駆けつけ

「後で荷重が掛かった時に、それ以上の無理が掛かって、何百年たった時
には全部弾けてしまう」・・・・と言ったそうです。

屋根を支える隅木を設計よりも5cm高く組んだ理由を聞かれて・・・

「歳月の重みで屋根の反りは落ちていく、千年後に設計どうりになる」

重みのある話ばかりです、旅行をして城や寺社を訪れて、その建造物が素晴ら
しいと思うのは、見える所だけではなく、影で支える木があることを忘れては
ならないし、歴史を理解して、これからを何百年・何千年をも耐える建造物と
して行くことが大切なのです。

西岡棟梁の祖父口伝

百工あれば百念あり、これをひとつに統ぶる、これ匠長の器量なり
百論ひとつに止まる、これ正なり。
百論をひとつに止めるの器量なき者は、慎みおそれて匠長の座を去れ」

想像を絶する仕事をするには、人を大切にして、その良さを生かし、あくなき
創意工夫をしなければ、後年の人々に感動を与えられないのだろう!

名工と言え、ひとりではなにも出来ない・・・・・ウム奥が深い!