KONASUKEの部屋

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キアヤヒメノメイガ220717・22

2022年10月09日 | チョウ目
キアヤヒメノメイガ。
同属のシロアヤヒメノメイガと似ていますが、前翅の斑紋が違います。

外横線
濃褐色の三角紋

①前翅後縁に明瞭な濃褐色紋が並ぶ
②濃褐色紋の間は白い帯状
③環節端は少し淡色

比較のため、シロアヤヒメノメイガ。
①外横線
②明瞭な黒褐色の三角紋はない
③前翅後縁沿いに比較的明瞭な黒褐色紋はない

分類:
チョウ目メイガ上科ツトガ科ノメイガ亜科
翅を広げた長さ:
16~20mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~6月、7~9月(年2化、小笠原では通年見られるようだ)
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・ヒメジョオン、オカトラノオなど主に草本の花の蜜
幼虫・・・セリ科(ミツバ)の葉
その他:
シロアヤヒメノメイガに似る。
黄色味が強く、白い斑紋が少ない。
前・後翅の外横線の内側、後縁寄りに、明瞭な三角紋がある。
(シロアヤヒメノメイガにはない。)
前翅後縁に長方形~三角形の濃褐色紋が3つ並び、間は白色の帯状。
(シロアヤヒメノメイガでは、明瞭な濃褐色紋はない。)
頭部は淡い灰褐色、胸腹部背面はほぼ淡い灰黒褐色で、腹部の環節端は少し色が淡い。
(シロアヤヒメノメイガは頭部が褐色、腹部背面は黒褐色で、環節端は白色。)
触角は♂が繊毛状、♀は糸状。
林縁、草原、荒蕪地、畑地、水田周辺、人家の庭、芝生の端っこなどで見られる。
比較的明るい環境を好む。
緩やかに飛翔する。
夜行性との情報もあるが、昼間も活発に活動するようだ。
灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
幼虫はミツバの葉を粗く糸で綴って中に潜み、摂食するという。
食草の根際で、白い繭を作り蛹化するという。
参考:
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
北河内昆虫記
昆虫エクスプローラ
自然観察雑記帳
渓舟の昆虫図鑑
小笠原植物誌
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
J-STAGE

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