ナキイナゴの♂。
翅と後脚を擦り合わせて鳴きます。
これは薮を突っついて追い出した個体なので、残念ながら鳴いてはくれませんでした。
辺りでは、♂たちが競って鳴いていました。
今年の課題の一つだったナキイナゴが撮れました。
音を頼りに探り当てたカップル。
覗き見感、満載ですね(笑)
♂は交尾中でも鳴いていました。
他の♂に対抗してるのかと思ったら、♀を呼ぶために鳴いている時(コーリング)と、交尾中とではリズムが違うそうです‼
次は是非、その辺の違いも観察したい!
♀の方が、圧倒的に大きいですね。
さらに♀は、腹がむきだしです。
♀は翅が痕跡程度しかないそうです。
分類:バッタ目バッタ科ヒナバッタ亜科
体長:♂19~22mm、25~32mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:6月~9月中旬(年1化)
卵で冬越し
エサ:イネ科・カヤツリグサ科を中心とした草本
その他:「イナゴ」と付くが、別のグループ。
♂は黄褐色で、♀は淡褐色。
触角は長い。
前胸背は長く、両側が平行だが、後方1/3は広がる。
後脛節は黄色。
(ヒザグロナキイナゴ(北海道に分布)では後脚の膝が黒い。)
顔面の傾斜が強く、横から見ると、頭が尖って見える。
(北海道、東北産は頭頂突起が尖らない。)
爪の間に、しがみつくための吸盤状の部分(爪間盤)を持つ。
♀は♂の約2倍。
♂の翅の先端は、腹部の途中までしか届かず、先端は切断状。
極稀に長翅型が出て、♂♀ともに腹端を超えるが、後翅が退化して飛ばないと思われる。
♀の翅は鱗片状で、幼虫と紛らわしいが、前翅に黄と黒の縦筋がある。
♂は昼間、ススキなどの背の高い草原で、脚を翅に擦り合わせて、尻上がりにカシャカシャと乾いた音で鳴く。
明るくやや乾燥した、開けた環境を好み、峠道や山間部に多い。
危険を感じると、葉裏に隠れる。
枯れたイネ科植物の根元に産卵する観察事例がある。
卵は約5mm、3~4個ずつまとめてスポンジ状の泡に包まれる。
キアシハナダカバチモドキ、ヌカダカバチに寄生される。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
検索入門セミ・バッタ(保育社)
かたつむりの自然観撮記
Wikipedia
森林総合研究所
ナキイナゴのHSIモデル(2011年3月版)
翅と後脚を擦り合わせて鳴きます。
これは薮を突っついて追い出した個体なので、残念ながら鳴いてはくれませんでした。
辺りでは、♂たちが競って鳴いていました。
今年の課題の一つだったナキイナゴが撮れました。
音を頼りに探り当てたカップル。
覗き見感、満載ですね(笑)
♂は交尾中でも鳴いていました。
他の♂に対抗してるのかと思ったら、♀を呼ぶために鳴いている時(コーリング)と、交尾中とではリズムが違うそうです‼
次は是非、その辺の違いも観察したい!
♀の方が、圧倒的に大きいですね。
さらに♀は、腹がむきだしです。
♀は翅が痕跡程度しかないそうです。
分類:バッタ目バッタ科ヒナバッタ亜科
体長:♂19~22mm、25~32mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:6月~9月中旬(年1化)
卵で冬越し
エサ:イネ科・カヤツリグサ科を中心とした草本
その他:「イナゴ」と付くが、別のグループ。
♂は黄褐色で、♀は淡褐色。
触角は長い。
前胸背は長く、両側が平行だが、後方1/3は広がる。
後脛節は黄色。
(ヒザグロナキイナゴ(北海道に分布)では後脚の膝が黒い。)
顔面の傾斜が強く、横から見ると、頭が尖って見える。
(北海道、東北産は頭頂突起が尖らない。)
爪の間に、しがみつくための吸盤状の部分(爪間盤)を持つ。
♀は♂の約2倍。
♂の翅の先端は、腹部の途中までしか届かず、先端は切断状。
極稀に長翅型が出て、♂♀ともに腹端を超えるが、後翅が退化して飛ばないと思われる。
♀の翅は鱗片状で、幼虫と紛らわしいが、前翅に黄と黒の縦筋がある。
♂は昼間、ススキなどの背の高い草原で、脚を翅に擦り合わせて、尻上がりにカシャカシャと乾いた音で鳴く。
明るくやや乾燥した、開けた環境を好み、峠道や山間部に多い。
危険を感じると、葉裏に隠れる。
枯れたイネ科植物の根元に産卵する観察事例がある。
卵は約5mm、3~4個ずつまとめてスポンジ状の泡に包まれる。
キアシハナダカバチモドキ、ヌカダカバチに寄生される。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
検索入門セミ・バッタ(保育社)
かたつむりの自然観撮記
Wikipedia
森林総合研究所
ナキイナゴのHSIモデル(2011年3月版)
イナゴとバッタを厳密に区別するには、ひっくり返して前脚の付け根を確認しなければならないので、至難の業です(笑)
昆虫は、♂の方が小さい傾向にありますね。
♀は卵を産まなければならないので、それだけ大きなボディが必要なのでしょう。