KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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ヒメツユムシ20200814・0829・0905

2020年10月24日 | バッタ目
ヒメツユムシ。
「ツユムシ」と付きますが、「ツユムシ」の仲間ではありません。
「ササキリモドキ」の仲間です。
「ササキリ」と付きますが、「ササキリ」の仲間ではありません。
・・・ややこしいですね(笑)

キリギリス上科には、大きく分けて、キリギリスの仲間、ツユムシの仲間、そしてササキリモドキの仲間がいます。
要するにキリギリスでもない、ツユムシでもない、第3のグループが「ササキリモドキ」です。
因みに、「ササキリ」はキリギリスのグループです。

これは幼虫(♀)。
産卵管があり、翅が生え始めています。

8/14に、いつものトイレで撮影。

成虫。
頭・胸に、複眼を通る二本の黄色い縦条があります。
前翅から後翅が、はみ出すことはありません。
翅の合わせ目は褐色の縦筋。

翅は独特の模様になります。
黒色点はありません。

8/29、同じトイレで撮影。
体をピッタリと壁に付けていることが多いので、お尻の先が見えません。
♂か♀か、判別がつきません。

触角は長く、体長の2.5倍程もあります。

同じトイレで、9/5に撮影。
右が♀で、左が♂のようです。

下の♀が、腹の先を曲げ、産卵管を掃除しているようです。

頻繁に位置が入れ替わったので、ちょっとどっちがどっちか?
上が♂かな?

♂の翅の下の方に、♀が潜り込むような仕草。
求愛行動か?
鳴いてるのか?
「ピチ、ピチ」と鳴くそうだけど、ほとんどの人は聞こえないらしい。
KONASUKEも全く聞こえませんでした。

向きが変わった。

♂が翅を持ち上げているし、やっぱり鳴いてたのかなぁ?

初めて、♂の交尾器が見えましたね。
しばらく観察していましたが、待ちきれず、ここで打ち切り。
交尾には至りませんでした。

別名:コガタササキリモドキ
分類:バッタ目コオロギ亜目キリギリス上科ササキリモドキ科
全長:12~18mm
体長:♂10~12mm、♀8~13mm
分布:本州(秋田県以南)、四国、九州
   山地
成虫の見られる時期:8~11月(年1化)
          卵で冬越し
エサ:小昆虫など
その他:体色は淡緑色で、触角は長い。
    後翅は突出せず、前翅には黒色点がない。
    翅は独特の模様になります。
    翅の合わせ目は茶褐色の縦筋。
    頭部~翅の基部に、複眼を通る二本の黄色い縦条がある。
    「ピチ、ピチ」「プツ、プツ」と鳴くが、50kHzと高周波なので、かろうじて聞こえる程度。
    雑木林に生息する。
    灯火に集まり、しばしば建物の壁面で見つかる。
    普通種だが、樹上性のため見かける機会は多くない。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   図鑑日本の鳴く虫(エムピージェー)
   虫ナビ
   北摂の生き物
   北茨城周辺の生き物
   路傍の虫たちと
   所沢市教育センター


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