ヘラクヌギカメムシの♀。
腹側。
背中側からでは、類似種と区別がつかないので、失礼して裏返ってもらいました(笑)
気門が黒くないので、クヌギカメムシは除外。
腹端が突出しないので、サジクヌギカメムシも除外。
消去法で、ヘラクヌギカメムシの♀と見ました。
ちなみに♂は、
ヘラクヌギカメムシ:突起の先が平らなヘラ状。
サジクヌギカメムシ:突起の先はハート形。
→参考
分類:カメムシ目クヌギカメムシ科
体長:11~14mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:5~12月
卵で冬越し
エサ:クヌギ、コナラ、ミズナラ、カシワなど(北海道では主にミズナラ)の葉、若枝、果実などの汁
その他:気門の色と腹の色は同じ。
(クヌギカメムシ(西日本に多い)では、気門は黒色。)
類似種のサジクヌギカメムシ(北海道ではこちらの方が普通)とは、腹端を腹側から見た形で識別する。
♂は突起の先が平らなヘラ状、♀は突出しない。
(サジクヌギカメムシでは、♂:突起の先がハート形、♀:突出する。)
本州では本種の方が普通に見られる。
体色は通常、緑色だが、晩秋には強く赤味を帯びる。
昼行性。
里山、二次林など広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、寺社境内などで見られる。
樹上性で、やや薄暗い環境を好む。
幼虫には弱い集合性があるが、成虫は分散する。
クヌギカメムシ類3種に共通する特徴
①晩秋から初冬の頃に、クヌギ、コナラ、ミズナラなどの幹の縦の割れ目に、組み紐状の卵を産み付ける。
②卵の上部にまち針のような受精のための突起が3本ある。
また、卵はゼリー状の粘着物質で覆われる。
孵化した幼虫は、この粘着物質をまず食べる(②はナシカメムシ、ヨツモンカメムシでも共通)。
③チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、マルカメムシなどでは、親が産卵時に腸内細菌を付着させ、孵化幼虫がそれを体内に取り込むことが知られており、クヌギカメムシ類でも同様の可能性がある。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
昆虫エクスプローラ
北海道の耕地雑草
昆虫研究所
昆虫図鑑・・・のようなもの
腹側。
背中側からでは、類似種と区別がつかないので、失礼して裏返ってもらいました(笑)
気門が黒くないので、クヌギカメムシは除外。
腹端が突出しないので、サジクヌギカメムシも除外。
消去法で、ヘラクヌギカメムシの♀と見ました。
ちなみに♂は、
ヘラクヌギカメムシ:突起の先が平らなヘラ状。
サジクヌギカメムシ:突起の先はハート形。
→参考
分類:カメムシ目クヌギカメムシ科
体長:11~14mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:5~12月
卵で冬越し
エサ:クヌギ、コナラ、ミズナラ、カシワなど(北海道では主にミズナラ)の葉、若枝、果実などの汁
その他:気門の色と腹の色は同じ。
(クヌギカメムシ(西日本に多い)では、気門は黒色。)
類似種のサジクヌギカメムシ(北海道ではこちらの方が普通)とは、腹端を腹側から見た形で識別する。
♂は突起の先が平らなヘラ状、♀は突出しない。
(サジクヌギカメムシでは、♂:突起の先がハート形、♀:突出する。)
本州では本種の方が普通に見られる。
体色は通常、緑色だが、晩秋には強く赤味を帯びる。
昼行性。
里山、二次林など広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、寺社境内などで見られる。
樹上性で、やや薄暗い環境を好む。
幼虫には弱い集合性があるが、成虫は分散する。
クヌギカメムシ類3種に共通する特徴
①晩秋から初冬の頃に、クヌギ、コナラ、ミズナラなどの幹の縦の割れ目に、組み紐状の卵を産み付ける。
②卵の上部にまち針のような受精のための突起が3本ある。
また、卵はゼリー状の粘着物質で覆われる。
孵化した幼虫は、この粘着物質をまず食べる(②はナシカメムシ、ヨツモンカメムシでも共通)。
③チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、マルカメムシなどでは、親が産卵時に腸内細菌を付着させ、孵化幼虫がそれを体内に取り込むことが知られており、クヌギカメムシ類でも同様の可能性がある。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
昆虫エクスプローラ
北海道の耕地雑草
昆虫研究所
昆虫図鑑・・・のようなもの
緑色のカメムシは多いですからね。
カメムシを裏返すのは勇気がいるので、今回、初めてやってみました(笑)