KONASUKEの部屋

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シバツトガ20210519

2021年11月14日 | チョウ目
シバツトガ。

分類:
チョウ目ツトガ科ツトガ亜科
翅を広げた長さ:
14~20mm
分布:
北海道?、本州、四国、九州
平地~丘陵
成虫の見られる時期:
4~6、8~10月(年3~4化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・食べない
幼虫・・・コウライシバなど多年生のイネ科植物
※一年生のイネ科にはほとんど寄生しないらしい
その他:
前翅は灰褐色で、多くの場合、斑紋は不明瞭。
赤褐色の中横線と外横線がある。
前者は前翅中央付近でW字状になる。
後者は中央より少し上でV字状に角張るか、湾曲する。
中横線の内側に、黒点の集まりや暗色斑を生じる場合がある。
外縁には黒点列があり、縁毛は基半部が金色に輝く。
斑紋に比較的顕著な個体変異がある。
下唇鬚・頭部・胸部の背面中央、脚は白っぽいことが多い。
逆立ちするような独特のポーズで止まる。
外来種。
1964年、千刈ゴルフ場(兵庫県三田市)が、米ジョージア州からティフトン芝を輸入した際に入ってきたと見られている。
1968年~コウライシバでも発生、急速に各地のゴルフ場に広がり、庭園の芝にもごく普通に見られるようになった。
ゴルフ場、公園、人家の庭など、食草の生育する環境で見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
日中は植え込みや樹木類の下に潜んでいることも多い。
羽化1~2日で交尾し、卵を芝地にばらまき状に産み付ける。
2~3齢幼虫になると、食草の食べカスや土粒で「苞(つと)」と作って、中で生活する。
近くには糞が見つかり、新鮮ならば緑色。
体色は灰褐色~暗褐色で、老熟すると体色が黒くなる。
主に夜間に活動し、芝の茎葉を摂食する。
3齢以降に急激に摂食量が多くなる。
高温・乾燥を好む。
終齢幼虫(6齢?)の体長は約20mm。
10月以降に生まれた幼虫は、苞の中で越冬し、翌年蛹化、羽化する。
鳥が幼虫を好んで摂食する。
幼虫の防除に、天敵細菌バチルス・チューリンゲンシスを生物農薬として用いると、安全性が高く、生態系への影響も小さい。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
バイエル クロップサイエンス株式会社
関西グリーン研究所
生活110番
GreenCast
シバウラの校庭緑化
千葉県
昆虫写真図鑑
北茨城周辺の生き物
渓舟の昆虫図鑑
あおもり昆虫記
東京昆虫館


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