ツツジコブハムシ20200513

ツツジコブハムシ。

上から見たところ。
上から見たら、イモムシの糞にしか見えません。

写りが悪いのが悔やまれますが、KONASUKEのデジカメ＆腕では、これが精一杯かも。
初めての「ムシクソ（虫糞）」系なのに。
これまで、どれだけモノホンのムシクソを掴まされてきたことか( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

良く似た種に「ムシクソハムシ」がいて、そっちは広食性。
ツツジコブハムシはツツジ類につきます。
ネット上には、「ムシクソハムシは、ツツジで良く見かける」旨の記事が散見されますが、恐らくツツジコブハムシとの混同でしょうね。

腹側を見たかったんだけど。
なかなか上手くひっくり返ってくれません。
死んだふりしてくれると、より観察しやすいんですけどねぇ。

でも、これだけでも、ハムシなんだってことは、お分かり頂けると思います。

分類：
コウチュウ目ハムシ科ツツハムシ亜科
体長：
２.８～３.４ｍｍ
分布：
本州、九州
平地～山地？
成虫の見られる時期：
５～１０月
飼育下では巣内で羽化後、成虫で冬越し？と思われる記録アリ
２齢幼虫で冬越しとの情報も
エサ：
ツツジ類の葉
その他：
体は円筒形で、体色は黒褐色から赤褐色。
背面に隆起物があり、チョウ目などの幼虫の糞に似ている。
上翅の会合部はファスナー状。
後胸腹板後突起は、角の取れた台形状で、後縁はほぼ直線的。
（ムシクソハムシでは先の丸まった三角形状。）
腹側に、脚を収納できる溝がある。
危険を感じると、これらの溝に脚をピッタリと付け、頭・腹も胸側に縮めて転がって落ち、擬死をする。
♀は、後脚で卵を持ち上げながら、自らの糞でコーティングする。
卵は親の体の大きさに比べて大きい。
幼虫は、親の作った糞の蓋に自らの糞を足して、成長に合わせて筒状の糞の巣とし、中に入ったまま移動、摂食する。
ミノムシと異なり、巣は硬い。
葉が不足すると樹皮まで食べる。
巣の中で蛹化する。
羽化後、巣の上部を開けて出てくるらしい。
生活史は複雑である可能性があり、越冬も成虫で行う場合と幼虫で行う場合、両者が入り乱れている可能性がある。
参考：
自然観察雑記帳
明石・神戸の虫　ときどきプランクトン
ご近所の小さな生き物たち
虫散歩
裏山草花昆虫記
公園昆虫記
春夏秋冬の昆虫写真館
生きもの写真家安田守の自然観察な日々
居眠り蛸の自然観察
居眠り蛸の自然観察
病害虫・雑草の情報基地
冬鳥夏虫「長池公園ぶらぶら日記」
素人園芸解説-私はこう育てる-