KONASUKEの部屋

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モクメヤガ(モクメヨトウ)20210503

2022年03月13日 | チョウ目
モクメヤガ(旧称:モクメヨトウ)。
折れた木っ端そっくりの蛾。
キバラモクメキリガと激似なので、危うくスルーする~とこだったゼ、フゥ(笑)

キバラモクメキリガは胸部背面の毛がが盛り上がるとのこと。
でもまぁ、以前撮ったキバラモクメキリガは、それほどでもなかったような?

ネット上の画像を見比べるうち、環状紋の形状が違うのではないか、と。
・モクメヤガの環状紋は内外方向に細長い
・キバラモクメキリガの環状紋は前後方向に細長い
傾向があるのではないか、と。
どうでしょう?
少なくとも後者はかなり確実っぽいです。

①頭・胸部:木の断面状
②環状紋:真ん中が黒い、内外方向に長い傾向
③腎状紋:黒色に淡色の縁取り
④前翅前縁沿い:暗褐色
⑤前翅外横線:黒点列
⑥前翅外縁~腎状紋:薄茶色の帯

旧称:
モクメヨトウ
分類:
チョウ目ヤガ科モンヤガ亜科
翅を広げた長さ:
31~37mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~丘陵
成虫の見られる時期:
5~6、8~9月
蛹で冬越し?
エサ:
成虫・・・花の蜜など
幼虫・・・チシャ、タンポポ、クローバー、ギシギシ、スカンポ、オオバコなどの葉
その他:
木目状の模様に、頭部・胸部が木の断面に見え、木っ端そっくりの蛾。
真ん中の黒い環状紋、黒色に淡色の縁取りのある腎状紋がある。
キバラモクメキリガ(47~58mm)に酷似するが、本種の方が明らかに小型。
キバラモクメキリガは胸部背面の毛が盛り上がる。
本種の環状紋は内外方向に細長い傾向がある。
(キバラモクメキリガの環状紋は前後方向に細長い傾向がある。)
前翅前縁沿いは暗褐色。
前翅外横線は黒点列。
前翅外縁から腎状紋に届く、薄茶色の帯が並ぶ。
(キバラモクメキリガにはない。)
各地で普通に見られる。
草原性。
灯火に飛来する。
終齢幼虫の体長は約35mm。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
北茨城周辺の生き物
センスオブワンダふるイモムシケムシ
あおもり昆虫記
ZATTAな昆虫図鑑
フォト蔵
北海道の昆虫
蛾の生態図鑑

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