アオスジアオリンガ?
似た種にアカスジアオリンガ、ツクシアオリンガが居て、同定には自信がありません。
前翅内横線と外横線がほぼ平行であることから、アオスジアオリンガではないか、と思います。
アカスジアオリンガでは、両者の幅は、前縁に近づくほど狭くなります。
また、ツクシアオリンガでは、逆に広がります。
気になるのは、前翅後縁の基部付近が、若干、赤っぽいこと。
アカスジアオリンガ春型♀では、前後翅の後縁が赤味を帯びます。
アカスジアオリンガの♀の可能性もあると思います。
アオスジ~・アカスジ~とも、春型の♂は前翅に赤紋があるのが基本※なので、どちらにしても♀だと思います。
※アオスジ~春型♂ではほとんど消失した個体もある
別名:
ヤマトスジアオリンガ(夏型をかつてこう呼んだ)
分類:
チョウ目コブガ科リンガ亜科
翅を広げた長さ:
34~40mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
山地
成虫の見られる時期:
5~6月、7~9月(北海道年1化、本州以南は年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・ブナ、イヌブナ、ミズナラ、コナラ、クヌギ、シラカンバ(北海道)の葉
その他:
前翅は淡い緑色。
前翅内横線と外横線の幅は、ほぼ平行で幅が広い。
(アカスジアオリンガでは狭まる、ツクシアオリンガでは広がる。)
♂の後翅は黄色、♀は白色。
(アカスジアオリンガでは、春型♂が赤味を帯びるほかは、♂♀共に白色。)
♂触角はほぼ糸状。
春型の♂では、内外横線に加えて亜外縁部にも淡色の斜条を表わし、白色の腎状紋が常に認められる。
外横線に沿い、赤色条を有する個体もしばしば出現するが、前翅前縁の基部は緑色。
(アカスジアオリンガでは前後翅とも赤味を帯び、特に前翅前縁の基部が赤色。)
春型♀の前翅後縁は赤味を帯びない。
(アカスジアオリンガでは前後翅の後縁が赤味を帯びる。)
春型の♂にも多少地域的な差異が認められる。
本州中部のブナ帯の標本は、地色は黄色味が強く、横線はややぼやけ、赤色帯が朱色に近い。
♀でも若干、類似の傾向を示す。
夏型では♂♀とも前翅翅型が短く幅広となり、通常内外横線のみ表わす。
夏型♀では前翅内外横線が細くハッキリ出る。
(アカスジアオリンガ夏型♀は前翅内外横線がぼやける。)
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、社寺境内などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
繭はボート型で、黄色ないし紫褐色、主に食樹の葉裏に作られる。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
こんちゅう探偵団
富山県産蛾類博物館
南四国の蛾
四国産蛾類図鑑
あおもり昆虫記
似た種にアカスジアオリンガ、ツクシアオリンガが居て、同定には自信がありません。
前翅内横線と外横線がほぼ平行であることから、アオスジアオリンガではないか、と思います。
アカスジアオリンガでは、両者の幅は、前縁に近づくほど狭くなります。
また、ツクシアオリンガでは、逆に広がります。
気になるのは、前翅後縁の基部付近が、若干、赤っぽいこと。
アカスジアオリンガ春型♀では、前後翅の後縁が赤味を帯びます。
アカスジアオリンガの♀の可能性もあると思います。
アオスジ~・アカスジ~とも、春型の♂は前翅に赤紋があるのが基本※なので、どちらにしても♀だと思います。
※アオスジ~春型♂ではほとんど消失した個体もある
別名:
ヤマトスジアオリンガ(夏型をかつてこう呼んだ)
分類:
チョウ目コブガ科リンガ亜科
翅を広げた長さ:
34~40mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
山地
成虫の見られる時期:
5~6月、7~9月(北海道年1化、本州以南は年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・ブナ、イヌブナ、ミズナラ、コナラ、クヌギ、シラカンバ(北海道)の葉
その他:
前翅は淡い緑色。
前翅内横線と外横線の幅は、ほぼ平行で幅が広い。
(アカスジアオリンガでは狭まる、ツクシアオリンガでは広がる。)
♂の後翅は黄色、♀は白色。
(アカスジアオリンガでは、春型♂が赤味を帯びるほかは、♂♀共に白色。)
♂触角はほぼ糸状。
春型の♂では、内外横線に加えて亜外縁部にも淡色の斜条を表わし、白色の腎状紋が常に認められる。
外横線に沿い、赤色条を有する個体もしばしば出現するが、前翅前縁の基部は緑色。
(アカスジアオリンガでは前後翅とも赤味を帯び、特に前翅前縁の基部が赤色。)
春型♀の前翅後縁は赤味を帯びない。
(アカスジアオリンガでは前後翅の後縁が赤味を帯びる。)
春型の♂にも多少地域的な差異が認められる。
本州中部のブナ帯の標本は、地色は黄色味が強く、横線はややぼやけ、赤色帯が朱色に近い。
♀でも若干、類似の傾向を示す。
夏型では♂♀とも前翅翅型が短く幅広となり、通常内外横線のみ表わす。
夏型♀では前翅内外横線が細くハッキリ出る。
(アカスジアオリンガ夏型♀は前翅内外横線がぼやける。)
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、社寺境内などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
繭はボート型で、黄色ないし紫褐色、主に食樹の葉裏に作られる。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
こんちゅう探偵団
富山県産蛾類博物館
南四国の蛾
四国産蛾類図鑑
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