ノコギリカミキリの♀(死骸)。
カミキリムシにしては丸くて平たい体型に真っ黒なボディ。
ちょっと”G”っぽい?(笑)
和名はノコギリ状の触角と、前胸側縁のトゲ状突起から。
♀は触角第3節が第1節より細い。
(ポケット図鑑日本の昆虫1400②にある記述は、1節と3節が逆だと思われる。)
触角は全体的に♂より細くて、長さは体の半分に届かない。
近似種のニセノコギリカミキリとの違いは・・・
①後脚脛節の上面と側面に縦溝がある。
(ニセノコギリカミキリでは側面のみ。)
②前胸背は、ニセノコギリカミキリより点刻が少なく、光沢がある。
しかし、知識がなかったので、その辺が捉えられていません。
そこで、♀でだけ使えるポイント。
③ノコギリカミキリ♀の触角は12節。
(ニセノコギリカミキリ♀では11節で、第11節は外縁に凹みがある。)
12節なので、ノコギリカミキリの♀で確定!
ところで、腹の先に、何やら棒状の突起が。
どうやらこの先から性フェロモンを出して、オスを呼ぶらしいですよ!
うっふう~ん♡(笑)
さて、こっちは♂(死骸)。
触角第3節は第1節と同じくらいの太さ。
全体に♀より太く、長さは翅端にギリギリ届かないくらい。
問題はノコギリカミキリか? ニセノコギリカミキリか?
これも死骸がゴミと思われて捨てられてしまったので、①②のポイントが確かめられません。
そこで、♂にだけ通用するポイント。
④触角第3節は触角第4節+第5節よりも短い。
(ニセノコギリカミキリでは第3節は第4節+第5節とほぼ同じ長さ。)
写真では分かりずらいですが、第4節+第5節の方が若干長い。
遠近法を考慮すれば、ノコギリカミキリの♂と見て良さそうです。
まぁ、ニセノコギリカミキリは、どちらかと言うと関西に多く、関東では珍しいので、こんな身近には居ないでしょうしね。
分類:コウチュウ目カミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科
体長:23~48mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~丘陵
成虫の見られる時期:5月中旬~9月初旬(年1化)
幼虫で冬越し(非休眠)
エサ:成虫・・・広葉樹の樹皮や樹液
幼虫・・・広葉樹・針葉樹の枯れ木
その他:体色は黒色~黒褐色。
カミキリムシにしては、丸くて平たい体型。
前胸両縁に大きな3つの突起がある。
触角は♂♀とも鋸歯状(和名の由来)、12節で翅端に届かない。
触角第3節が第1節と同じくらい太ければ♂、細ければ♀。
(この♂♀の識別方法はニセノコギリカミキリでも同様。)
全体に♂の方が触角は太く、長さは翅端にギリギリ届かないくらい。
♀は体の中ほどまで。
体は♀の方が大きい。
♀は翅端から腹端がはみ出す。
♀は腹端の棒状突起から性フェロモンを出して、♂を呼ぶと考えられる。
後脚腿節と上翅外縁のヤスリ状の器官を擦り合わせて鳴く。
(他のカミキリムシは、中胸部に発音器がある。)
夕方から林内を飛び、良く灯火に来る。
様々な木材で見られ、針葉樹と広葉樹が混生する樹林とその林縁の樹上に棲む。
ニセノコギリカミキリとの違い
①後脛節上面と側面に縦溝があればノコギリカミキリ。
(ニセノコギリカミキリは側面のみ。)
②前胸背は点刻が少なく、光沢がある。
(ニセノコギリカミキリは点刻が多く、艶消し状。)
③♂の触角第3節の長さは、第4節+第5節の長さより短い。
(ニセノコギリカミキリ♂はほぼ同じ長さ。)
※ポケット図鑑日本の昆虫1400②は、不等号の向きが逆だと思われる。
④♀の触角は12節。
(ニセノコギリカミキリ♀は11節で、第11節の外縁に凹みがある。)
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
サバイバル節約術
虫ナビほか
カミキリムシにしては丸くて平たい体型に真っ黒なボディ。
ちょっと”G”っぽい?(笑)
和名はノコギリ状の触角と、前胸側縁のトゲ状突起から。
♀は触角第3節が第1節より細い。
(ポケット図鑑日本の昆虫1400②にある記述は、1節と3節が逆だと思われる。)
触角は全体的に♂より細くて、長さは体の半分に届かない。
近似種のニセノコギリカミキリとの違いは・・・
①後脚脛節の上面と側面に縦溝がある。
(ニセノコギリカミキリでは側面のみ。)
②前胸背は、ニセノコギリカミキリより点刻が少なく、光沢がある。
しかし、知識がなかったので、その辺が捉えられていません。
そこで、♀でだけ使えるポイント。
③ノコギリカミキリ♀の触角は12節。
(ニセノコギリカミキリ♀では11節で、第11節は外縁に凹みがある。)
12節なので、ノコギリカミキリの♀で確定!
ところで、腹の先に、何やら棒状の突起が。
どうやらこの先から性フェロモンを出して、オスを呼ぶらしいですよ!
うっふう~ん♡(笑)
さて、こっちは♂(死骸)。
触角第3節は第1節と同じくらいの太さ。
全体に♀より太く、長さは翅端にギリギリ届かないくらい。
問題はノコギリカミキリか? ニセノコギリカミキリか?
これも死骸がゴミと思われて捨てられてしまったので、①②のポイントが確かめられません。
そこで、♂にだけ通用するポイント。
④触角第3節は触角第4節+第5節よりも短い。
(ニセノコギリカミキリでは第3節は第4節+第5節とほぼ同じ長さ。)
写真では分かりずらいですが、第4節+第5節の方が若干長い。
遠近法を考慮すれば、ノコギリカミキリの♂と見て良さそうです。
まぁ、ニセノコギリカミキリは、どちらかと言うと関西に多く、関東では珍しいので、こんな身近には居ないでしょうしね。
分類:コウチュウ目カミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科
体長:23~48mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~丘陵
成虫の見られる時期:5月中旬~9月初旬(年1化)
幼虫で冬越し(非休眠)
エサ:成虫・・・広葉樹の樹皮や樹液
幼虫・・・広葉樹・針葉樹の枯れ木
その他:体色は黒色~黒褐色。
カミキリムシにしては、丸くて平たい体型。
前胸両縁に大きな3つの突起がある。
触角は♂♀とも鋸歯状(和名の由来)、12節で翅端に届かない。
触角第3節が第1節と同じくらい太ければ♂、細ければ♀。
(この♂♀の識別方法はニセノコギリカミキリでも同様。)
全体に♂の方が触角は太く、長さは翅端にギリギリ届かないくらい。
♀は体の中ほどまで。
体は♀の方が大きい。
♀は翅端から腹端がはみ出す。
♀は腹端の棒状突起から性フェロモンを出して、♂を呼ぶと考えられる。
後脚腿節と上翅外縁のヤスリ状の器官を擦り合わせて鳴く。
(他のカミキリムシは、中胸部に発音器がある。)
夕方から林内を飛び、良く灯火に来る。
様々な木材で見られ、針葉樹と広葉樹が混生する樹林とその林縁の樹上に棲む。
ニセノコギリカミキリとの違い
①後脛節上面と側面に縦溝があればノコギリカミキリ。
(ニセノコギリカミキリは側面のみ。)
②前胸背は点刻が少なく、光沢がある。
(ニセノコギリカミキリは点刻が多く、艶消し状。)
③♂の触角第3節の長さは、第4節+第5節の長さより短い。
(ニセノコギリカミキリ♂はほぼ同じ長さ。)
※ポケット図鑑日本の昆虫1400②は、不等号の向きが逆だと思われる。
④♀の触角は12節。
(ニセノコギリカミキリ♀は11節で、第11節の外縁に凹みがある。)
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
サバイバル節約術
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