KONASUKEの部屋

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ナカジロフトメイガ220503

2022年10月13日 | チョウ目
ナカジロフトメイガ。
資料が少ないです。

良く似たオオナカジロフトメイガは、日本では対馬でしか見られないようです。

ネグロフトメイガは、
①前翅内横線が後縁付近で湾曲しない
②前翅基部に白紋がない
③前翅前縁に濃緑色部がなく、独立して黒色点がある
などの特徴があり、本種と区別できます。

①前翅内横線
ⓐ後縁付近で湾曲する
(オオナカジロフトメイガはV字に湾曲
ネグロフトメイガは湾曲しない)
ⓑ内側は濃緑色
Ⓒ白紋がある

②前翅外横線
ⓐ外側は濃緑色

③内外横線間は白色
ⓐ前縁に濃緑色部がある
(オオナカジロフトメイガは幅が狭い
ネグロフトメイガにはほとんどない)
ⓑ黒紋:ⓐに内接する
(オオナカジロフトメイガは独立する
ネグロフトメイガはⓐがほとんどなく、ⓑは独立する)


分類:
チョウ目メイガ上科メイガ科フトメイガ亜科
翅を広げた長さ:
28mm
虫ナビ26~31mm
分布:
本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~8月
越冬形態?
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・不明
その他:
前翅内横線の内側と外横線の外側が濃緑色で、内外横線間は白色。
前翅基部に白紋がある。
(ネグロフトメイガにはない。)
オオナカジロフトメイガに似るが、オオナカジロフトメイガは対馬のみに分布。
前翅内横線は、後縁付近で大きく曲がる。
(オオナカジロフトメイガでは「V」字形になる。
ネグロフトメイガではほとんど湾曲しない。)
前翅前縁に濃緑色部があり、それに内接して黒紋がある。
(オオナカジロフトメイガでは前縁の濃緑色部が狭く、黒紋は独立して目立つ。
ネグロフトメイガでは、前縁に濃緑色部がなく、独立して黒色点がある。)
胸部・腹部背面の模様も特徴的。
上体を起こし、腹端を上に曲げた状態で止まることが多い。
灯火に飛来する。
参考:
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
北茨城周辺の生き物


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