KONASUKEの部屋

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三成は戦下手?

2014年01月07日 | 歴史
一般的な三成のイメージって、役人としては優秀だけど、武人としてはからっきしって感じだと思う。
その根拠になっているのは、多分、忍城戦と関ケ原じゃあないだろうか?
でも、これは、根拠とするには、かなり疑問。

忍城戦に関して言えば、例の「水攻め」は三成の発案ではなく、秀吉の命令であったらしい。
むしろ三成は、失敗の可能性から、反対したとか。
それに、戦の後半では、
真田信繁(幸村)、
直江兼続、
佐竹義重ら、そうそうたるメンバーが投入されており、それでも落とせなかったのだから、
相手が悪かったというか、
忍城側が讃えられるべきだろう。

関ケ原に関して言えば、単なる結果論だと思う。
勝った側が優秀に決まっているという前提から出発しているワケで、信憑性に欠ける。
味方の裏切りに気付いていなかったというのも、事実と異なる。
書状が残っている。
言われているような凡将ではなかったのだろう。
徳川側が、三成を貶めたのだろう。
義が三成の側にあったということになれば、徳川は悪になるから。

大谷吉継との、茶会の席での逸話に象徴されるように、三成は、正直過ぎる性格だったのではないか。
裏切りが日常茶飯事な戦国の世において、信頼に足る人物だったのだろう。
僕は好きだけどね、愚直な人って。

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