チャバネセセリ。
後翅の模様は、弧を描く。
イチモンジセセリでは直線的。
9/26撮影。
分類:
チョウ目セセリチョウ上科セセリチョウ科セセリチョウ亜科
前翅の長さ:
13~21mm
翅を広げた長さ:
27~36mm
分布:
本州、四国、九州、沖縄
平地~山地
成虫の見られる時期:
5~11月(年3~4化、八重山諸島では周年発生、茨城県7~11月)
中齢(3~4齢)幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・セイタカアワダチソウ、センダングサ類、タンポポ類、シオン類、アザミ類などキク科、ウツギ、ハナツクバネウツギ、イボタノキ、シシウド、オカトラノオ、キュウリ、ヘクソカズラ、ヤブガラシ、ヒガンバナ、ハギ、ツルボなどの花の蜜
幼虫・・・チガヤ、ススキ、アブラススキ、オオアブラススキ、メヒシバ、イヌビエ、イネ、アシ、ジュズダマ、カモジグサなどイネ科、アズマネザサ、メダケ(タケ科)、シラスゲ、ハマスゲ、ヒメクグなどカヤツリグサ科の植物の葉
その他:
前翅表・後翅裏の白紋は細かく、弧状に並ぶ。
(イチモンジセセリでは、前翅表の白紋は大きくて弧状に並び、後翅裏の白紋は大きくて直線的に並ぶ。)
紋が消失している個体もある。
翅裏は黄褐色、翅表は茶褐色。
♂は前翅に灰白色斜条の性標を持つ。
八重山諸島ではトガリチャバネセセリと混同されやすいが、本種♂の性票の位置が基部側に寄る。
(トガリチャバネセセリ♂では外側に寄る。)
♀は前翅表に白色紋が多く、たいていトガリチャバネセセリより紋が小さい。
♀は♂より大型で、翅形が丸味を帯びる。
毎年、発生を繰り返しながら北上し、北の地域では越冬出来ずに死に絶えるというサイクルを繰り返す。
イチモンジセセリより耐寒性がなく、越冬出来ずに死ぬことが多い。
普通に見られる。
河原、公園、田畑の周辺など開けた場所に棲む。
イチモンジセセリと混棲することが多い。
♂は湿地で吸水することも多く、吸いもどし行動も見られる。
日光浴の際は、後翅全開、前翅半開の姿勢をとる。
卵は食草の葉や茎の様々な箇所に1個ずつ産付される。
幼虫は頭部が初齢~3齢まで黒褐色、亜終齢(4齢)は黄褐色、終齢(5齢)は淡緑色。
脱皮が近づくと、頭の後ろに次の頭が準備され、白く膨らむ。
終齢は頭にハ字型の赤褐色~紫褐色の斑紋があり、白色に縁取られる。
胴部は細長く、緑色。
終齢幼虫の体長は約30~40mm。
若齢から終齢まで、葉を筒状に巻いて巣を作る。
葉の巻き方は葉表を内側にするもの、逆のもの、幼虫の巣中の位置も頭を上に向けるもの、下に向けるものなど、一様でない。
若齢~中齢は巣から出て、上下の葉縁から中脈を残して不規則に摂食し、葉先を食べ尽くし(あるいは落下させて)なくなっている場合が多い。
飼育すると終齢幼虫は巣を作らない場合があり、野外でも触ると草間に落下しするものが多い。
1年中見られるが、北の地域では越冬できない。
休眠せず、少しずつ食べ成長する。
草地で見られる。
蛹化は巣内では行わず、飼育では容器の壁面に帯蛹となることがある。
野外では葉裏に台座を作って帯蛹となる。
アカヒゲフシヒメバチ、マツヤマチビアメバチ、ヨコハマヒメバチ、コキアシヒラタヒメバチなどに寄生される。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEポケット幼虫(学研プラス)
学研の図鑑LIVE昆虫新版(学研プラス)
検索入門チョウ②(保育社)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
昆虫エクスプローラ
大阪市とその周辺の蝶
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
芋活.com
蝶の図鑑
森林総合研究所多摩森林科学園
八丈植物公園・八丈ビジターセンター
後翅の模様は、弧を描く。
イチモンジセセリでは直線的。
9/26撮影。
分類:
チョウ目セセリチョウ上科セセリチョウ科セセリチョウ亜科
前翅の長さ:
13~21mm
翅を広げた長さ:
27~36mm
分布:
本州、四国、九州、沖縄
平地~山地
成虫の見られる時期:
5~11月(年3~4化、八重山諸島では周年発生、茨城県7~11月)
中齢(3~4齢)幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・セイタカアワダチソウ、センダングサ類、タンポポ類、シオン類、アザミ類などキク科、ウツギ、ハナツクバネウツギ、イボタノキ、シシウド、オカトラノオ、キュウリ、ヘクソカズラ、ヤブガラシ、ヒガンバナ、ハギ、ツルボなどの花の蜜
幼虫・・・チガヤ、ススキ、アブラススキ、オオアブラススキ、メヒシバ、イヌビエ、イネ、アシ、ジュズダマ、カモジグサなどイネ科、アズマネザサ、メダケ(タケ科)、シラスゲ、ハマスゲ、ヒメクグなどカヤツリグサ科の植物の葉
その他:
前翅表・後翅裏の白紋は細かく、弧状に並ぶ。
(イチモンジセセリでは、前翅表の白紋は大きくて弧状に並び、後翅裏の白紋は大きくて直線的に並ぶ。)
紋が消失している個体もある。
翅裏は黄褐色、翅表は茶褐色。
♂は前翅に灰白色斜条の性標を持つ。
八重山諸島ではトガリチャバネセセリと混同されやすいが、本種♂の性票の位置が基部側に寄る。
(トガリチャバネセセリ♂では外側に寄る。)
♀は前翅表に白色紋が多く、たいていトガリチャバネセセリより紋が小さい。
♀は♂より大型で、翅形が丸味を帯びる。
毎年、発生を繰り返しながら北上し、北の地域では越冬出来ずに死に絶えるというサイクルを繰り返す。
イチモンジセセリより耐寒性がなく、越冬出来ずに死ぬことが多い。
普通に見られる。
河原、公園、田畑の周辺など開けた場所に棲む。
イチモンジセセリと混棲することが多い。
♂は湿地で吸水することも多く、吸いもどし行動も見られる。
日光浴の際は、後翅全開、前翅半開の姿勢をとる。
卵は食草の葉や茎の様々な箇所に1個ずつ産付される。
幼虫は頭部が初齢~3齢まで黒褐色、亜終齢(4齢)は黄褐色、終齢(5齢)は淡緑色。
脱皮が近づくと、頭の後ろに次の頭が準備され、白く膨らむ。
終齢は頭にハ字型の赤褐色~紫褐色の斑紋があり、白色に縁取られる。
胴部は細長く、緑色。
終齢幼虫の体長は約30~40mm。
若齢から終齢まで、葉を筒状に巻いて巣を作る。
葉の巻き方は葉表を内側にするもの、逆のもの、幼虫の巣中の位置も頭を上に向けるもの、下に向けるものなど、一様でない。
若齢~中齢は巣から出て、上下の葉縁から中脈を残して不規則に摂食し、葉先を食べ尽くし(あるいは落下させて)なくなっている場合が多い。
飼育すると終齢幼虫は巣を作らない場合があり、野外でも触ると草間に落下しするものが多い。
1年中見られるが、北の地域では越冬できない。
休眠せず、少しずつ食べ成長する。
草地で見られる。
蛹化は巣内では行わず、飼育では容器の壁面に帯蛹となることがある。
野外では葉裏に台座を作って帯蛹となる。
アカヒゲフシヒメバチ、マツヤマチビアメバチ、ヨコハマヒメバチ、コキアシヒラタヒメバチなどに寄生される。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEポケット幼虫(学研プラス)
学研の図鑑LIVE昆虫新版(学研プラス)
検索入門チョウ②(保育社)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
昆虫エクスプローラ
大阪市とその周辺の蝶
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
芋活.com
蝶の図鑑
森林総合研究所多摩森林科学園
八丈植物公園・八丈ビジターセンター
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