2017.1.29 坊領ルートピストン

この水曜日までは通勤の帰路に通る外環から眺める金剛山は山頂から７合目辺りまで真っ白になっていて今日の山行に樹氷や霧氷が見れるのではと大いに期待していた。
だが木曜日辺りから気温が上がりだし昨日の土曜日は春を思わすような暖かな一日で、仕事帰りに見た金剛山はもう白いものが失せていた。
今日も暖かい一日になりそうなので昨年２月以来２度目となる坊領ルートを歩くことにして６時４０分に自宅を自転車で出発。
石川橋の上では未だ夜が明けきらずヘッドライトを点けた車が走っている。



森屋バス停で高度１１０ｍに補正しスイセンの丘がある奉健塔を横目に見て坊領ルートの取りつきへと向かう。



自転車をデポして７時４０分に一の木戸が見える登山道へ進み後ろを振り返るとＰＬの塔や霞んでいるが大阪市内のビル群が朝日に照らされていた。



歩きだすと気温が高いのですぐに身体が温まりウインドブレーカーや帽子を脱いで歩く。
約２０分ほど詰めていくと上赤坂城跡分岐に到着したので上赤坂城跡に登るがさほど先程振り返った取りつきの風景と変わりなかった。



一旦分岐に戻り先へと進み砦跡から猫路山城址で水分補給。
今日も昨年に金剛山登山道情報から印刷したＡ４ガイド１６枚を手に持って確認をしていくが所々前回の記憶が残っていたり基本踏み跡がしっかりついているので迷うことは無い。
猫路山城跡からはあまりアップダウンが無い道を詰めていくとやがて足谷林道への分岐に着く。
ガイドによるとここからは鉄塔の保守があるので関電道と呼ばれる道になるとのこと。
帰路、ピストンして判ったが踏み跡のある谷筋をずっと詰めていたので１番目の鉄塔を見落としていて２番目の鉄塔の下を通過。



この時はガイドも見ずに１番目の鉄塔と思っていたので先へ進むがすぐに着くはずの鉄塔になかなか着かずガイドを見直すと見落としが判った。
そして自然林から植林帯に入りしばらく詰めていくと坊領山の鞍部に到着。
鞍部から一登りで坊領山山頂６４５ｍに９時半に到着した。
地形図と登山地図併せて周辺の確認もする。
ここでインスタントコーヒーとアンパン、ポールウインナーを食べて１５分ほど休憩する。




休憩後、鞍部に戻って西方向へと緩やかな登りの道を詰めていくと３番目の鉄塔に登り上がった。



この辺りから雪もちらほら出始めるも気温が高いので半分溶けかかっている。
だんだん斜度もきつくなるがセトも近いので高度も上がり冷たい風が心地良いので休まず登って行く。



そして多くの人が通るセトに１０時５０分到着し４本アイゼンを着けて耳が痛くなってきたので帽子を被る。



セトからもそうしんどく感じずに１１時２０分に沢山の人がいる国見城跡に着くことが出来た。



ハンコをもらって気温を確認すると６℃と高い気温だった。
昼食を食べようと思い井戸広場に行くと手前の木のベンチの一角が空いていたので両サイドの人達に断って座らせてもらう。
今日は袋麺と煮玉子、オニギリ食べたがダウンを着て休憩したので汗が出そうなくらい温まった。
ちょうど隣が空いてしばらくすると３年程前の下山に念仏坂を下った時に寺谷から一緒になった堺の女性が来られたのでいろいろと話をする。
今日はツツジオ谷を登って来たとのことでもう一つのようだった。
確か３００回近く登っておられ、坊領ルートを登って来たと言うと「あんなルート２度と御免やわ」と言っておられた。
１時間ほどゆっくり休憩出来、体力も回復出来たので往路を戻ることにする。
調子悪ければ千早登山口に下山してバスで森屋に行き自転車をピックアップしようと思っていたがその必要な無さそうだ。
１２時２０分に堺の女性に挨拶して山頂を後にしてセトへと下る。
セトでアイゼンを外して少し登り返しネットが張ってある坊領ルートへと取りつく。



下山はどちらかというとよく似た所を何度も歩くようで単調だがどんどん高度を下げる。
時折、ササが茂る気持ちの良い道に下ったり出来たので気分新たにする。




随分下り往路に見落としていた１番目の鉄塔も尾根筋に上がって眺めに行く。



ここからしばらく詰めると猫路山城址に着いたのでアイスティーのパックを飲んで休憩する。
このアイスティーのパックは量がさほど多くないので休憩時に飲むのにもってこいなのと何しろ１００円しないので毎回持参する。
今日もだったがついているストローで飲み干したつもりなのだが時々中に残っていた水分を溢れ出させザックやパンツを濡らしてしまう。
後からいつもちょっと気を付ければ良いのにと思っている。
猫路山城址から上赤坂城跡分岐はすぐでやがて３の木戸から順に１の木戸へと自転車のデポ地に山頂から２時間半かかって下り着いた。



この坊領ルートは先々週巡った水分道同様あまり変化の無い長いルートなのでもうピストンはしないつもりだが千早登山道から登って物足りない時などに下山に使いたいと思う。
帰りにスイセンの丘に立ち寄ってもう終盤になってきたスイセンを眺めてから一気に自宅へ帰った。