え~こちら、私が10数年愛用している
マイ包丁です。
刃に彫られている銘は「南常」(なんつね)
関西での仕事を辞め高知に帰ってくる際に
一緒に持って帰ってきました。
普通の家庭でよく用いられる
両刃とは違い片刃の包丁です。
片刃は普通の状態で切ろうとすると
右手持ちの場合は左へ喰い込んでいくので
真っ直ぐ切るためには微妙な調整と慣れが必要ですが、
最大の長所はその切れ味!
砥石で研いだ後の切れ味といったら
そりゃ~すんごいです。
カチンコチンに冷凍されている肉や魚でも
少し解凍するだけでスパンと切れます。
(解凍しないと切るというよりコナゴナになるんで
少し解凍します。)
この切れ味のため私はマイ包丁を勝手に
「斬鉄剣」(ざんてつけん)
と呼ばせてもらっています。
今まででこのマイ包丁は7代目ですが
最高の切れ味です。
いい包丁は研いでもあまりちびりません。
もともと刃渡り19センチありましたが
幾度か研いで使っている今でもまだ
17センチはあります。
しかも少し研ぐだけで良く切れます。
ここで包丁が切れるかどうかの簡単な見分け方を。
■まず包丁かる~く持ちます。
持っている柄(え)の部分がグラグラするぐらい
軽~~く持って下さい。
■反対の手の親指の爪の真ん中くらいに刃を乗せます。
けっして力は入れないで下さい。
■包丁を爪の上で滑らしてみて下さい。
力はほとんど入れないで下さい!
はい!切れる包丁なら刃が滑りません。
爪に喰い込んで動きません。
包丁本来の切れ味が落ちている包丁なら
簡単に爪の上をスイスイ滑ります。
でもまぁ、爪に喰い込むくらい切れる包丁は
家庭では逆に危ないかも。。
指を切るときもちょっと切ったぐらいじゃ
すまなくなるかもしれませんし。。
「斬鉄剣」・・切れすぎるのも考えものかも。。
この写真撮った後すぐについ・・
斬鉄剣で冷凍枝豆の袋の口を切ってしまいました。。
「ああ・・また、つまらぬものを切ってしまった。」
byごえもん