カヤック コウノトリのブログ

大阪にあるカヤック屋さんのブログです。

レスキュー講習の練習

2023-05-30 18:09:56 | 講習
ようやくコロナも落ち着いたので今年からはレスキュー講習を復活致します。

なのでしっかりと練習をしてお客様には良い状態でレクチャーが出来るようにしないといけません!!


以前ぶっつけ本番で再乗艇をやったところ足が吊ってお笑いレスキュー講習になったことが有ったので・・・




カヤックで転覆することを沈(ちん)または沈脱(ちんだつ)と言いますので以降は沈と言います。

ツーリングや釣りで使用するカヤックで沈することは殆どなく沈するのは乗り沈降り沈なので乗り降りするときに沈してしまいます。とくに足腰の弱くなった50代以降や私みたいな肥満体系の人は膝への負担が多く疲れて戻ってきたときの降り沈を食らうってのが定番です。

また、乗り沈降り沈は浅瀬での沈ですので岩などで頭をぶつけないように注意が必要なのでパドルなどを杖代わりにして怪我をしないようにしてくださいね。



画像のようなベタ凪で沈することはないですが不注意で沈した場合は再乗艇が必須となります。

シーカヤックであればエスキモーロールが出来ますがタンデムのファルトボートやシットオンは再乗艇となります。

ガイドさんが行う再乗艇と見様見真似の再乗艇の違いは腕力を使うか使わないかなのですが、このへんはパドリングと同じです。押して漕ぐガイドさんと引いて漕ぐ初心者さんの違いと似ております。
初心者の方の再乗艇は懸垂をやる感じになりますので余ほど筋肉自慢でなければ1~2回で上がれなくなります。
ガイドさんは10回でも20回でも再乗艇は可能です。

ちょっとした事のコツで何回でも再乗艇が出来るようになります。



約3年ぶりの再乗艇ですが、ちょっとモタモタしているので30点ってところです・・・


また、パドルフロートを使った再乗艇の動画でパドルに足をかけて上がっているのは残念ながら0点です。




シットオンカヤックでの再乗艇ですが、こちらも3年ぶりと言い訳致しますが酷い有様ですね・・・
乗り込むところまでは良かったですが以降はもたついているので波が高いと再度沈してますね。



6月18日【日】に淀川でレスキュー講習を行いますのでご参加お待ちしております。

また、スポットでのお申込みも随時受付しておりますのでお問合せお待ちしております。


レスキュー講習ですが、基本どこのショップさんでも穏やかな所で開催しておりますのでリアルレスキューの時に再乗艇が出来るかどうかは微妙な所です。ただ、穏やかな所で出来ない方は荒れた所では出来ませんので連絡手段をしっかりと用意して頂くのが良いかと思います。

西宮パドリングスクール

2019-09-29 08:00:00 | 講習
今年は安全意識の高いお客様が増えているみたいでパドリングスクールに参加して頂けるお客様が昨年に比べて倍増しております。


今回はカップルでのご参加とファルトの試乗を兼ねたお客様の3名です。


使用艇
フジタカヌー アルピナⅡ460EX

マリブカヤックス X13

バイキングカヤック 忍






X13ですが国内で流通しているポリ艇の中ではスピードと扱いやすさはナンバー1ですね。

同サイズのバイキングカヤック プロフィッシュ45よりスピードは速いですよ!!


アルピナⅡ460EXは430より少し重いですが剛性が強い分長期ツーリングなどで重い荷物を載せて使うことが可能です。


忍は安定性は良いのですが、スピードが遅い・・・
安定性重視の方にお勧めですね。



















パドリングの上達に大事なことは力を抜く・姿勢良く座る・スピードを出そうとしないことかな?


様々な環境の中で安定して真っ直ぐ漕ぐのは意外と難しいんですよね。


状況に合わせた微調整方法を身につければ、真っ直ぐ漕げるようになると思いますよ。


向かい風は適当に漕いでも真っ直ぐ進むので、追い風の状況で真っ直ぐ進めるように練習をしてみてくださいね。




シットオンカヤックのレスキュー

2018-08-25 08:00:00 | 講習



ソロのセルフレスキューと対人レスキューなど体験して頂きました。


今回お二人共にスキマー116だったのですが、軽いカヤックほど再乗艇が難しいんですね。


再乗艇のコツはバタ足のタイミング


詳しくは講習を受けて下さいね。



横からのよじ登りが苦手ならパドルフロートを使えば超カンタン!!

こちらも講習を受けてくださいねsymbol7




一番楽な再乗艇は対人でサポートして貰うのが簡単で体力の消耗も少ないです。




通常の対人レスキュー





対人レスキュー中に二人共に沈してしまった状態

少し分かりにくいですが、反対側から押さえてもらってます。



乗りなおした後に重心が高いと沈してしまうので気をつけましょう。





また乗り直す事も大事ですが、ハッチやドレンプラグの閉め忘れには気を付けて下さいね。


起こし直すときにハッチから浸水すると水を抜くのが大変です。


カヤックの種類にもよりますが、ハッチの位置次第ではビルジポンプを使っても抜けませんよ!



出艇前にハッチ・ドレンプラグのチェックを忘れずに!!





連休2日目はレスキュー講習

2018-07-24 08:00:00 | 講習
5月に続いて今年2回目のレスキュー講習を開催いたしました。

最高気温が33度と少し控えめですが、日差しは強烈でしたね。




今回は最年少6歳から最高齢73歳まで幅広く参加して頂きました。





熱中症が怖いので珍しくタープを張り氷満載のクーラーボックスなど熱中症対策もしっかりしております。





フジタカヌー 430EXアイボリー 






ビルジポンプを握り締めてレスキュー準備はバッチリ!!





まずはバックエントリーから!!


荒れていなかったら誰でも簡単に再乗艇できるので荒れているときにも練習が必要ですよ。




バタフライカヤックス クルーソー460ハイブリット


そして、パドルフロートを使っての再乗艇!!

タンデム艇と比べると少し大変です。

練習の間はカーボンパドルは使用禁止ですよ。無理に体重を乗せてしまうので簡単に折れてしまいます。








親子で参加のお客様には全員で沈して頂いてのセルフレスキューにチャレンジ




体重の軽いお子様は自力で再乗艇、お母さんはバウ側につかまってお父さんの再乗艇待ち



あとは、対人レスキュー

写真はありませんが、ペアを組んでTXレスキューの練習をして頂きました。



全てのお客様に一通りのレスキューを覚えて頂きました。


年に1・2度は練習してくださいね。




連休初日はパドリングスクール

2018-07-21 08:00:00 | 講習



直前のお申し込みがあり、連休初日の7月14日にパドリングスクールを開催いたしました。


参加者のお客様はカヤックフィッシングメインの方々3名様


フィールフリー ジュントス

マリブオーシャン トライデント13


私は、バイキングカヤック 忍 でした。



午前中はフォワードストロークを中心に基礎の練習












脇が空いていたり・手首が返っていなかったり・力み過ぎていたりと直さないところは人それぞれで何が悪いかを指摘しながら進めていく。


これは、本を読んだりDVDを見るだけでは中々分からないものなのでガイドさんに指摘されながら上手になっていきましょう。






我流で覚えてしまうと引き漕ぎになってしまいますので、変な癖が付く前にパドリングスクールを受講されることをお勧めいたします。