カヤック コウノトリのブログ

大阪にあるカヤック屋さんのブログです。

ファルトボートの浮力体と

2018-04-14 08:00:00 | 講習




ファルトボートに浮力体を入れる理由を知らない方が多いようですのでご案内させて頂きます。







MTI製 浮力体Mサイズ






MTI製 浮力体LLサイズ


フジタカヌー製であればSサイズとMサイズを使用



浮力体を入れるのは沈したときに水の侵入を少くするための物なんです。




レスキュー講習中の写真ですが、沈して裏返しになっているファルトボートをお越し直す時に水が大量に入ってきます。


浮力体が装備されていれば、浸入してくる水の量はセーブできますので再乗艇(カヤックに乗り直す)した後にビルジポンプ等で水を抜く作業が軽減させることができるんです。


ですが!!

浮力体を入れる=セルフレスキューが出来る、もしくはレスキューしてくれる人がいてる必要があります。


対人レスキュー・セルフレスキュー共に出来る環境に無ければ浮力体を入れていても無意味なんです。


足が届く所で遊んでいるのなら別です。



ファルトボートを買う時に抱合せのように浮力体を進められると思うのですが、本当はレスキュー講習もセットにしなければ意味が無いと思います。


なので、水温が暖かくなったらレスキュー講習を受けてくださいね。

レスキュー講習案内
http://kono-tori.com/rescuecourse.html


お友達や家族をレスキューする場合も対人レスキュー用の知識や経験が必要になりますのでカヤックをお持ちの方は必ず受講するようにお願い致します。


また、レスキューできない場合や自身のない方は速やかに海上保安庁や警察などに通報することで、大切な人や自分自身の命を守る事ができると思います。

携帯・スマートフォン用防水ケース。
http://kono-tori.com/phone_case.html

防水仕様の携帯やスマートフォンでも防水ケースに入れてくださいね。








障害があっても一人でカヤックに乗れるのか?

2017-11-20 08:00:00 | 講習
お客様からの要望で足に障害があっても一人でカヤックフィッシングを始めてみたいと連絡がありご来店頂きました。


杖を使えば日常生活も特に問題なく、ご来店時もご自身でお車を運転してお越しになりました。



リスクのお話しやカヤックを持ち上げれるのかなどを説明と実際にカヤックを持ち上げて頂いた。


そして、一番大事なのがご家族にリスクの説明をして了解を得れるかどうかです。



とりあえず、実際にカヤックに乗って体験するのが手っ取り早いということでツアーに参加して頂くことになり11月5日(日)にカヤックの試乗とパドリングスクールを受けて頂きました。



車からの積み下ろしなどはサポートに付いていたので写真はありません。





カヤック用のカートに乗せて運搬中

カートに乗せていれば多少の段差や砂浜などの移動も楽になります。






カヤックへの乗り込み

通常はまたいで乗り込みますが、バランスを取りながら横から乗るのが良いみたいでした。

パドルを杖代わりにも出来るように軽くて丈夫なスイングスターパドルのインフィニティーを使用しました。







4時間程のパドリングスクールでしたが特に問題は無くて、初めてのカヤックでしたが体を使ったパドリングが出来ていました。



お客様も大変満足して頂き、来春にはカヤックを購入しカヤックフィッシングをスタートする予定だそうです。



年々、カヤックフィッシングの人口も増えてきている中で事故も増えてきております。

事故の原因は色々あると思いますが、スキルの未熟さが原因だと思っております。

パドリングの技術 カヤックのコントロール 天気や風予報の確認


しっかりとした知識を持ったカヤックガイドに習うことが事故を減らす一番の近道だと思っております。



レスキュー講習

2017-09-15 08:00:00 | 講習
9月に入り秋のカヤックシーズン前にレスキュー講習を開催いたしました。


ファルトボート向けのレスキュー講習会でシーカヤックのお客様は個別対応とさせて頂きました。


ファルトボートとシーカヤックでは少しだけ内容が違います。


まずは、バックエントリーから




スターン側からよじ登るバックエントリーは実用的ではありませんが、これが出来なければ再乗艇できませんのでマスターしていただきます。





時間をかけすぎると体力が無くなってしまうのでスムーズに乗り込みましょう。






次はパドルフロートを使った再乗艇

ロープを使うと楽に上がれますよ







最後にグループレスキュー


助ける側と助けられる側両方共に段取りを理解しておく必要があります。



今回のお客様、あまり苦労せずに再乗艇出来ていましたので、ちょっと荒れたところに移動して一通り復習して頂きました。






隔壁のないファルトボートの水抜きは無理をするとフレームの破損などのリスクがありますので必要に応じて浮力体の用意が必要です。

再乗艇もたいへんですが、乗り込んだあとの水抜きもかなり重労働ですのでカヤックを起こし直す時に少しでも多くの水を出せるように工夫してみてください。



カヤックに必要な道具はいくつかありますが、万が一の時の連絡手段を持つことです。

天気の急変に対応できない場合もありますので防水携帯・防水スマホでも防水ケースに入れてライフジャケットに装着しておきましょう。






カヤックに乗るならレスキュー講習

2017-06-09 15:14:00 | 講習


レスキュー講習の季節がやってまいりました。

出来れば1度は講習を受けて頂いて、年に1度は練習をしてくださいね。


今回はご家族で初めての参加ですのでタンデムレスキューもやっていきます。

ソロ・タンデムで段取りが違いますのでしっかりと練習してくださいね。




ソロのパドルフロートを使った再乗艇








ご夫婦でのタンデム再乗艇


グループレスキューやタンデムのセルフレスキューなどは助ける側と助けられる側が段取りを理解しておく必要があります。







楽しくカヤックを楽しむためにレスキュー講習を受けることが大切ですが、一番大事なことは無理な天候で出艇しないことが重要です。遠出をして折角だからと出艇するのは駄目ですよ。




今回の撮影はドローンを飛ばしてみましたsymbol7



Xアスロンに向けてパドリングスクール

2017-05-08 08:00:00 | 講習
Xアスロンはこちらから→ http://amaxa-xathlon.info/



カヤックにたどり着くアプローチは色々ありますが、今回のお客様はパラグライダー愛好家の皆さん。

普段は兵庫の北部でパラグライダーを楽しまれているそうで、Xアスロンに出場すべくカヤックにチャレンジすることになったそうです。


モンベルさん主催のシーツーサミットが有名ですが、XアスロンはカヤックまたはSUP・バイク・ハイク・パラグライダーの4種からなる複合の陸海空制覇できるレースexclamation2


とにかく真っ直ぐ焦げないと意味が無いので徹底的にフォワードストロークを練習して頂きました。








目標は8kmを1時間でって事なので、次回はツアー形式で講習致しますのでご参加お待ちしております。