カヤック コウノトリのブログ

大阪にあるカヤック屋さんのブログです。

家島諸島 家島1周ツアー

2021-11-25 08:00:00 | ツアー
姫路の沖にある家島を一周するツアーへ行ってきました。

天気は良い予報が出ておりましたが、風予報がコロコロ変わるので開催が危ぶまれておりましたが無事開催となりました。


ただ、当日の予報では昼過ぎからの風予報が強く出ていた為に早めに終了する予定で出発致しました。




ベテラン2名と初級者2名でのツアーとなります。


後半風が強くなるので良い経験になると思います。






家島を時計と反対方向で周ります。





前半は風裏なのでとても穏やかで皆さん順調に漕がれております。









風裏なので余裕のピース





坊勢島横を通過するころには風も強くなり徐々に差が出始めます。






今年ファルトを購入されたお客様が徐々に遅れております。



なぜ遅れるのかは風の影響で、風上へ向かう以外の風向きは基本的に経験の差が出てきます。




出発地から約10kmで黒島へ到着



黒島への上陸などは事前に許可が必要となりますので無断の上陸は駄目ですよ。

許可を得ればキャンプなども可能なので良い季節に来てみるのもいいかもしれませんね。







直火の跡がそこら辺にあったので少し汚れた感じになっておりました。




お昼休憩を短めにして早くゴールを目指します。



予報通り風が強くなり斜め後ろからの風向きに全員ヒィヒィ言わされますw



全員ラダー無しのファルトボートなので強風ではパワー勝負となります。


一部強風区間を通過し最後はのんびりでゴールとなりました。






移動距離は15kmで実質の移動時間は約3時間ほど



フェリーで島に渡ってのツアーではファルトボートが活躍致します。

ただ、家島のフェリーは大型と小型が有りますので大人数で行かれる場合は乗るフェリーを選んだ方が良いかと思います。



とても良いフィールドですので是非挑戦してみてください!!



ただ、船が多く航行しておりますので状況判断が出来ない初級者は経験者と行くようにしてくださいね。





パドリングスクール

2021-11-22 08:00:00 | スキル
11月では珍しくパドリングスクールを開催いたしました。





お姉さんと弟さんのご兄弟でのご参加です。



11月の中旬でしたが天気も良く気持ちよく練習ができます。







4時間のパドリングスクールの大半が引き手を使わないパドリングの練習です。


引いて漕ぐのは一番簡単な漕ぎ方ですが一番疲れる漕ぎ方となります。


また、押して漕ぐことも大切ですが体を使った漕ぎ方を身に付けるのが中々大変な作業となります。押して漕ぐことは大事ですが闇雲に押してもダメなんですよ。





漕ぎ始めの体制としてはとても綺麗な形となっております。



フォワードストロークがちゃんと漕げていれば他の漕ぎ方は応用なので、対して難しい物ではありません。逆にフォワードストロークがしっかりと出来ていなければ他の漕ぎ方も漕げていない事となります。


しっかりとしたパドリングを身に付けることは結構大変ではありますが、身に付けてしまえば怖い物はなくなり安全にもつながりますので練習してくださいね。





キールの保護

2021-11-19 17:01:00 | メンテナンス
カヤックのキールの保護と言えばキールイージーなのですが海外製品でコロナの影響もあって全く入荷が無いそうです。

高価な割に簡単に剥がれてしまい数年も使えば以下の通りに・・・





Rのきつい場所は少しづつ剥がれて砂がかんで徐々に元には戻らなくなります。

接着剤で改めて接着も可能かと思いますが結構大変です。








分厚いテープの部分を外すと粘着部分が残り取り除くのが大変です。





古いと硬化しているのでスクレイパーで削り取ります。





溶剤も使い綺麗になったキールです。



ちょっとカヤックは変わりますが、たまたま同様の補修依頼がありましたのでご案内いたします。







バウ側


スターン側

バウ側・スターン側共にガリガリの状態です。


特にスターン側が酷い状態でFRPもダメージを受けてそうでしたのでゲルコートを剥がします。







少し分かりずらいですが黒丸の所がスカスカの状態でFRPの修理が必要です。





グラスファイバーを張って修理完了です。



以下からキールイージーの代わりの補修となります。




キールにマスキングするための目印を張ります。




目印のテープを綺麗に張れていればマスキングテープは簡単です。






白いゲルコートにパラフィンと硬化剤を混ぜてキールに塗るだけです。

プロならガンで吹き付けとなると思いますが設備がないので・・・




刷毛塗にしては綺麗に塗れたのでよかったです。



FRPの修理やゲルコートの扱い方などは本職の方に教えて頂いて取り組んではいますが、これが正解なのかは微妙な所です。


ゲルコートに切り刻んだグラスファイバーを混ぜれば更に固く仕上げが出来そうなので、それはお店のシーカヤックで試す予定です。


気になる方はお店までご連絡を!