ミニ・ミュンヘンをお手本に、日本でもさまざまな試みが行われています。
ミニ・ミュンヘンでは、隔年に夏休みの3週間実施していますが、日本では、毎年行われていても、実施は2日くらいに留まっています。
先週、小金井でミニ・こがねいを実施していたので、ご無理を言って、大人ツアーをさせて頂きました。子ども達に話しかけないというためのマスク、ネイルサロン、入口付近の写真です。
半年くらい準備に掛かっているようです。
普段は、プレーパークなどをなさっているNPOが主催されており、市議さんや元市長なども含め、大人スタッフが各ブースに一人いることになっているようです。
わたあめ、お菓子や、花や、ネイルサロン、漫画喫茶などのお店もありましたが、単なるお店やさんだけでなく、市役所、警察、新聞社、映画館(子ども達が作った映画を上映)、職業紹介所などもありました。
ルールも、子ども達がつくっていて、廊下は走らないとか、喧嘩はしない、ゴミは持ち帰るなどなど決められているようでした。
見学して感じたのは、子どもとNPOや大人ボランティアの間に信頼関係があり、また、おそらく親とそうした団体の方々の間にも信頼関係が成り立たないと、この事業はできないなぁと感じました。
スマ大だけでやるのは、難しく、普段子どもと接しているプレーパークや育成会、学童保育などをやっている団体と連携しないと難しいなぁと思います。
詳細は、また別の機会にゆっくり教えて頂きたいと思っています。
法政大学院での授業では、「日本でこれを実施するにはどうしたらよいだろうか」という問いに対して、さまざまな意見が出ました。
1.公立の小中学校では、理解を得られないので、私立の高校くらいを狙って、一緒に実施してはどうか。
2.そもそも、ミニ・ミュンヘンは、「もう一つの学校」として、学校とは離れてやるところに意味があるので、学校と組むことを考えるのは趣旨が異なるのではないか。
3.既に、ミニ・ミュンヘンを真似てやっているNPOなどもあって(期間は短いし、商店街活性化と結び付けてお店やさんをやっていることが多いものの)、実施者同士が集まって大会などを開催している。
4.自分の知り合いでサマースクールを熊本でやって、都会の子どもを集めているところもあり、理解のある親もいる。しかし、資金繰りなどは難しいと言っていた。
5.理解のある知的な親は、やはり裕福で、そういうところにお金を掛けられるのではないか、却って格差を生むのではないか。ミニ・ミュンヘンは無料にこだわっている。
6.大学を出れば良い就職先について、安定した暮らしができる・・・という考えはもう古い。今は、環境が変わってもどうサバイバルしていくかの能力が求められている。しかし、親の多くの意識は、ともかく大学をというもので、パートをしてお金をつくって、子どもを高い私立大学に無理やり入れている。
7.でも、そういう親は、空気が変わるとミーハーで流れやすいので、大きな流れが見えてくれば、一気に変わるような気がする。
キッザニアのように、お客さんとして職業体験をする。・・・・これはこれで良いと思います。
が、ミニ・ミュンヘンがやろうとしていることは、まちをつくる・・・・自治区を作るようなイメージです。
上手く運営するために市長を選ぶ、悪い人は裁判で裁く、出来事は新聞で情報を得る、お金を稼いだら、税金も払う、税金を払うからには、その使い道が良いかどうかも考える、お金をためてお店を持つ・・・・こういう本質的なところまで、やることができるだろうか。
それを、「難しいこと」と思うのではなく、こどもたちが毎日通いたくなる「面白い遊び場」にすることができるだろうか。
スマ大の来年以降の課題だ。
ミニ・ミュンヘンでは、隔年に夏休みの3週間実施していますが、日本では、毎年行われていても、実施は2日くらいに留まっています。
先週、小金井でミニ・こがねいを実施していたので、ご無理を言って、大人ツアーをさせて頂きました。子ども達に話しかけないというためのマスク、ネイルサロン、入口付近の写真です。
半年くらい準備に掛かっているようです。
普段は、プレーパークなどをなさっているNPOが主催されており、市議さんや元市長なども含め、大人スタッフが各ブースに一人いることになっているようです。
わたあめ、お菓子や、花や、ネイルサロン、漫画喫茶などのお店もありましたが、単なるお店やさんだけでなく、市役所、警察、新聞社、映画館(子ども達が作った映画を上映)、職業紹介所などもありました。
ルールも、子ども達がつくっていて、廊下は走らないとか、喧嘩はしない、ゴミは持ち帰るなどなど決められているようでした。
見学して感じたのは、子どもとNPOや大人ボランティアの間に信頼関係があり、また、おそらく親とそうした団体の方々の間にも信頼関係が成り立たないと、この事業はできないなぁと感じました。
スマ大だけでやるのは、難しく、普段子どもと接しているプレーパークや育成会、学童保育などをやっている団体と連携しないと難しいなぁと思います。
詳細は、また別の機会にゆっくり教えて頂きたいと思っています。
法政大学院での授業では、「日本でこれを実施するにはどうしたらよいだろうか」という問いに対して、さまざまな意見が出ました。
1.公立の小中学校では、理解を得られないので、私立の高校くらいを狙って、一緒に実施してはどうか。
2.そもそも、ミニ・ミュンヘンは、「もう一つの学校」として、学校とは離れてやるところに意味があるので、学校と組むことを考えるのは趣旨が異なるのではないか。
3.既に、ミニ・ミュンヘンを真似てやっているNPOなどもあって(期間は短いし、商店街活性化と結び付けてお店やさんをやっていることが多いものの)、実施者同士が集まって大会などを開催している。
4.自分の知り合いでサマースクールを熊本でやって、都会の子どもを集めているところもあり、理解のある親もいる。しかし、資金繰りなどは難しいと言っていた。
5.理解のある知的な親は、やはり裕福で、そういうところにお金を掛けられるのではないか、却って格差を生むのではないか。ミニ・ミュンヘンは無料にこだわっている。
6.大学を出れば良い就職先について、安定した暮らしができる・・・という考えはもう古い。今は、環境が変わってもどうサバイバルしていくかの能力が求められている。しかし、親の多くの意識は、ともかく大学をというもので、パートをしてお金をつくって、子どもを高い私立大学に無理やり入れている。
7.でも、そういう親は、空気が変わるとミーハーで流れやすいので、大きな流れが見えてくれば、一気に変わるような気がする。
キッザニアのように、お客さんとして職業体験をする。・・・・これはこれで良いと思います。
が、ミニ・ミュンヘンがやろうとしていることは、まちをつくる・・・・自治区を作るようなイメージです。
上手く運営するために市長を選ぶ、悪い人は裁判で裁く、出来事は新聞で情報を得る、お金を稼いだら、税金も払う、税金を払うからには、その使い道が良いかどうかも考える、お金をためてお店を持つ・・・・こういう本質的なところまで、やることができるだろうか。
それを、「難しいこと」と思うのではなく、こどもたちが毎日通いたくなる「面白い遊び場」にすることができるだろうか。
スマ大の来年以降の課題だ。
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