今年の年賀状には、「来年以降の年賀状のやり取りを止めます」という旨の書き込みをした。
年賀状は、多くの人もそうなんだろうが、こちらが出さないでいると先方から頂き、慌てて出し、逆にこちらが出して、先方が慌てて返信してくれるということを幾度か繰り返す。
そのうち、この人とは、何で知り合ったのか分からない人にも出すことになり、おそらく、先方も、この人は、誰だろうと思いながら出し続けてくれているに違いない。
もちろん、どんな方とのやりとりも、それなりに楽しく、その方が、この一年、どんな暮らしをされていたかなどが分かる。年賀状だけのやりとりが続いている人も多くなり、それはそれで良いかなぁとも思う。
しかし、これは、フレイル(介護が必要となる前段階)になったからなのかもしれないが、疎遠な人とのネットワークを維持することが億劫になってきてしまった。
以前は、野心も少しあって、そのうち、この年賀状をやりとりしている方とのご縁で何かお願いごとなどをするかもしれないという下心もあったのだ。
古稀を迎えて、そういう野心も失せたのかもしれない。
年末、年始に、年賀状作成、返信・・というドタバタをする訳だけれど、そのエネルギーの使い方がもったいないように思えてきた。
私には、旧郵政省の友人がたくさん居て、その方たちに、この文言を書いた賀状を出すのは、少し心が痛んだのだけど。
まぁ、来年の正月は、郵便受けに年賀状が届かなくて、寂しい思いをするかもしれないけれど。年末、年始には、来し方行く末を考えるなど、もっと落ち着いた自分の時間を持ちたいと思う。
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