田無スマ大は、足掛け3年になる。
おっかなびっくりスタートした「地域イノベーター養成講座」が大成功に終了し、その次の「フューチャー・セッション」も毎回40人ほどの老若男女が集まって熱く語り合った。民主主義の原点のような感じを味わえた。
これまでのNPOや市民団体は、子育て、環境、福祉など、比較的専門的な分野に特化していることが多かったので、老若男女が同じ場所に集まって話し合いをするということが新鮮に映った(と思う)。
また、防災の一つとして取り上げたHUG(避難所運営ゲーム)が、ちょうど行政が小中学校ごとに避難所運営協議会を設立している時期と重なったこともあり、市内で10数回も実施させて頂くことになった。
田無スマ大は、公的な部屋を借りる必要上、田無スマイル大学実行委員会という正式名称もあるし、規約も、メンバー表もある。
しかしながら、NPO法人ではなく、単なる任意団体でしかない。自在に動けているのは、年金生活者で、別のNPO法人などをやっていない私ぐらいである。
スマ大は、たぶん実態以上に大きな印象を持たれている。このことは、とても有り難いのだが、自分としては、こんなことでよいのだろうかと忸怩たるところがある。
情報発信部会こそ、最低限毎月例会を開いているが、他の団体のように、定例会があるわけでもない。
また、月一回とか、来年度の計画とか、必ずやるイベントカレンダーもない。
そもそも会費も取っていないので、資金源もない。イベントごとに200円とか500円とか頂戴して、収支トントンでやっている。
最近は、HUGをやることによって頂戴した謝金が少し溜まり、お揃いのTシャツくらいは作れたところだが、有給で人を雇うこともできない。
決まったたむろ場所でもあれば、常に誰かが集まって議論をしたり、そのなかから何か新しい企画が生み出されることもあるだろうが、そういう場所もない。
一応代表として団体運営の責任者になっているのだが、こんな状況で良いのだろうか。私が責任者なので、こんなにぐずぐずの組織のままなのだろうか。
スマ大に限らないが、多くのNPOも設立当初のメンバーが持ち上がり、高齢化して行き詰っているように見えるが、スマ大も、私が責任者だから、広がりが出ないのだろうか。
等々、ウジウジと考える毎日である。
しかし、最近、山下洋輔著『地域の力を引き出す方程式-柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答』という本を読んだら、こういうやり方もありかなと少し安心した。
山下さんは、「場所がない」を逆手にとって「まちすべてを学校に」している。
「固定の事務所やスタッフ」を持たないことで、組織を身軽にしている。
「年間カリキュラム」がないので、今旬の話を今やれる。
等々、スマ大のやり方と似たようなやり方で、しかも、それを肯定している。
一方、「ビジョンを明確にする」、「評価基準:どれだけ、人と人とのつながりが生まれたか。ここからどのようなプロジェクトや人が羽ばたいていったか、どんな面白いことをやれたかに注目して活動。」、「問題解決ではなく、価値創造」など、スマ大も意識して取り組まなければならないことも書かれていた。
柏では、山下さんの活動を通して、いろいろな人がそれぞれいろいろなことをやり始めるなど、具体的な活動が波及的に生じているようだ。
田無スマ大は、現在「市民力を高める」=「市民一人ひとりが自分たちのまちをよくするのは自分たちだと考え行動するようになる」ことを目指している。
お金、講座をする場所、事務所、年間計画は無くても良いので、活動によって触発され、いろいろな人たちがいろいろに動いてくれるような工夫をしていくことがこれからのポイントなのかなと思う。
餅は餅屋なので、それぞれの餅屋と繋がっていけば良い。
Greenzという団体が「欲しい未来は自分でつくる」と言っている。全く同感だ。「欲しい未来を自分でつくる」人を増やしていけたらなと思っている。
おっかなびっくりスタートした「地域イノベーター養成講座」が大成功に終了し、その次の「フューチャー・セッション」も毎回40人ほどの老若男女が集まって熱く語り合った。民主主義の原点のような感じを味わえた。
これまでのNPOや市民団体は、子育て、環境、福祉など、比較的専門的な分野に特化していることが多かったので、老若男女が同じ場所に集まって話し合いをするということが新鮮に映った(と思う)。
また、防災の一つとして取り上げたHUG(避難所運営ゲーム)が、ちょうど行政が小中学校ごとに避難所運営協議会を設立している時期と重なったこともあり、市内で10数回も実施させて頂くことになった。
田無スマ大は、公的な部屋を借りる必要上、田無スマイル大学実行委員会という正式名称もあるし、規約も、メンバー表もある。
しかしながら、NPO法人ではなく、単なる任意団体でしかない。自在に動けているのは、年金生活者で、別のNPO法人などをやっていない私ぐらいである。
スマ大は、たぶん実態以上に大きな印象を持たれている。このことは、とても有り難いのだが、自分としては、こんなことでよいのだろうかと忸怩たるところがある。
情報発信部会こそ、最低限毎月例会を開いているが、他の団体のように、定例会があるわけでもない。
また、月一回とか、来年度の計画とか、必ずやるイベントカレンダーもない。
そもそも会費も取っていないので、資金源もない。イベントごとに200円とか500円とか頂戴して、収支トントンでやっている。
最近は、HUGをやることによって頂戴した謝金が少し溜まり、お揃いのTシャツくらいは作れたところだが、有給で人を雇うこともできない。
決まったたむろ場所でもあれば、常に誰かが集まって議論をしたり、そのなかから何か新しい企画が生み出されることもあるだろうが、そういう場所もない。
一応代表として団体運営の責任者になっているのだが、こんな状況で良いのだろうか。私が責任者なので、こんなにぐずぐずの組織のままなのだろうか。
スマ大に限らないが、多くのNPOも設立当初のメンバーが持ち上がり、高齢化して行き詰っているように見えるが、スマ大も、私が責任者だから、広がりが出ないのだろうか。
等々、ウジウジと考える毎日である。
しかし、最近、山下洋輔著『地域の力を引き出す方程式-柏まちなかカレッジにみる教育×まちづくりの答』という本を読んだら、こういうやり方もありかなと少し安心した。
山下さんは、「場所がない」を逆手にとって「まちすべてを学校に」している。
「固定の事務所やスタッフ」を持たないことで、組織を身軽にしている。
「年間カリキュラム」がないので、今旬の話を今やれる。
等々、スマ大のやり方と似たようなやり方で、しかも、それを肯定している。
一方、「ビジョンを明確にする」、「評価基準:どれだけ、人と人とのつながりが生まれたか。ここからどのようなプロジェクトや人が羽ばたいていったか、どんな面白いことをやれたかに注目して活動。」、「問題解決ではなく、価値創造」など、スマ大も意識して取り組まなければならないことも書かれていた。
柏では、山下さんの活動を通して、いろいろな人がそれぞれいろいろなことをやり始めるなど、具体的な活動が波及的に生じているようだ。
田無スマ大は、現在「市民力を高める」=「市民一人ひとりが自分たちのまちをよくするのは自分たちだと考え行動するようになる」ことを目指している。
お金、講座をする場所、事務所、年間計画は無くても良いので、活動によって触発され、いろいろな人たちがいろいろに動いてくれるような工夫をしていくことがこれからのポイントなのかなと思う。
餅は餅屋なので、それぞれの餅屋と繋がっていけば良い。
Greenzという団体が「欲しい未来は自分でつくる」と言っている。全く同感だ。「欲しい未来を自分でつくる」人を増やしていけたらなと思っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます