自公が圧倒的多数を占めているのだからと(たぶん高を括って)、安倍さんは、既にアメリカに立派なお土産を持っていってしまった。
パックスアメリカーナの時代が終焉し、すでに歴史の転換点にある。
相対的に力が弱まり、「世界の警察」の任務を果たせなくなっているアメリカにとって、安倍さんのお土産は、大歓迎された。
これまでアメリカの傘の下に居た日本にとっても、急に単独で抑止できるほどの軍事力を持てるわけがないのだから、台頭する中国に一定の抑止力を持つには、アメリカと組むしかないのかもしれない。
東西冷戦が終結し、あぁ、これで世界が平和になってくれるのかと甘い期待を抱いたのは、大きな間違いだった。
資本がグローバル化して暴走するようになり、経済の変動は大きくなり、格差が拡大しつつある。
世界中で紛争が起こり、イスラム国まで登場し、あれよあれよと中国が大きな力を持ってしまった。
中国やインドやその他の後進の国々が経済発展を遂げるにつれ、水、食糧、エネルギーをめぐる環境も大きく変わりつつある。
私には、これから10年の世界を描く力はない。
パックスアメリカーナの下でのよちよち歩きの子ども(日本)は、乳母日傘の下でのびのび育つことができたが、親の経済力が弱まった今、青年(老年かも)日本は、一定の役割を果たさなければ、親不孝だし、家も守れないのかもしれない。
「憲法九条」は、アメリカがくれた「世界遺産」のような宝だが、すでに、もう世界は、戦国時代に入っており、「この紋所が目に入らぬか」と言っていられないのかもしれない。
現在が戦国時代に入ってしまったと考えるなら、武力をアップすることも大事だが、戦略を練る事、そのためにさまざまな情報を得る事、時には、武力ではなく、情報力で相手を貶めることなどなど、戦うための能力を磨く必要がある。
戦後70年の間、乳母日傘の下でのんびりと育ってきた日本では、このような権謀術数は、磨かれてこなかったのではないか。アメリカの良い子のままでとどまっていては、いつ裏切られないとも限らない。
戦国時代なのだから、私たち一人一人も、もっと自分を磨く必要がある。
安倍さんは、このところの選挙では、経済成長をもたらすことのみを表だって約束してきた。
安倍さんは、もっと前から、憲法を変えたいと思い、そう発言してきたのだから、少々経済が良くなってきたからといって、それだけで自公に投票したのだったら、今更、憲法を変えるといって「反対!」を叫んだところで空しい。
あるいは、無関心で無投票だったとしたら、組織票の自公が圧勝するのは、明らかだったはずだ。
小泉さんが「自民党をぶっ壊した」はずなのに、初めての民主党政権があまりにも政治能力がなかったために、すっかり自民が復活してしまった。
前の戦争も、列強に資源封鎖されそうなことから、戦争に向かってしまった。いや、そう誘導されてしまったのかもしれない。
今回も、世界情勢からやむを得ないのだという話から、次第に戦争に参加する方向に流されてしまうのかもしれない。
私たちは、無意識のうちに、日本中に54基もの原発をつくってしまった。そして、無意識のうちに、圧倒的多数の安倍政権を生み出し、無意識のうちに、戦争に参加してしまうのだろう。
後世の人たちに、何故、あの時戦争に踏み出したのか、と聞かれても、きっと答えられないに違いない。
その時代に生きていながら、その時代に何が起きているのか、何を止められなかったのか、普通の人には、分からないのだ。
パックスアメリカーナの時代が終焉し、すでに歴史の転換点にある。
相対的に力が弱まり、「世界の警察」の任務を果たせなくなっているアメリカにとって、安倍さんのお土産は、大歓迎された。
これまでアメリカの傘の下に居た日本にとっても、急に単独で抑止できるほどの軍事力を持てるわけがないのだから、台頭する中国に一定の抑止力を持つには、アメリカと組むしかないのかもしれない。
東西冷戦が終結し、あぁ、これで世界が平和になってくれるのかと甘い期待を抱いたのは、大きな間違いだった。
資本がグローバル化して暴走するようになり、経済の変動は大きくなり、格差が拡大しつつある。
世界中で紛争が起こり、イスラム国まで登場し、あれよあれよと中国が大きな力を持ってしまった。
中国やインドやその他の後進の国々が経済発展を遂げるにつれ、水、食糧、エネルギーをめぐる環境も大きく変わりつつある。
私には、これから10年の世界を描く力はない。
パックスアメリカーナの下でのよちよち歩きの子ども(日本)は、乳母日傘の下でのびのび育つことができたが、親の経済力が弱まった今、青年(老年かも)日本は、一定の役割を果たさなければ、親不孝だし、家も守れないのかもしれない。
「憲法九条」は、アメリカがくれた「世界遺産」のような宝だが、すでに、もう世界は、戦国時代に入っており、「この紋所が目に入らぬか」と言っていられないのかもしれない。
現在が戦国時代に入ってしまったと考えるなら、武力をアップすることも大事だが、戦略を練る事、そのためにさまざまな情報を得る事、時には、武力ではなく、情報力で相手を貶めることなどなど、戦うための能力を磨く必要がある。
戦後70年の間、乳母日傘の下でのんびりと育ってきた日本では、このような権謀術数は、磨かれてこなかったのではないか。アメリカの良い子のままでとどまっていては、いつ裏切られないとも限らない。
戦国時代なのだから、私たち一人一人も、もっと自分を磨く必要がある。
安倍さんは、このところの選挙では、経済成長をもたらすことのみを表だって約束してきた。
安倍さんは、もっと前から、憲法を変えたいと思い、そう発言してきたのだから、少々経済が良くなってきたからといって、それだけで自公に投票したのだったら、今更、憲法を変えるといって「反対!」を叫んだところで空しい。
あるいは、無関心で無投票だったとしたら、組織票の自公が圧勝するのは、明らかだったはずだ。
小泉さんが「自民党をぶっ壊した」はずなのに、初めての民主党政権があまりにも政治能力がなかったために、すっかり自民が復活してしまった。
前の戦争も、列強に資源封鎖されそうなことから、戦争に向かってしまった。いや、そう誘導されてしまったのかもしれない。
今回も、世界情勢からやむを得ないのだという話から、次第に戦争に参加する方向に流されてしまうのかもしれない。
私たちは、無意識のうちに、日本中に54基もの原発をつくってしまった。そして、無意識のうちに、圧倒的多数の安倍政権を生み出し、無意識のうちに、戦争に参加してしまうのだろう。
後世の人たちに、何故、あの時戦争に踏み出したのか、と聞かれても、きっと答えられないに違いない。
その時代に生きていながら、その時代に何が起きているのか、何を止められなかったのか、普通の人には、分からないのだ。
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