前に、田無スマイル大学は、ソーシャルメディア研究会の中から生まれたと言いました。
ソーシャルメディア研究会は、2010年11月に、Hさんと、鈴木剛さんがマックでおしゃべりする中で生まれたと聞きます。
手元にチラシがあるので、書き写すと;
◆理念:「機会を自ら創造することで自らの成長と地域社会の発展に寄与する」とあり、その下に、①我々は、各自が持つ情報・ネットワークを相互に共有することで有機性を高め、それを基にして自立的に行動する。②我々は自らの好奇心に従って行動し、行動から得られる成果を広く地域社会の発展のために還元する(国内地域に限らない)
◆活動内容・目的:ソーシャルメディア(ブログ、mixi、twitter、YouTubeなど)を介したローカル情報での「マーケティング&コミュニケーション、及び地域社会ネットワーク創造と産業振興の可能性を実証実験プロジェクトとして実行・推進・検証する民間の団体」です。西東京市の30年後、この街に関わる人が楽しい街であるためにはどうあるべきか?「情報の受発信のあり方や様々なソーシャルメディアの活用手法」を軸に、住民、地域コミュニティ、各種団体、企業の観点から考え、自ら”楽しく”実行・検証しながら、地域を盛り上げるチャンスを創ることを目的とします。
◆基本活動サイクル(モデル):①仮説(企画)→②実行(楽しむ)→③シェア・巻き込み(つぶやき)→④検証・反省・妄想→⑤機会創造→①へ戻る
と書かれています。
なんだか難しそうに書かれていますが、①ソーシャルメディアを使うこと、②自らが楽しんでやること、③皆を巻き込んで地域を盛り上げること、④30年後の西東京市を楽しいまちにすることと要約しても良いのではないかと思います。
具体的なこととして、第一弾が「ぶらたなし」。これは、田無近辺の人・場所・商品・情報を取材・編集して情報発信することで、「人と人」、「人と場所・商品」をつなぐ機会創造型のプロジェクトと定義されています。さらに、知恵とアイデアを付加して、新たなプロジェクトの創発に繋げますとあります。
第二弾として「ニシッター」。これは、田無等についてのつぶやきを集めようというもので、実際につくられ、しばらく運営されていました。
第三弾として「日本酒復権プロジェクト」が挙げられていましたが、これは実行にまで至らなかったと思います。
ぶらたなしで出会ったイタリア料理店のオーナーがクッキーを作って販売し、その5割をバスーラの子ども達に寄付する「バスーラ・ハートリンクプロジェクト」なども実施されました。
また、前記事で書いたように、スマイルダンスやスマイルフォト100をやったり、3.11の折にツイッターが役立ったことから、ツイッターを皆で勉強し、FM西東京の特派員になろうとしましたが、これも講座で勉強するに留まりました。
このほか、市民祭りで地元野菜を使った鶏鍋を販売しました。
それぞれのプロジェクトには、お仲間のデザイナーさんが、それぞれとても素敵なマークを作成してくれました。残念ながら、今生きているのは、スマイル大学とスマイルCafe、スマイルフォトの3つです。
ソメ研は、とてもゆるいつながりで、この指止まれ方式でした。サラリーマンや既に他のNPOを運営されている方がお仲間でした。ですから、各自が既にお持ちのネットワークやアイデアを出し合って、活動がなされていました。その方々がさらに西東京以外でNPO活動などをされている方々とネットワークを持っていたため、そうした他地域の先輩方からも、アドバイスなどをもらえるという形でした。
残念ながら、このとき活動してくれていた方の何人かは、その後仕事が忙しくなったり、子育てが忙しくなるなど、つながってはいるものの、なかなか地域活動は出来なくなってしまっています。
また、(私がいじめて追い出したことになっているのですが)ソメ研の創設者で代表をされていたHさんが、辞めると言い出されました。ところが、副代表をされていた鈴木さんも、お子さんが二人になり、また職場のなかで身動きのできないお仕事に変わられたため、ソメ研をけん引する余裕がないということになりました。ソメ研の活動が注目されはじめていた時だけに、メンバーには惜しい気持ちがありましたが、生活を支えるだけの力がない任意団体なので、当時動き始めていたスマ大が具体的な活動を続けることとなりました。そして、ソメ研に変わるものとして、2012年に「ソーシャルグッド西東京」をつくり、MLもつくり、ごく最近マークもお仲間が作ってくれましたが、実働していません。
ソーシャルグッド西東京(ソーグッド)は、鈴木剛さんが代表、お仲間で一番若い藤江亮介さんが副代表(事務局長?)になっています。ソーグッドは; ①ソーシャルメディアで西東京の魅力を再発見、 ②人の繋がりがあるまち “西東京” をつくる 、③30年後、笑ってくらせる愉しいまちを目指すを標榜しています。ソメ研の目標をほぼ継いでいると言ってよいと思います。地域のプラットフォームを目指しています。
ソーグッドが実働できないため、田無スマイル大学実行委員会(代表が私、副代表が鈴木さん)が実質的には、上記の①~③を目指しながら活動しているというのが実情です。
大きな決め事は、私がやりたいと言い出し、FBのメッセージで鈴木さん、藤江さんと相談して進めています。
いろいろな勉強会や講座は、この指止まれに集まったコア・メンバーで方向性を考えつつ進めているのが現状です。
フューチャーセッションの折には、対話ラボを主宰している通称ハルさんが、手弁当でワールドカフェの問を考えてくれたり、ファシリテーターを担ってくれました。
西東京市を住みたいまちナンバーワンにしようとの「野望」のもと、「田無スマイルCafe」を立ち上げて、さまざまな広報活動をやるにあたっては、則武智さんが中心になって引っ張ってくれました。そのなかで、勝手に部活や100人ピクニックでは、甲斐さとこさんや古林美香さんが中心的に企画を出してくれました。新しく生まれた「ママペンシル」のメンバーの方々に広報にあたって連携を模索し、部分的に連携できましたが、「ママペンシル」さん自体が自律的にお忙しくなられ、現在は、とてもゆるい関係になっています。
現在、「未来の教育を考える勉強会」をやっていますが、これについては、これまでのコア・メンバーに加え、このテーマに関心を持たれていて、むしろ既にいろいろな試みをなされている方々(育成会、子どもの広場、凸凹、児童センター、PTA、生涯学習などなど)にお声をかけて、一緒に勉強させて頂いているといった状況です。
このように、田無スマイル大学は、渦を作り出す潮流のようなもので、いろいろな方々を巻き込みつつ(いろいろな方々にお世話になりながら)、活動しているというのが実態です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます