まちおもい帖2

日ごろ感じていることを書き記します。

女性上司の部下呼び捨て

2016-08-30 11:29:11 | 日記

ひとり暮らしなので、食事しながら、気分転換もかねてTVを見ることが多い。

このところ、女性上司が部下を呼び捨てする番組を2つも見た。今は、リタイアしているので分からないのだけど、男女雇用機会均等法が普及し、現在の職場には、こうしたこともあるのだろうか。

一つは、日本テレビの毎週水曜日10時からの「家売るオンナ」。北川景子演じる三軒家チーフ。ニコリともせずに、部下を呼び捨てにする。

もう一つは、昨夜みた、TBSテレビの9時から「犯罪資料館緋色冴子シリーズ」で、主演の松下由樹演じる緋色館長が、こちらも表情なく、部下を呼び捨てにする。

この二人は、過去に家族を失うなど大変なことがあって、現在の仕事にまい進しているストーリーなので、無表情なのもそうした演出なのだろう。これからのストーリーで表情を取り戻すのかもしれない。

それはさておき、私は、会社に入った折、上司に、「定年で子会社に行くこともあるだろうし、出世競争で敗れることもあるかもしれないのだから、自分は、部下にも”さん”づけしておくんだ。上下逆になった時に困るからね」と冗談交じりに言われた。

おっとりした職場だったので、基本誰にでも「さん」をつけていた(同期の場合には、親しみをこめて呼び捨てしていたけれど)。

私も、職場でそれなりに上の地位についても、周りの人を呼び捨てにはできなかった。

テレビ番組の「三軒家チーフ」のように、完璧に仕事ができれば恐れる必要がないのかも。私の場合、仕事が完璧ではないので、自分なんかが上司でごめんなさいというような、卑怯な気持ちがあったからかもしれない。

北海道で大学教授をしていた時も、学生を呼び捨てにはできなかった。親しみを込めて苗字ではなく、下の名前で呼んでも「さん」を忘れないようにしていた。

これも、私なんかが先生で申し訳ないという気持ちと、学校のなかでは上下関係だけれども、それは役割上のことであって、ひとりの人としてはそれなりに尊敬したいと思っていたことがある。

逆に学生の方は、私のことを「このちゃん」と呼んでいた。まぁ、親しみからもあるが、少々バカにもしていたのだろう。

地域活動を始めてからは、老若男女入り混じって活動するので、すべてに「さん」をつけ、同じ人として接している。若くても、ある才能に秀でていたり、私よりずっと分別がある人に助けてもらっているからだ。

だから、地域活動をするなかで、たまに、男性社会のそれも上下関係に慣れた人が年齢の若い人を呼び捨てにするととても違和感がある。

そんななか、たまたま、ゴールデンで見たテレビドラマで女性上司が部下を呼び捨てにしていることに、なんとも違和感を感じたのだが。これって、普通なのだろうか、それとも先読みなのだろうか。

 

 


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