少し前に読んだ「メリーゴーランド」で、ちょっと作風に
飽きてきてしまったけど、今までとちょっと違うときいて
読んでみました。
ちょっと怖いもの見たさで、一気に読破です。
キモカワならぬ、コワオモ?です。
千年近い樹齢をもつ、くすの樹が見てきた
人間の愛憎・生死が、時代を転々とさせながら
8つの切ない短編で綴られています。
決して温かい目線ではなく、自然界の厳しい目線で
描かれていますが、それだけに長い時の流れの中で
人間はちっぽけなものって感じます。
暗い作風で好みは分れると思うけど、考えさせられる本でした。
先週、部長の異動発令が出ました。
今までの部長は、仕事はとってもイマイチだったけど、
とにかくいい方でした。
頭には入ってなかったみたいだけど、とにかく
下に言いたいことを言わせてくれました。
でも、今度の方は他の部からも大変ねって
言われるほどの曲者。
上が右と言えば、たとえ間違ってても右。
それを下にも強います。
私は、無駄なこと、明らかに間違ってることは
バカらしくてやってられないので、絶対ストレスたまりそう。
だからすっごく憂鬱。
千年たてば、人間のすることなんて、全部ちっぽけなことさって
ことで、今日の本は私の心に刺さったのかな