Blog第56回で紹介した水没・簡易整備を済ませた本機を最近の遠征で使用したところ、水面でも一発始動と好調だった。
本年1月に購入したばかりで30日間程使用してきたスーパーマグナムだが、これまで紹介した如く既にいろいろ問題を起こしてしまった。キャブレタの調整膜交換などの整備と点火栓交換は数回行ったが、現状としてはピストン・シリンダはそのままで、始動性は良い。排気弁を排してホース排気にしたのも効果があると信じている。
今後はスタータ・高圧部の水密検査用の点検孔を復活鑽孔する積りでいる。
ところで、前回紹介した梵天の補足として、ボート式梵天の使い勝手を紹介したい。
私の場合は Beuchatブッシャの Guardianガーディアン をたまに使ってきた。
足踏み式の簡易ポンプで3~5分あれば空気充填は済むが、後側のクッションを膨らませて取付けるなどしていると結構手間と時間が掛かる。
この写真の場合は赤旗を下げた位置にして少しは風の抵抗を減らしている。旗竿は差し込むだけ。曳いて泳ぐ場合、ボディーボードなどに比べると風の抵抗は大きいが、どちらにしても流されるので、苦労は同じような気がしている。
底には錘の入ったキールが2本あり、また底は水が溜まって重しになるため、引っ繰り返った経験は無い。その分、曳いて泳ぐにはかなりの負荷となり、ゆるゆるとしか進めない。咄嗟にダッシュで曳こうとしても駄目だ。
また、銛でうっかり突き破らぬよう神経を使う。
入出水の時は本機を載せてしまえば安心だ。錨を打った時も、載せたままにすれば大きな安心感がある。また、鮫に突いた魚を食い切られることも防げる。
エンスト状態では、自分も半身を載せてキックして戻ることが出来る。

キールやフィンがなくもっと簡易なものなど、海外各社から何種類か販売されている。
Dive Inn の頁などで探せる。
なお、錨は自作の軽量・折畳式で、残材で簡単にというか、かなりいい加減に作ったが、大いに役立っている。

手銛ゴムの引手にフックを引掛け、それに梵天ロープを直列に繋いでおくと、必要時にはさっと投下できる。重く作れば狙いの場所に素早く打つことが出来るが、引手に掛けておくのは辛くなる。
これまでは3Φのステン線を曲げて錨を作っていたが、開きっぱなしなのでうっかりすると梵天ロープと絡まったり、ウエットスーツに引っかかって往生したものだ。
なお、これは岩場用で、砂地で使うとなると、スプーン形の腕にして重量も必要だ。
以上、前回の補足だけ。
Blog 第57回 前回の補足(ゴムボート型梵天) 終り=小坂夏樹=
本年1月に購入したばかりで30日間程使用してきたスーパーマグナムだが、これまで紹介した如く既にいろいろ問題を起こしてしまった。キャブレタの調整膜交換などの整備と点火栓交換は数回行ったが、現状としてはピストン・シリンダはそのままで、始動性は良い。排気弁を排してホース排気にしたのも効果があると信じている。
今後はスタータ・高圧部の水密検査用の点検孔を復活鑽孔する積りでいる。
ところで、前回紹介した梵天の補足として、ボート式梵天の使い勝手を紹介したい。
私の場合は Beuchatブッシャの Guardianガーディアン をたまに使ってきた。
足踏み式の簡易ポンプで3~5分あれば空気充填は済むが、後側のクッションを膨らませて取付けるなどしていると結構手間と時間が掛かる。
この写真の場合は赤旗を下げた位置にして少しは風の抵抗を減らしている。旗竿は差し込むだけ。曳いて泳ぐ場合、ボディーボードなどに比べると風の抵抗は大きいが、どちらにしても流されるので、苦労は同じような気がしている。
底には錘の入ったキールが2本あり、また底は水が溜まって重しになるため、引っ繰り返った経験は無い。その分、曳いて泳ぐにはかなりの負荷となり、ゆるゆるとしか進めない。咄嗟にダッシュで曳こうとしても駄目だ。
また、銛でうっかり突き破らぬよう神経を使う。
入出水の時は本機を載せてしまえば安心だ。錨を打った時も、載せたままにすれば大きな安心感がある。また、鮫に突いた魚を食い切られることも防げる。
エンスト状態では、自分も半身を載せてキックして戻ることが出来る。

キールやフィンがなくもっと簡易なものなど、海外各社から何種類か販売されている。
Dive Inn の頁などで探せる。
なお、錨は自作の軽量・折畳式で、残材で簡単にというか、かなりいい加減に作ったが、大いに役立っている。


手銛ゴムの引手にフックを引掛け、それに梵天ロープを直列に繋いでおくと、必要時にはさっと投下できる。重く作れば狙いの場所に素早く打つことが出来るが、引手に掛けておくのは辛くなる。
これまでは3Φのステン線を曲げて錨を作っていたが、開きっぱなしなのでうっかりすると梵天ロープと絡まったり、ウエットスーツに引っかかって往生したものだ。
なお、これは岩場用で、砂地で使うとなると、スプーン形の腕にして重量も必要だ。
以上、前回の補足だけ。
Blog 第57回 前回の補足(ゴムボート型梵天) 終り=小坂夏樹=