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【声明】「政府外務省が原告の入国ビザ発給を拒否!法廷での尋問期日妨害を許さない」2016.9.2〔安倍参拝違憲訴訟弁護団 安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京〕

2016-09-03 18:19:49 | ヤスクニ 靖国神社 慰霊 

【声明】政府外務省が原告の入国ビザ発給を拒否!法廷での尋問期日妨害を許さない

2016年9月2日

安倍参拝違憲訴訟弁護団 
安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京


 2013年12月26日に強行された、安倍首相の靖国神社参拝に対して、私たちは633人の原告団と15人の弁護団をもって東京地裁に提訴し、国・安倍晋三・靖国神社を被告とする裁判を闘っています。
 
 これまで8回にわたる口頭弁論が重ねられ、次回(第9回・9月5日)および次々回(第10回・9月12日)の期日においては、原告本人尋問が行なわれることになっています。

 ところが、9月1日になって、12日に尋問が予定されていた中国人原告・胡鼎陽さんにたいして、日本の外務省がビザの発給を拒否し、その結果、原告本人が来日し尋問をうけることが不可能になったことが判明しました。私たち、靖国訴訟を闘う原告・支援者および代理人一同は、このことに対して強い怒りと抗議を表明するものです。

 今回の訴訟では、中国大陸だけでなく、韓国、ドイツ、香港、台湾、カナダ、オーストラリアなど、多数の海外在住者が原告となっています。安倍首相の参拝行為が、明白な政教分離違反であるだけでなく、アジアと世界の人びとの平和を求める権利をも侵害する、戦争準備行為で あるからにほかなりません。

 胡さんは、自身、日本軍の731部隊による細菌戦によって家族を亡くした戦争被害者遺族であると同時に、細菌戦の実態に対する聞き取り調査などをおこなってきた人でもあります。昨年11月に行なわれた国際シンポジウムにおいても、731部隊の細菌戦に関する証言をおこなうために来日を予定していた参加者が、ビザの発給拒否に よって参加できなくなった事件がありました。今回外務省は、裁判をも妨害するという暴挙に出ていながら、ビザ発給拒否の理由を明確に述べていませんが、外務省にとって、日本の侵略の実態を明らかにし、戦争責任を問いなおす行為は忌避されるべきことであって、「日本国に害を及 ぼす行為」であるとみなしているとしか考えられません。

 それが侵略戦争を真摯に反省し、そのうえに立ってアジアの平和を構築していく方向性と真逆にあることは明らかです。それと同時に私たちは、今回の外務省の行為が、現在司法の場で審理されている訴訟において、原告本人が法廷において直接証言し、尋問を受ける機会と権利と を、直接的に妨害し奪い去ったものであることを、強調しなければなりません。外務省を含む日本国は本件訴訟の被告でもあり、その意味では当事者でもあります。行政の恣意的で不当な行為によって、司法が侵害されたことを、けっして許してはなりません。

 私たちは外務省の不当な行為に抗議するとともに、裁判所に対しても事態の重大性を直視し、行政の介入をはねのけて正当な審理を尽くすよう、重ねて要求します。

 

<参考> 

 

 

 

 

 


ご存知ですか?「靖国神社」の恐ろしい思想を。ここでは兵士は眠れません。〔思索の日記 武田康弘〕

2016-08-15 01:36:58 | ヤスクニ 靖国神社 慰霊 

思索の日記  http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/6db569e9c7d152138b325acee9344b1fより転載

 
shirakabatakesen
 
 
武田康弘
(元参議院「行政監視委員会調査室」客員ー日本国憲法の哲学的土台を講義)
 
 

  靖国神社は、明治政府が明治2年につくった「東京招魂社」という【政府神道】の施設で、従来の神道思想(各地にある神社)を否定し、1853年のペリー来航以来の〈維新革命側の兵士のみを祀る施設〉です。10年後に名称を神社と変えましたが、その思想は、実に恐ろしいものです。兵士たちは、このような天皇現人神という国体思想の施設に祀られていたのでは、永遠に浮かばれません。もちろん彼らの御霊は、それぞれの家族の元にあり、天皇現人神というカルト宗教の場にはありません。こういう異様な戦前思想の反省がないならば、日本の政治的社会的営みは、すべて砂上の楼閣です。あまりに当然の話です。

 

 以下は、靖国神社の理論的重鎮である小堀圭一郎 東京大学名誉教授の談で、靖国神社の売店で平積みで売られている宣伝用パンフレットからの抜粋です。

1999年8月

 靖国神社の本殿はあくまで、当時の官軍、つまり政府側(天皇)のために命を落とした人たちをおまつりするお社である、という考えで出発したのでして、それは非常に意味のあることだと思うのです。 そこには「忠義」という徳が国家経営の大本として捉えられているという日本特有の事情があるのです。 「私」というものを「公」のために捧げて、ついには命までも捧げて「公」を守るという精神、これが「忠」の意味です。

この「忠」という精神こそが、・・日本を立派に近代国家たらしめた精神的エネルギー、その原動力に当たるものだろうと思います。ですから・・命までも捧げて「公」を守る、この精神を大切にするということは少しも見当違いではない。その意味で、靖国神社の御祭神は、国家的な立場から考えますと、やはり天皇のために忠義を尽くして斃(たお)れた人々の霊であるということでよいと思います。

靖国神社の場合は、・・王政復古、「神武創業の昔に還る」という明治維新の精神に基づいて、お社を建立しようと考えた点に特徴があるといってよいかと思います。

あの社は天皇陛下も御親拝になるきわめて尊いお社である。微々たる庶民的な存在にすぎない自分が命を捨てて国の為に戦ったということだけで天皇陛下までお参りに来て下さる。つまり、非常な励みになったわけです。
国の為に一命を捧げるということが道徳的意味をもつのは万国共通です。言ってみれば、人間にとっての普遍的な道徳の一項目なのです。

実は総理大臣が何に遠慮して、参拝に二の足を踏んでいるのか不思議でならないんです。
中共が総理大臣の参拝に文句を言ってくるのは、何も彼の国民感情が傷つけられたなどという話ではまったくない。あの国の民衆の大部分は靖国神社の存在すら知りません。・・外に問題を設けて反対勢力の目をそちらに向けさせようという国内政治の力学が働いている程度のことであって、まともに相手にすべきことではないんですね。

だから私はこの問題でも総理が断固として参拝されるのがよいと思うんです。そうすると直ちに北京から文句を言ってくるでしょうが、適当にあしらうなり、知らぬ顔を決め込むなり、いくらでも対処の仕方がある。
総理が北京からの苦情を無視して何度でも繰り返し参拝すれば、そのうち向こうも諦めて黙るに決まっている。
総理の参拝が実現し、やがて天皇陛下の行幸もできたということになると、私は国民のモラルに非常によい影響を与えることができると思うのです。
(小堀圭一郎・東京大学名誉教授)

 また、靖国神社の遊就館では、明治以降の日本の戦争はすべて聖戦である、との映画をエンドレスで流しています。

(※もちろん、現天皇の明仁さんや皇后の美智子さん、皇太子夫妻は、このような思想を認めていません。)





「靖国参拝」を急きょ逃げた稲田防衛相の姑息な口実 ”海外へ ”

2016-08-14 23:10:00 | ヤスクニ 靖国神社 慰霊 

日刊ゲンダイ http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/187727?utm_content=buffer75dd5&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=bufferより転載

急きょ海外へ 稲田防衛相「靖国参拝」見送りの姑息な口実

2016年8月14日

 稲田朋美防衛大臣が、8月15日の「靖国参拝」を見送るために、13~16日の日程で急きょ、ジブチを訪問することが分かった。

 稲田防衛相はこれまで、行革担当相だった2014年も、自民党政調会長だった15年も「A級戦犯」が合祀されている靖国神社を参拝している。

 しかし現職の防衛大臣が終戦記念日に靖国神社を参拝したら、中国や韓国が強く反発するのは確実。中国政府は稲田大臣の名前を挙げて、閣僚が靖国神社を参拝しないように申し入れていた。一方、靖国参拝を見送ったら、支持層である“右派勢力”から批判を浴びるのは必至。

 参拝すべきか中止すべきか迷いに迷い、最後まで判断がつかず結局、海外訪問を選んだ格好だ。

 稲田氏は12日午後、訪問先の航空自衛隊小松基地で、記者団から15日に参拝するかどうか聞かれると「心の問題だ」と声を詰まらせて答えている。ジブチ訪問は海賊対処活動をしている自衛隊を激励するためとしているが、防衛省内は「寝耳に水だ」と驚いている。

 

 <関連>

【外交防衛】稲田防衛相 海賊対策の部隊視察でジブチへ出発(動画)

稲田防衛相 海賊対策の部隊視察でジブチへ出発

稲田防衛大臣は、就任後、初めての外国訪問として、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の部隊を視察するため、13日夜、自衛隊の活動拠点があるアフリカのジブチに向けて成田空港を出発しました

 

 

 

 


『時事放談』 終戦記念日における政治家の靖国神社参拝問題について(2016.8.14)/みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会

2016-08-14 15:33:29 | ヤスクニ 靖国神社 慰霊 

棚原 勝也さんFBより

『〝靖国の歴史〟を清算しないままに世代が代わって、戦争の犯罪人までがあそこに合祀されているというのは

... 戦争で(愛する人を)失った人にとってはたまらないことだと思っている。』
:
:
今朝(2016年8月14日)の『時事放談』
終戦記念日における政治家の靖国神社参拝問題について

元内閣官房長官の野中広務氏と元自民党幹事長の古賀誠氏が語った。

まともな政治家がいなくならないことを願うだけなら悲しすぎる。
:
:
●野中広務氏
「私は議員がたいろ(ママ=徒党)を組んで靖国に参拝するということを非常に心配していた一人だった。

私は現役の時に、一度もこれをやったことがない。
そっと人に隠れて、一般の人の中に入ってお参りさせてもらうということはずっとやってまいりましたが
:
:
ああいう(議員が大勢で参拝する)事が〝靖国の歴史〟を清算しないままに世代が代わって、

戦争の犯罪人までがあそこに合祀されているというのは
古賀さんのようにお父さんを戦争で失った人にとってはたまらないことだと思っている。
:
:
したがって、これからもやはり〝靖国の在り方〟というのはよく考えてほしい。
:
:
特に、年代が代わって、戦争の犯罪人がどういうものであったかということ、その結果がどんな犠牲を強いたということを
考える世代がなくなっていくことを思うと日本の将来のために 今、皆がもう一度考えてほしい。」
:
:
●古賀誠氏「私は
まだ〝戦後は終わっていない〟…と。

残念ながら日本はこのように平和で豊かな国を構築できたが一番大事な〝戦後〟は

私はまだ、総括されていない(と思っている)。
:
:
戦後を考えていく中で極めて大事な事だと思います。

その中で靖国の問題というのは極めてそれを象徴する問題ではないか。
:
:
稲田防衛大臣も靖国神社にお参りされるのは『心の問題』だと…。
その通りだと思います。
:
:
しかし、それぞれのお立場というものは十分乗り越えるだけの慎重さが必要。

心の問題は否定しないが防衛大臣として今、靖国神社にお参りするのが良いのか…。
:
:
これは心の問題を超えた…

私は平和を願う政治家として大事な事だろうと、〝お参りいただかないほうが良い〟と私は思っている。」

 

<関連>

みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会

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 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-05/2016080501_03_1.htmlより転載

自民全閣僚が「靖国」派

日本会議など関連議連に所属歴

図

 3日に発足し、10人が初・再入閣した第3次安倍再改造内閣。安倍晋三首相を含む閣僚20人のうち、公明党の石井啓一国交相を除く全員が「日本会議国会議員懇談会」「神道政治連盟国会議員懇談会」「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のいずれかの議員連盟に所属歴がある「靖国」派の政治家であることが明らかになりました。「神道議連」については石井氏以外19人全員が現在所属しています。

 靖国神社は、1945年の日本敗戦まで陸・海軍両省が管理し、国民を侵略戦争に動員する精神的支柱としての役割を担った特殊な神社です。

 戦後も、東条英機元首相らA級戦犯を合祀(ごうし)しているだけでなく、併設された軍事博物館「遊就館」を中心に、日本の過去の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」のための「正義の戦争」と美化・正当化する宣伝センターの役割を果たしてきました。

 新閣僚らが所属する議員連盟は、いずれもその「靖国史観」に立って過去の戦争を美化・正当化し、首相や天皇の靖国神社参拝を求めたり、同神社への集団参拝を繰り返してきました。

 3議連すべてに所属するのは10人。「新憲法制定」などを掲げる改憲・右翼団体「日本会議」の運動に足並みをそろえる議連「日本会議国会議員懇談会」所属議員は前回内閣改造(15年10月)の12人から15人に増えました。

 同議連所属の閣僚のうち、安倍首相と麻生太郎副総理は「特別顧問」を歴任。高市早苗総務相は「副会長」、稲田朋美防衛相は「政策審議副会長」などを務めてきました。