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新聞・テレビが報じられない天皇陛下「安倍総理への不満」 「週刊現代」2017年1月14日・1月21日合併号より

2017-01-12 21:36:40 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50676より転載

新聞・テレビが報じられない天皇陛下「安倍総理への不満」
2017年、ニッポンの火種

2017.1.12 週刊現代 
  講談社 毎週月曜日発売

国民の注目を集めた天皇誕生日会見。一見「無風」に終わったようだが、そうではない。誠意を見せない総理と、本心を語れない天皇の溝は一層深まっている。ふたりの思いに迫る深層レポート!

「内閣と相談しながら」の真意

宮殿中で最も広い部屋「豊明殿」。

昨年末の天皇誕生日、白銀色のシャンデリアが桃色の絨毯を美しく照らすこの部屋で、国会議員など約470人が集まり、「宴会の儀」が催された。

ずらりと並んだ長テーブルを、日の出蒲鉾や若鶏の松風焼き、鯛の姿焼きなどが彩る華やかな席。しかし、13時の天皇のお出ましから数分後、その部屋に場違いな緊張が走った。安倍晋三総理のあいさつである。出席した議員が言う。

「一同が見守るなか、モーニングを着た安倍総理が前方に歩み出たとき、会場全体の空気が張りつめました。出席者はみんな思ったのでしょう。陛下と総理、ふたりはいったいどんな思いで向き合っているのか、と。

あいさつは、感謝を述べ、健康を祈る当たり障りのない内容で、陛下はもちろん微笑んで聞いていらっしゃいましたけれど……」

昨年夏から続く「天皇の生前退位」問題。天皇が「退位の制度化」や「皇室典範についての議論」を望んでいることは明らかだが、官邸がその意を汲むことはなく、安倍総理と天皇の間の溝は深まり続けている。

 

それゆえ安倍総理をはじめとする官邸の面々は、天皇が現状への不満を述べるのではないかと、誕生日に先立つ会見に戦々恐々だった。宮内庁関係者が言う。

「陛下の会見の文案は、いつも陛下ご自身が深夜まで文章を練って推敲を重ねています。皇后陛下に少し意見を聞くことがあるくらいで、あとは発表直前に法律に反した部分がないか専門家に確認させるまでほとんど内容がわからず、官邸にも情報がほぼ入らない。

この問題を担当する杉田和博官房副長官は、昨秋に官邸から送り込んだ西村泰彦宮内庁次長を使って情報収集しましたが、芳しい成果は得られなかったようでイライラしっぱなしでした」

だが蓋を開けてみれば、天皇は退位についてこうふれるにとどまった。

〈(天皇としての)この先の在り方、務めについて、ここ数年考えてきたことを内閣とも相談しながら表明しました。多くの人々が耳を傾け、各々の立場で親身に考えてくれていることに、深く感謝しています〉

一見すると穏当な内容。「安倍総理もホッとしたでしょう」(自民党中堅議員)。しかしこの穏やかな言葉の「裏」には、安倍官邸に対する違和感や不満が鬱積しているのではないか――多くの関係者はそう見ている。

昨年7月に天皇から直接、退位について相談を受けた、学習院幼稚園時代からのご学友、明石元紹氏はこう語る。

「陛下は、幼い頃から慎重な言葉遣いをされる方。そんな方が、わざわざ『内閣とも相談した』という表現を選んだことには意味があると、私は受け取っています。つまり、『内閣と相談したにもかかわらず、自分の思いが十分に伝わっていない』ということです」

モノマネするなんて

前出の宮内庁関係者も、この表現について、経緯を振り返り指摘する。

「昨年『おことば』が発表された後、官邸から『生前退位は憲法違反ではないか』という声が漏れ伝わりました。これは陛下にとっては聞き捨てならないことです。

 

そもそも風岡典之宮内庁長官(当時)は、'15年秋の段階で安倍官邸に退位の意向を伝え、同年の天皇誕生日での記者会見を打診しました。

 

このときは折り合いがつかずに会見が流れてしまいましたが、その後、官邸と宮内庁は時間をかけて『おことば』の内容をすり合わせました。摂政をどう位置づけるかなどをめぐってかなり攻防があったそうです。

 

ところが、それだけの調整をさせておきながら、『おことば』を発した後に『憲法違反』などという話が出るのはハシゴ外しもいいところ。『内閣とも相談』という表現は、内閣に『その話はもう終わっているはずだ』とクギを刺す意味と取ることができます」

 

もちろん'15年時点での打診も、突然思いついて出てきたものではない。時間をかけて考え、タイミングを見計らってきた。皇室の関係者が語る。

 

「陛下は、生前の三笠宮(崇仁)さまと天皇制について話し合っているなかで、在位20年となる'08年前後から譲位について考えていたようです。'10年には『宮内庁参与会議』で譲位について口にされました。リベラルな民主党政権でなら、新しい皇室の形が実現できるのではないかと考えていたようです。

 

しかし当時は政権が短命でうまくいかなかった。安倍政権が安定し、安全保障の問題がひと段落したタイミングで『おことば』の打診を行ったのです」

 

試行錯誤を続けてきた天皇にとって、安倍総理の態度は誠意を欠くものと映っている。

 

 

 

亀井静香衆院議員は昨年末に開かれた自身の政治資金パーティで、安倍総理の思いを象徴するようなエピソードを披露した。亀井氏は、天皇が公務を増やしすぎたことが退位問題につながった、公務を減らすことが先決だという見解を披露し、こう続けた。

 

「官邸で、晋三総理とこの問題について相当長く話しましたが、総理も私とまったく同じ認識です。総理は、こんなふうに(亀井氏、杖をつく素振りをする)陛下の真似をして『あんなことまでして、本当に危ない』と言っていました。その通りなんですよ」

 

天皇の公務を「自分で増やしすぎたのなら減らせ」といわんばかりの意見、そして天皇の姿を真似する――こうした安倍総理の不敬な心根は、その後の行動にも表れている。10月に組織された有識者会議のヒアリングメンバー選定がそれだ。

 

Photo by GettyImages

 

安倍の本音は「面倒臭い」

 

全国紙政治部デスクが言う。

 

「当初、官邸の事務方が挙げてきたメンバーに、安倍総理が自ら、お気に入りの識者である平川祐弘東大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授などを加えさせたのです。有識者会議で退位賛成派と反対派を拮抗させ、8割が退位に賛成する世論を抑える意図があると見られても仕方ない。

 

櫻井よしこさんも、安倍総理のお気に入りだから入っているのでしょうが、そもそもこの件の専門家とも言えない。雰囲気づくりのための人選だと思います」

 

また、退位に賛成する私立大学の教授も、匿名を条件に本誌に自身の経験を語る。

 

「私は一度ヒアリングメンバーの内定を受けました。担当の職員が二人でやってきて、質問項目を渡されたのです。ですが、答えを用意して連絡を待っていると、担当者が内定を取り消したいと告げてきた。

 

理由を聞くと、『左右のバランスを取るため』などと言う。『私は右と左、どっちなの?』と尋ねたら、黙ってしまった。職員にも後ろめたさがあったんでしょう」

 

まさに、結論ありきのお手盛り有識者会議。正面からの議論を避け、国民の目の届かない場所で自分の思いを通すのが「官邸のやり方」だ。

 

そして、本来なら天皇が踏み込んでほしかった「根本的な問題」は、完全に置き去りにされている。皇室ジャーナリストの久能靖氏が指摘する。

 

「『おことば』では、皇室の安定性について触れられていました。つまり陛下は、皇族の数が少なすぎると心配しているのです。

 

本来なら、女性宮家創設や女性天皇、女系天皇、つまり皇室典範の改正についても議論してほしいと思いますが、有識者会議ではその話はほとんど出ていません」

 

だが、安倍総理は皇室典範の問題には絶対に踏み込みたくない。前出の自民党中堅議員が言う。

 

「皇室典範の議論をはじめると、反対議員が出てきて党内が混乱することは必至。長期政権を目指す安倍さんにとって、退位の問題は『混乱の種』でしかないんですよ」

 

天皇制について根本から議論してほしい――天皇自らが発した思いは、安倍政権によって、都合よく「矮小化」されてしまっている。

 

天皇の不満に安倍総理が正面から向き合う日は来るのか。

 

「週刊現代」2017年1月14日・1月21日合併号より

 

 

 

 

 

 


天皇と安倍総理が「決定的に対立する日」  「週刊現代」2016年12月31日・1月7日合併号より

2017-01-12 18:14:41 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50602

2017.1.10 週刊現代 
  講談社 毎週月曜日発売

天皇と安倍総理が「決定的に対立する日」

「生前退位」めぐりご学友に圧力?

発言は控えていただきたい

「現在、政府の行っていることは、陛下のご意向とはまったくズレています。昭和の初めに生まれたいち日本人として心配に思い、陛下の思いを伝えようと考えました」

こう語るのは、学習院の幼稚園からこれまで天皇と親しくしてきた、ご学友・明石元紹氏である。

'16年8月に「おことば」が発表されて以来、注目を集める天皇の生前退位問題。安倍官邸の退位への「消極性」は際立ち、天皇と官邸の意向はまったく嚙み合わない。

そんな官邸を揺るがす「事件」が起きたのは12月1日のこと。新聞各紙が、明石氏が今年の夏に天皇から退位について相談を受けたことを報じたのだ。明石氏が言う。

「7月21日、陛下から電話がありました。『自分が生きているうちに退位したとしても驚くようなことではない』『摂政は感心しない』『自分だけでなく、以降も生前退位をできるようにしたい』と本心を吐露されました」

明石氏が4ヵ月以上も経ってこのことを明かしたのは、政府があまりに天皇を軽んじているように見えるからだという。

「8月、陛下の思いを伝えようと官邸にうかがいました。杉田和博官房副長官が応対してくれましたが、彼は事前に話すことを決めていたようで、『制度化は難しい』と。『結論ありき』に思えました。その後の議論を見ても、陛下のこれまでの行動の意味を真摯に汲み取ろうとしているとはとても思えません」(明石氏)

退位に消極的な官邸にとって、天皇の「真意」が漏れ出る報道はきわめて都合が悪い。

「麻生太郎副総理は、学習院人脈を通じて明石氏に『法案は有識者会議の答申を待って国会に提出する。これ以上の発言はお控えいただきたい』と伝えた。いわば『圧力』です。政府と陛下の考えに齟齬があることが明らかになってはいけないから、担当の杉田さんを筆頭に情報管理に必死なのです」(官邸スタッフ)

Photo by GettyImages

そんななか、12月14日には、退位についての有識者会議で、生前退位を「恒久法化」するのは難しいとされた。前出の官邸スタッフが明かす。

「官邸の意向が影響しています。総理は以前から、麻生副総理や菅義偉官房長官に『陛下には、有識者会議の答申を踏まえた特措法を受け入れていただきたい』と話し、意思統一を図っている」

 

天皇の思いには反するものだが、なぜ政権は恒久法化を避けるのか。皇室ジャーナリストの久能靖氏が解説する。

 

「安倍総理は皇室典範の改正に話題が及ぶのが怖いのです。現政権は保守的な層が支持基盤ということもあり、女性・女系天皇誕生につながる典範改正の議論は避けたい。有識者会議を引き延ばし、やり過ごそうとしている」

 

こうして天皇の真意に気付かないふりを続ける官邸が戦々恐々とするのが、12月23日の天皇誕生日を前にした会見だった。

 

「陛下が何をお話しになるのか、杉田さんは会見を前にすっかり緊張状態。誕生日会見での発言の大半は陛下ご自身が書いており、宮内庁長官すら直前まで見ることができない。官邸は、宮内庁次長として送り込んだ西村泰彦元警視総監などを駆使し、必死で情報収集中しました」(前出・官邸スタッフ)

 

もうひとつ官邸が恐れるのが、2月23日の皇太子誕生日だ。宮内庁クラブの記者が言う。

 

「天皇陛下は『おことば』発表の3~4年前から、退位について皇太子、秋篠宮さまと3人でよく話し合われてきたそうです。お二人は陛下のお気持ちをよく理解している。

 

実際、秋篠宮さまは11月の自身の誕生日で、『おことば』について〈私もそのお考えに、非常に同じような気持ちを持っております〉と陛下を援護する発言をされた。皇太子殿下の誕生日でも、発言があるかもしれない」

 

天皇と安倍総理の「決裂」の表面化は近い。

 

「週刊現代」2016年12月31日・1月7日合併号より


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2017-01-10 14:09:37 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

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産経ニュース

【天皇陛下の譲位】新元号は平成31年元日から 皇室会議を経て閣議決定 法案提出は今年5月連休明け ...

天皇陛下が在位30年を節目として譲位を希望されていることを受け、政府は、平成31(2019)年1月1日(元日)に皇太子さまの天皇即位に伴う儀式を行い、同日から新元号とする方向で検討に入った。・・・


http://xn--gmq27weklgmp.com/2017/01/10/post-5879/
今上天皇はあと2年で終わると書いた産経新聞の不敬


2017年1月10日  天木 直人

 きょう1月10日の産経新聞が、「新年号平成31年元旦から」という見出しで、一面トップの大スクープ記事を書いた。

...

 その要旨は、「政府は平成31年(2019年)1月1日(元旦)に皇太子さまの天皇即位に伴う儀式を行い、同日から新元号とする方向で検討に入った」というものだ。

 その譲位に向けて、安倍首相は、有識者会議の報告と衆参両院の論議を経て、5月上旬にも関連法案を国会に提出する見通しだという。

 想定されているとはいえ、ここまではっきりと書いたのは、産経新聞がはじめてだ。

 しかし、これは言い換えれば、「今上天皇はあと2年で終わる」と書いたも同然だ。

 これほどの不敬があるだろうか。

 もちろんその不敬の極みは安倍首相だ。

 東京五輪まで何が何でも首相を務める。

 その意欲を隠そうとしない。

 つまり2020年までは何があっても日本の総理を続け、自分の手で天皇を譲位させる。

 そう言っているということだ。

 その意向を産経に書かせ、なし崩しに国民にその気にさせようとしているのだ。

 右翼の産経にスクープさせ、産経が書いたのだからほかのメディアも安心して後追い記事が書ける。

 そうして既成事実化する。

 これ以上の悪知恵があるだろうか。

 安倍首相も産経も不敬の極みである。

 みずからのお言葉を逆手にとられ、譲位だけを食い逃げされる。

 ただでさえ政治的発言を禁じられている天皇だ。

 おまけに今年は年頭所感まで口封じされた。

 今上天皇の悔しさは、いかばかりか。

 せめて国民は声をあげて、譲位関連法案の中に、「この国の首相は憲法9条遵守の義務がある、それが国家と国民の統合の象徴である天皇制の本旨だ」、という規定を明記させなくてはいけない。

 憲法9条を国是とすることを公約に掲げる新党憲法9条は、何があっても今上天皇の譲位までに実現しなくてはいけない(了)

 

 <追記 記事2016.1.11>

カレンダー作成の都合上新元号の公表を早めるという不敬 |

天木直人.com › 天木直人のブロ

 

 

 

 


安倍総理が伊勢神宮参拝 世俗の仮面をかなぐり捨てた神社勢力との危険な結合へ (猪野 亨)BLOGOS2017.1.6

2017-01-07 15:01:17 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

「写真 安倍首相 伊勢神宮参拝」の画像検索結果

 

意見をつなぐ、日本が変わる。BLOGOShttp://blogos.com/article/153215/より転載

記事 猪野 亨

     2016年01月06日 01:17

安倍総理が伊勢神宮参拝 世俗の仮面をかなぐり捨てた神社勢力との危険な結合へ

安倍氏は、この時期に伊勢神宮を参拝しました。9閣僚も同伴だそうです。
安倍首相、伊勢神宮に参拝 外相や防衛相ら9閣僚も同行」(朝日新聞2016年1月5日)


 伊勢神宮参拝も靖国参拝と同じように大問題です。
 政教分離を定めた憲法20条3項「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」に真っ向から違反する行為です。
 伊勢神宮だからこそ、靖国神社だからこそ大問題なのです。
 憲法が政教分離を規定したのは、戦前の歴史的経緯からです。
 戦前は、国家神道は特権的な地位が与えられ、宗教に非ずということで参拝が強制され、事実上の国教として扱われてきました。
 他の宗教は迫害され、戦時体制の下では弾圧も受けています。
 宗教と国家が一体化することは、政治を歪めてしまう危険性が大きいという一般論だけではなく、特に政権が国家神道との結びつきを持つことは、過去の歴史的経緯からみても到底、許されるものではないということです。

 そして、今、神社本庁が中心となって、安倍政権が目指す改憲に呼応するように「自主憲法制定」というイデオロギーの下、全国での署名活動を展開させました。

北海道神宮が日本会議の署名集めをしていた! 憲法「改正」を推進する宗教団体 お賽銭は御利益どころか、平和が破壊される

 今まで世俗的なものと思われていた神社がついにその本性を露わにしたのです。
 敗戦後、GHQによる神道指令により、国家神道の廃止と政教分離が実行され、これによって国家神道は「国教」としての地位から陥落しました。
 天皇を元首とする政治体制の確立は、日本の反動勢力の一致する政治体制であり、(第2次)安倍政権の誕生により、神社勢力にとっては、復古的な「自主憲法制定」の好機ととらえたということで、だからこそ一斉に署名活動が展開されたのです。
 もはや世俗的な仮面を脱ぎ捨て、露骨に国家神道の復活のために動き出した、その動きの中に、安倍氏や閣僚による伊勢神宮参拝が位置づけられるものです。

 靖国神社であれば、諸外国、とりわけ中韓両国の批判があり、米国ですらも好まざる態度を示されることから、伊勢神宮参拝という方法がとられているわけです。
 しかし、諸外国がどうあれ、日本国憲法に照らして許されざる伊勢神宮参拝を認めるわけにはいきません。
 政教分離は、とりわけ日本の場合には神社という国家神道との癒着を断ち切ることを目的としたものです。
そして、神社勢力が世俗の仮面をかなぐり捨てた存在であり、それと安倍政権の参拝が結びついたのですから、安倍氏の参拝は危険極まりないものとして自覚されなければなりません。
 
 
<関連>
 

安倍首相 伊勢神宮に参拝 | NHKニュース

日本国憲法は「国家神道への回帰を阻む封印」である。…という視点を護憲の中核(旗印)に据えなければならない!

 国家神道とは? 推進者の立場からの定義を提示すれば・・・/ IWJ「改憲」の先にあるもの―日本会議と神社本庁は何を目指しているのか!?

 【初詣のおさい銭】国家神道再建や憲法改悪運動に使われてると知ったら、どうします?〔ツイッター:名もなき投資家〕

 

 

 

 


共産党の小池晃議員は良識の人だ、見直した。(小林よしのり)2017.1.3

2017-01-07 01:34:26 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

YOSHINORI KOBAYASHI OFFICIAL SITE | 小林よしのり公式サイトhttp://yoshinori-kobayashi.com/12124/より転載

2017.01.03(火) 小林よしのり

共産党の小池晃議員は良識の人だ

「朝ナマ」で、共産党の小池晃議員を見直した。

共産党は日本国憲法を守る立場だと言う。
その日本国憲法に天皇の地位が「日本国民の総意に基づく」と
書かれているからには、今のところ天皇制を容認するしかない
と言うのだ。 

自民党は「日本国民の総意」を裏切って、ほんの一部のノイジー・
マイノリティーである男系カルト勢力の意のままになっている、
だから「一代限りの特例法」を認めないという理屈である。 

共産党は天皇の譲位には、皇室典範の改正が必要と主張する。
これは自民党に反対するために主張する理屈ではない。
政争の具では全然ない。 

「朝ナマ」終了後に、小池氏と話したが、とても良識的な人だ。
唯一、男の中で、和服で出演していたのが小池氏である。
愛国心のある人なのだ。 

共産党には「生前退位(譲位)は皇室典範改正で」という戦いを
ぜひ貫徹してほしい。
小池晃議員、がんばれ!