http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/f4fa076364d445866993a4c7270cf5feより転載
英国のEU離脱ショックで株価暴落。1日で1200円以上下落。年金資金は何兆円「溶けた」のか。

イギリスのEU離脱についてはまた改めて書くことにして、とにかく日本経済への影響というところから見ると、2016年6月24日の東京株式市場で日経平均株価の終値は前日比1286円33銭安の1万4952円02銭となりました。
英国の国民投票の経過に翻弄され乱高下する展開となり、離脱派勝利が確実となると、株価の下げ幅は一時1300円を超え、取引時間中に今年最安値を更新しました。
また、円相場は一時、1ドル99円台をつけるなど大荒れの展開となりました。今後の日本経済にも大きな影響を与えそうです。
気になるのは、安倍政権のもとで、年金資金を日本株25%、外国株25%と、あわせて半分の資金を株で運用するようになっていることです。
2015年7ー9月期に株価が14%下がって年金資金が8兆円減って大問題となったのですが、その計算で行くと、今日一日で年金資金は5兆円程度、「溶けだした」と思われます。
日本政府はGPIFの2016年1ー3月期の収支報告を例年より数週間遅らせ、詳しい数字の公表を参院選後に先送りしてしまっています。
2015年末が1万9000円台で、今が1万5000円未満ですから、今年に入って大幅に年金はさらに減っています。
2015年1年間で5兆円、消費税増税3%分が吹っ飛んだ!今年の株価下落で年金目減りも参院選後までひた隠し!
年金のような確実な運用を求められる資金を株式に投資して運用するのは下の下だといくら批判されても、政府がこれを変えなかったのは、巨額の資金を運用することで株価誘導して、日本経済がうまくいっていると見せかけるためでした。
そのような誤魔化しが麻酔効果になってしまい、どうしても株への年金資金の投資がやめられないのが今の安倍政権です。
いずれは破たんするとわかっている日銀の金融緩和や年金積立金の株式投資に奔走している安倍政権をこの参院選挙で勝たせてはなりません。
それは国民が自分の首を絞めるようなものです。
全くの無能ぶりをさらけ出す安倍政権の経済閣僚たち。
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株価900円超下落。今日1日で年金資金3兆円=国民年金保険料1500万人分、消費税1%分が吹っ飛んだ。
日本から逃げる海外投資家の日本株売りが止まらない。ブラックマンデー以上の過去最大の売り越し。
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伊勢志摩サミットで安倍首相が語った「今はリーマンショック前の状況」というのを本気で言っていたのなら、まず、この年金をじゃぶじゃぶ株に使っている態勢を何とかしなければならなかったのに。
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