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「被災3県の学生が『復幸祭り』=東北の魅力、世界に発信 – パリ」
【パリ時事】東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県を中心とする中高生ら約100人が企画した「東北復幸祭」が30日午前、パリのエッフェル塔前の公園で始まった。31日までの2日間にわたり、被災3県の観光資源や特産品を現地の人々に紹介、東北の魅力を世界に発信する。
会場には、被災地を襲った津波と同じ高さの巨大バルーンを掲げ、震災のすさまじさを表現。復興を願い、倒れたドミノを来場者と立て直すパフォーマンスも行った。リーダーを務める福島県立磐城高校3年の佐藤陸さん(18)は「来場者に世界各地の震災について考えてもらうきっかけにしたい」と話す。
子ども連れで会場を訪れたパリ在住のフランス人、イザベル・ギジョさん(44)は、バルーンを見上げながら「津波の高さに圧倒された。改めて悲しい災害だったと感じる」と語った。(2014/08/30-20:48)