爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

正義について

2020-06-24 01:26:35 | 日記
若い人達はご存知ないだろうが、私が幼い頃の正義の味方と言えば「赤胴鈴之助」「まぼろし探偵」「月光仮面」「ハリマオ」の面々だった。

勧善懲悪の象徴だった。

蔓延る悪に敢然と立ち向かい、バッタバッタと悪者をやっつける正義の味方の活躍に、幼い心を躍らせる日々が嬉しかった。

正義とはそういうモノだと思っていた。

しかし私は長ずるにつれ、正義は勝たなくなってきた。

勝てなくなってきた。

私は落胆してきた。

正義は勝てないんだと、認識せざるを得なくなってきた。

この世の正義は強くないんだと、思わざるを得なくなってきていた。

そんな最中に、一筋の光明が指す機会が有った。

まだ青かった私は、日本もまだ捨てたいものじゃないと、感銘を受ける時もあった。

これは私の思い込みに過ぎない稚拙感に過ぎなかった。

勝手な依存心の発露に過ぎなかった。

ここで諦めれば、私は負け犬でしか生きて行けないと思った。

一個人の想いなど、世間にすればたかが知れてるとの想いはするが、重い冷たい水面でも一石を投ずれば、必ず波紋は起きてくるし、広がってもいく。

小さな波紋に追い風が吹けば、必ず波紋は広がっていく。

そんな生き方しか私には出来ないが、やはりそれでも生きて行く。

そんな生き方で生きて行く。

それが私の生き様だと想うから。