12月からデイサービスにいらしていたS子さんが老健施設に入所されることになり、今日最後のサービスを受けていかれました。
96歳で今までほとんど病気したことがなく、何にも掴まらなくてもしっかり歩くことができて驚くほど健康でいらっしゃいます。ただ若干認知症があって、私などもなかなか顔を覚えてもらえません。
来はじめた頃は、すぐ家に帰りたいとおっしゃっていたのですが、最近は帰る時間になっても、まだ家に帰りたくないとおっしゃるほど、ここの雰囲気を気に入ってらっしゃったので大変残念に思っていました。
そんなS子さんが昨日青ちゃん(通称、管理者の戸澤さんのこと)に向かってこんなことをおっしゃいました。
「私はね、あんだの真心が大好きだー!あんだの優しさはお金なんぼ積んでも買えねー。」
側で聞いていた私も思わずほろっとしてしまいました。
願わくは新しく入られる施設でも良いスタッフに廻り合えることを祈るばかりです。
舟山 淳一